トーストにアボカドの花開く! 恵比寿『AVOCADOOO』はNYでも人気のアボカド専門店

小田中雅子

Summary
1.主役は「食べる美容液」! アボカドをメインに使った料理やドリンクを満喫
2.フレッシュで食べごろのアボカドがたっぷり! SNS映え抜群のアボカドトースト
3.アボカドを丸々1個詰め込んだ、濃厚かつボリューム満点な絶品スムージーも人気

ニューヨークの街角を思わせるオシャレなフードホール内にオープン!

世界一栄養価の高いフルーツとして『ギネス世界記録』にも載っているアボカド。ヘルシーなだけでなく、クリーミーで濃厚な味わいは、女性だけでなく男性にも大人気だ。このアボカドをメインにした料理やドリンクを満喫できる専門店『AVOCADOOO(アボカドゥー)』が2018年5月30日、恵比寿にオープンした。

場所は、JR恵比寿駅からほど近い「EBISU FOOD HALL(エビスフードホール)」の中。
フードホールとは、人気グルメやこだわりの料理を提供する店がひとつのエリアに集まり、共通の場で自由に飲食を楽しむスペースだ。オシャレな雰囲気の空間で最旬フードをカジュアルにいただけるとあって、ニューヨークなどで人気を呼んでいる。

「エビスフードホール」はこのスタイルを取り入れ、2016年秋に誕生。常にトレンドの発信を目指している同フードホールの最新店舗として、『AVOCADOOO』は誕生した。

『AVOCADOOO』があるのは、入口を入ってすぐの場所。ポップでカラフルなアボカドのイラストが、シックなインテリアの店が多いなかでパッと人目をひく。

店名の『AVOCADOOO』はアボカドの名前をもじってつけられた。末尾の“O”の形をアボカドに見立て、3つ連ねることで“アボカドがいっぱい”のイメージを表している。ユニークでひと目見ると忘れられない名前だ。

目利きが厳選したアボカドは濃厚かつクリーミー

アボカドは、なかなか食べごろを見分けるのが難しいと言われるフルーツ。熟し方が足りないと固く、熟し過ぎていると果肉が黒ずんでくる。
『AVOCADOOO』では、いつもアボカドのクリーミーさを存分に味わってもらえるように、アボカドに精通している目利きに依頼し、食べごろを迎えたアボカドを厳選して届けてもらっている。

調理もフレッシュさを大切にするために、オーダーを受けてから取りかかる。
スタッフが、山積みされたアボカドから状態のよいものを選んで手に取り、素早く皮をむき、スライスしていく様子を眺めることができる。ライブ感あふれる楽しい演出だ。

ニューヨークで大人気! アボカドたっぷりのトースト

ランチタイムのメインは、アボカドを使ったトーストメニュー。アボカドトーストは、ヘルシー志向の強いニューヨークではどのカフェにもあるほどポピュラーなメニュー。日本ではまだまだ認知度が高いとは言いがたいが、「この店からアボカドトーストの魅力が発信できれば」と、おいしいだけでなくビジュアルにもこだわったメニューをずらりと用意した。

いくつかメニューを紹介しよう。まるで緑のバラがトーストの上で花開いたような「アボカドフムス」(写真上)。ガーリックオイルを塗ったパンを香ばしく焼き、自家製フムス(ひよこ豆をペースト状にした料理)を全体に塗って、その上に薄くスライスしたアボカドを一輪の花のようなかたちに並べていく。味のアクセントとなるビーツピクルスをトッピングすればできあがりだ。

ナイフを入れると、クリーミーなアボカドがなめらかに崩れ、スパイス控えめで豆本来の味わいを生かしたフムスと一体となる。とろける口どけとガーリックオイルのパンチが効いたカリカリトーストとの相性は抜群だ。

おいしさの秘密はパンにもある。使っているパンは、五反田にある『Bread&Coffee IKEDAYAMA(ブレッドアンドコーヒーイケダヤマ)』で人気の「パン・ド・ミ」。国産小麦「ゆめちから」を使い、小麦粉に対して水分量が90%という、普通より20%近くも多い配合から生まれる、驚きのしっとり感が特徴の食パンだ。トーストすると表面はカリっとしていながら、中はふんわりモチモチ。こんがりと色づいた耳もサクサクとして、香ばしさが食欲をそそる。

一番人気メニューの「アボチーズ」(写真上)。スライスしたアボカドの上にたっぷりとチーズをのせてトーストしたメニュー。魅力はなんといってもパンからはみ出たチーズの“羽”。トーストすることで、パンからはみ出たチーズがカリカリに焼け、とろ~りと溶けたチーズとの2つの味わいを同時に楽しむことができる。

チーズとアボカドの下に敷かれているのは、エビのビスクソース。エビのうまみがギュッと詰まったコクのあるソースが、優しいアボカドの味を引き立てている。

新しくお目見えしたメニュー「アボサーモンクリーム」(写真上)。トーストしたパンにサワークリームをたっぷり塗り、スライスしたアボカドを敷き詰め、その上にひと口大に切ったスモークサーモントラウトをトッピング。アボカドとサーモン、サワークリームという鉄板の組み合わせで、早くも女性を中心に人気を呼んでいるという。

ランチには、すべてのメニューにサラダとトルティーヤチップスが付く。サラダに使われているニンジンドレッシングも自家製。ニンジンの自然な甘みで野菜もモリモリ食べられる。

手軽にパワーチャージ! アボカドが丸々1個分入った濃厚スムージー

「アボカドスムージー」はグリーン、レッド、イエローの3色。

レッドとイエローは、カシスや柑橘系のフルーツの分量を多くすることでアボカドが少し苦手な人でも飲みやすい。
グリーン(写真上)は、アボカドを丸々1個使用し、ほうれん草やマンゴー、ヨーグルト、ハチミツといった食材をブレンド。アボカドをたっぷり使っているためにかなり濃度が高くなっているが、配合を試行錯誤しながら工夫し、ドリンクとしても飲みやすいものになっている。

ディナーメニューはお酒のすすむアボカド料理が充実

17時からは、ディナータイム専用メニューが登場する。「アボチキンバーガー」(写真上)は、なんとアボカドをバンズに見立てて、具材を挟んだバーガー。スパイシーなグリルチキンがクリーミーなアボカドにぴったりで、お酒がすすむ一品だ。

「アボカドフリット」(写真上)は、アボカドと生ハム、卵を合わせたものに衣をつけて揚げている。アツアツの衣を割ると中から黄身がとろりとあふれ出る。加熱したアボカドはさらにクリーミーさが増し、カリカリの衣との食感のハーモニーがたまらない。

同店でのアルコールの販売はないが、フードホール内にはバル営業している店があり、そちらで好きなドリンクを頼み、アボカド料理をつまみに楽しむ人が多いのだそう。

将来はアボカドを使ったデザートメニューも出す予定もあるとか。アボカド好きもそうでなくても、新しいおいしさを発見しに出かけてみよう。

【メニュー】
アボカドフムス 850円
アボチーズ 850円
アボサーモンクリーム 850円
アボカドスムージー、グリーン 580円
アボカドスムージー、レッド 600円
アボカドスムージー、イエロー 650円
アボチキンバーガー 900円
アボフリット 680円
※アボカドフムスとスムージーは17時まで。アボチキンバーガーとアボフリットは17時から。
※価格はすべて税抜

AVOCADOOO(アボカドゥー)

住所
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿南1-1-9 岩徳ビル1F
電話番号
03-5773-5959
営業時間
11:00~22:00
定休日:無し(EBISU FOOD HALLに準ずる)
公式サイト
公式ページhttps://www.facebook.com/AVOCADOOO.ebisu/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。