USA最上級プライムビーフがうまい!世界に名を馳せるシカゴ発のステーキハウス『モートンズ』【丸の内】

松井一恵

Summary
1.シカゴ発のステーキハウス『モートンズ ザ ステーキハウス』が日本初上陸
2.米国最上級品「プレイム」グレードの牛肉を熟成。特注のブロイラーオーブンで焼き上げる
3.メインダイニング、バーカウンター、テラス席、個室。シーンに合わせてチョイス

世界に名を馳せる『モートンズ ザ ステーキハウス』が日本上陸

東京の新スポット「二重橋スクエア」の、丸の内仲通りを望む建物の2階角に、『Morton’s The Steakhouse Marunouchi(モートンズ ザ ステーキハウス 丸の内)』がオープンした。名前を聞いて、本場アメリカで行ったことがある! と思い出した人もいるかもしれない。

『モートンズ ザ ステーキハウス』は、 1978年にアメリカ・シカゴで誕生し、全米No.1レストランガイド『ZAGAT SURVEY 2008(ザガットサーベイ)』で、“最も有名なレストラン”として紹介されたステーキハウス。アメリカ国内で65店舗、さらにメキシコ、カナダ、シンガポールなど世界中に75店舗を展開している(2018年12月現在)。日本での出店を待ち望んでいた人が早々に訪ね賑わっている!

扉の向こうは優雅でモダンシックな空間

エスカレーターで2階フロアに上がると、どっしり構えるエントランス(写真上)がある。ゆっくり進むと大きな自動ドアがあり期待感が増す。さあ、おいしい時間の始まりだ。

ウエイティングもできるバーカウンター(写真上)の向こうには、白いテーブルクロスが眩しいテーブル席が続き、奥には落ち着いた個室もある(同下)。

さらに、冬の夜ならイルミネーションに手が届きそうなテラス席(写真下)もあり、バーとテラスエリアでは、グランドメニューのほかに、このエリア限定のライトなメニューも用意されている。

シェアして楽しむ、アメリカンスタイル!

「すべてがアメリカンサイズですので、シェアしないと食べきれませんよ」と、ゼネラルマネージャーのロベール・ティシットさんがにこやかにアドバイスする。ロベールさんの言う通り、サラダも、シーフードも、ステーキも、スイーツも、すべてがアメリカンサイズ。シェアを前提にオーダーを組み立てよう。迷ったら、遠慮なくサービススタッフに相談を。

サラダは、素材の味を活かしたシンプルな「モートンズサラダ」(写真上)を。新鮮なアイスバーグレタスにブルーチーズが深い味わいのモートンズドレッシングを和え、茹で卵、アンチョビをトッピングしたシンプルなものだが、ブルーチーズとアイスバーグレタスのバランスの妙が後を引き、本国でも愛されている理由にうなずいてしまう。

肉は苦手という人も一緒にテーブルを囲めるよう、シーフードメニューも充実。

「シュリンプアレキサンダー」(写真上)は、バターの香りが食欲をそそる自慢の一品。プリプリのエビに、白ワインソースとバジルソースをかけながら口へ運びたい。

「これまで食べた中で一番おいしい!」が誕生のきっかけ

さて、ステーキが焼きあがる間に、『モートンズ ザ ステーキハウス』のヒストリーを話題にしよう。誕生の物語が興味深いのだ。

共同創設者のアーニー・モートン氏とクラウス・フリッチュ氏は、昔、モントリオールのクラブで働いていた。ある日、シェフだったクラウス氏がハンバーガーを試作。それを食べたアーニー氏が、「これを作ったのは誰だ? 今まで食べた中で、一番のハンバーガーだ」と大感動。この出来事がすべての始まりで、『モートンズ ザ ステーキハウス』の誕生へとつながっていく……。

1皿で2つの部位を味わえる、プライムポーターハウス

そんな『モートンズ ザ ステーキハウス』のステーキだが、初来店なら「プライムポーターハウス」(写真上)を味わいたい。大きな皿にドーンと乗るのが、向かって骨の右側がフィレ、左側がサーロインで、ひと皿で2種の部位を楽しめる人気メニューだ。

肉は、USDA(アメリカ農務省)に最上級品質と認定された「プライム」グレード。これを21日~28日かけて熟成して、500℃以上のオーブンで焼き上げている。

「ぜひ、カリフォルニアワインに合わせてください」と、ロベールさん。おすすめする1本は、ナパ・バレーのワイナリー「ベリンジャー・ヴェンヤーズ」のカベルネ・ソーヴィニヨン(写真上)。

切り分けてもらえばあとは自由にシェア。フィレとサーロイン、どちらから食べようか迷うが、迷っていないで、いざ!

右側のフィレは、赤身がしっかりしているが、噛むとやわらかくふわっとした食感。左側のサーロインは、脂身に弾力がありジューシーで噛むほどに肉の味がじゅわ~っと広がる。

運ばれてきた時、そのボリュームにのけぞったが、食べ進むと思いのほかさっぱりとした余韻。誰もが「まだいけそう!」と感じてしまう。これが、『モートンズ ザ ステーキハウス』のステーキの魅力なのかもしれない。

VIP気分を味わえる上質な接客も!

バーエリアの手前にあるワインセラーは、天井までぎっしりワインが積まれ、まるで「ワインルーム」。実は、VIP向けのワインロッカーが設置されているほか、常時700本をストックしているなど、ワイン好きにはたまらない光景が!

ロベール・ティシットさん(写真上)は、さまざまなレストランを経て同店のゼネラルマネージャーに就任。本場同様、訪れる人がVIPな気分を味わえるハイサービスで、特別な日の大切な食事シーンにこの上なくふさわしい。

一方で、「お一人でステーキとワインを楽しまれる方もいらっしゃいますし、土日は家族連れも多いですよ」とロベールさん。今日のシーンに適した席で心ゆくまでステーキを。「あぁ、お肉でお腹いっぱい!」と、笑顔になる贅沢が待っている。

【メニュー】
▼平日限定ランチメニュー(土・日・祝のランチはグランドメニューを用意)(一例)
モートンズプライムバーガー 3,800円
プライムリブアイステーキサンドイッチ 6,000円
プライムニューヨークステーキ 16oz(450g)14,500円
▼グランドメニュー(一例)
シュリンプアレキサンダー 2,500円
モートンズサラダ 1,600円
プライムポーターハウス 24oz(680g)19,000円
モートンズチョコレートレイヤーケーキ 2,200円
▼ワイン(一例)
ボトル 6,500円~
グラス 1,500円~
▼BAR、テラス席メニュー(一例)
ミニプライムチーズバーガートリオ 3,200円
ミニクラブケーキ 2,300円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税抜です
※サービス料10%がかかります

Morton’s The Steakhouse Marunouchi(モートンズ ザ ステーキハウス 丸の内)

住所
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビル「二重橋スクエア」2 F
電話番号
03-6270-3900
営業時間
11:00~15:30(L.O.14:30)、17:00~23:30(L.O.22:30)
定休日:不定休(施設に準じる)
公式サイト
公式ページhttp://mortons-jp.com

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。