プレゼントに「現金」を望む声は40~50代女性の5人に1人!? 【女性200人 クリスマス本音調査】

日々、目まぐるしく変わる「食トレンド」。いま大人の男女は「季節の飲食」について、どのようなメニューやシーンを愉しみたい、味わいたい、盛り上がりたいと考えているのでしょうか。本連載は、世代・トレンド評論家の牛窪恵さんと彼女の会社の女性マーケッターが、最新の飲食事情について、日本全国の男女に徹底リサーチ。毎回、職場や家庭で会話が弾む食の男女・世代ギャップや意外なトレンドを随時ご紹介します!

Summary
1.クリスマスはどう過ごす? 20~30代・40~50代女性200人アンケート
2.あなたの理想のクリスマスは? デートやプレゼントで望むことは?
3.平成最後のクリスマスのトレンドは? 世代・トレンド評論家【牛窪恵】がレビュー

平成最後のクリスマス! 女性200人の本音アンケート 【by 世代・トレンド評論家・牛窪恵】

もうすぐ、平成最後のクリスマス!もう予定は立てられましたか?今回はクリスマスに関する女性の皆さんの本音を探るべく、約半数が平成生まれの20~30代と、バブル期の記憶を持った昭和生まれの40~50代の年齢別に分けてアンケート調査を実施しました。

パートナーへのクリスマスプレゼント、予算はいくら?

まず「今年のクリスマスは誰と過ごす?」という質問では、約7割が「家族」と回答。40~50代女性では8割近く、シングルが多いはずの20~30代でも6割近くに達しました。また、「ひとり」という回答も2位で、「クリスマスだから恋人と過ごさなくては」といった平成初期の価値観は、もはや過去のものになったようです。

続いて「好きな人やパートナーへのクリスマスプレゼント予算」ですが、1位は「5千円未満」。全体の9割近くが1万円以下という回答でした。数万円のプレゼントを交換し合っていた、平成初期のバブル時代は遠くなりにけり…。プレゼントにはそんなにお金をかけ過ぎない傾向がうかがえます。

次に、「好きな人やパートナーからもらったら嬉しいプレゼント」を聞くと、年代で差が見えました。40~50代女性の約3割が「何もいらない」、そして約2割は「現金」という現実的な回答でした。20~30代女性の回答の1位は「アクセサリー」ですが、物ではなく「旅行」という思い出作り系もランクインしています。

クリスマスはどう過ごす? 理想のクリスマス、最低なクリスマス

「理想のクリスマスデート」に関しては、あまり年代差が見られませんでした。「レストランディナー」や「イルミネーションを見に行く」など、いかにもクリスマスらしいデートが上位ですが、合計すると6割近くが「旅行」系の回答で、クリスマスも「モノより思い出」に変わったことが分かります。また、約3割は「家で手作り料理を食べる」と回答。思い出作りも華やかな場とは限らず、家で過ごす「まったり派」も多いようです。

では、「今までの、最高のクリスマスの思い出」は何だったのでしょう。…意外にも、両年代で「何もない」が1位という結果に。特に40~50代女性では4割がそう答えており、クリスマスが華やかな一大イベントだった平成初期の思い出も、もはや色あせてしまったように見えます。他方の20~30代女性は「サプライズ」や「パーティー」、そして「旅行」といった「クリスマス経験」に価値を置いていることが、ここでもうかがえますね。

一方、「最低のクリスマスの思い出は?」の問いには、「特になし」が半数以上で、年代別で差異は出ませんでした。ただ、総じて「仕事で何もできなかった」「普段通りで何もしなかった」という回答が上位なのを見ると、やはり「盛大に騒がなくても、クリスマスに何もしないのは不満足」という、女性ならではの心理をうかがうことができます。

クリスマスはいつもと変わらず過ごしたい!? 40~50代女性は現実的

平成初期には、クリスマスディナーと言えば「半年前に予約した、ホテルの高級フレンチ」という声も多く聞きました。けれど、今回は7割以上が、家で「手料理」や「デリバリー、買ってきたもの」を食べるという、アットホームな回答でした。また「和食店」の回答が1割以上いるのも、「クリスマスは洋風に」というこだわりの薄れを表しているようです。

気になる「クリスマスデートで相手に望むこと」では、年代差が見えました。20~30代女性の6割は「いつもよりちょっと贅沢に過ごしたい」と回答。続く回答からも、「ロマンチック」や「非日常」を望む、若い女性心理が透けて見えます。一方、40~50代女性の1位は「いつもと変わらず過ごしたい」で、非常に現実的。僅差で「ちょっと贅沢」願望もランクインしましたが、多くがデートで大切にしたいのは「いつも通りの日常の中の華やぎ」のようです。

最後に、「クリスマスデートやプレゼントに大切なのは『愛』か『お金』か」と聞くと、年代別に違いが現れました。20~30代の7割以上が「愛」と答え、「お金」をはるかに引き離したのに対し、40~50代では「愛」と「お金」が拮抗。昭和の時代から年を重ね、色々な経験をしてきた女性たちの、シビアで現実的な視点が感じられますね。

平成最後のクリスマスは、やっぱり「モノより思い出」。プレゼントに「現金」を望む声も!

今回のテーマは、「平成最後のクリスマス」。ふだんの生活同様、いまやクリスマスは「身の丈」にあったものになりつつある一方で、20~30代女性では、やはりちょっとした贅沢や「ロマンチック」「非日常」を求める様子が見てとれました。また、この年代では「最高のクリスマスの思い出」に「サプライズ」を挙げた女性が約2割いたことから、実際にも非日常的な体験をしている女性がいることが分かります。

また、総じて豪華なプレゼントをもらうより、温泉や旅行など「思い出」を望む声も顕著でしたが、残念ながら40~50代女性では、平成初期のバブル期のクリスマス体験はどこへやら……。かつて贅沢なクリスマスを過ごした女性も多いはずなのに、若い世代以上に「(いい思い出は)何もない」「現金が欲しい」など、シビアな声が目立ちました。経済のアップダウンを間近に見てきた世代だからこそ、クリスマスも堅実に、地に足のついた過ごし方をしたい、と感じているのかもしれません。

とはいえ、せっかく平成最後のクリスマス。今年は、過去30年間の平成の思い出を振り返りながら、ゆっくり過ごすのもいいかもしれませんね。皆さんも、家族やパートナー、仲間と、あるいはひとりでの素敵な思い出作りの日として、今から計画を立ててみてはいかがでしょう?


調査手法:Web定量調査
調査対象:全国/20~30代女性100人・40~50代女性100人
調査期間:2018年11月13日(火)~2018年11月14日(水)
有効回答数:200人
写真提供元:PIXTA