今が旬の春キャベツ。冬場のギュッと葉が詰まったキャベツと比べ、春キャベツはふっくらと柔らかく、みずみずしくて甘みが強いのが特徴。いろいろな食べ方があるが、やっぱりオススメしたいのはシンプルな「焼きキャベツ」。焼くだけで甘みが増し、青臭さが消えるのでさらに食べやすくなる。今回は、ちょっとしたひと手間とアイディアでいつもの焼きキャベツがワンランク上の仕上がりになるアレンジレシピをご紹介。
1.風味豊かでスパイシーな味わい! 「タルタルマスタード焼きキャベツ」
粒マスタードがたっぷり入ったタルタルソースがキャベツとよく絡む。酸味のあるソースとキャベツの甘みの相性は抜群だ。シンプルだが、満足感のある一品。
<レシピ>
■材料(2人分)
・キャベツ … 1/4個
・ピクルス … 3本
・ゆで卵 … 1個
・[A]粒マスタード … 大さじ1
・[A]マヨネーズ … 大さじ4
・[A]塩こしょう … 少々
・ドライパセリ … 適量
・サラダ油 … 適量
■作り方(調理時間:20分)
① キャベツを半分に、ピクルス、ゆで卵はみじん切りにする。
② ピクルス、ゆで卵、Aを混ぜ合わせる。
③ フライパンを熱し、サラダ油をひき、キャベツに焼き色がつくまで蓋をして、弱火で両面焼く。
④ 皿に盛り、②をかけ、ドライパセリを散らす。
2.チーズの塩気と香りがあとを引くおいしさ! 「ゴルゴンゾーラオリーブオイル焼きキャベツ」
ゴルゴンゾーラのクセになる香りと塩気が、キャベツの甘さを引き立てる。庶民的なキャベツも、白ワインやスパークリングワインに合う洋風なおつまみに進化。材料も少なく、すぐに作れるのも嬉しいポイント。
<レシピ>
■材料(2人分)
・キャベツ … 1/4個
・ゴルゴンゾーラ … 30g
・オリーブオイル … 大さじ1
・塩 … 少々
・オリーブオイル … 適量
■作り方(調理時間:10分)
① キャベツを半分に切る。
② フライパンを熱し、オリーブオイルをひき、キャベツに焼き色がつくまで蓋をして弱火で両面焼く。
③ 皿に盛り、ゴルゴンゾーラをちぎって乗せ、オリーブオイル、塩をかける。
3.濃厚な卵がとろ~り! 「エッグベネディクト風焼きキャベツ」
焼きキャベツをエッグベネディクト風に仕立てたおしゃれな朝食風アレンジ。キャベツの歯ごたえで、パンを敷かなくても食べ応え十分。ポーチドエッグを作るコツは、菜箸で鍋の湯をぐるぐると混ぜて渦を作り、その中に卵を落とす事。卵も直接割り入れるのではなく、一度器に割っておいてからお湯に落とすと失敗しづらいのでオススメ。
<レシピ>
■材料(2人分)
・キャベツ … 1/4個
・ベーコン … 2枚
・卵 … 2個
・酢 … 大さじ2
・[A]卵黄 … 1個
・[A]レモン汁 … 大さじ1
・[A]塩 … 少々
・バター … 20g
・ブラックペッパー … 少々
・サラダ油 … 適量
■作り方(調理時間:20分)
① キャベツを半分に切る。
② ポーチドエッグを作る。鍋に湯を沸かして酢を入れる。そこに卵を割り入れ、白身が固まったら冷水に取り、キッチンペーパーで水分を取る。
③ ソースを作る。ボウルにAを入れ、湯煎をしながらもったりとするまで混ぜる。バターを電子レンジ600Wで30秒ほど加熱して溶かし、少しずつ加えながら混ぜる。
④ フライパンを熱し、サラダ油をひき、ベーコンをこんがりと焼いて取り出す。同じフライパンでキャベツに焼き色がつくまでフタをして弱火で両面焼く。
⑤ 皿に盛り、ベーコン、ポーチドエッグを乗せる。ソースをかけ、ブラックペッパーをふる。
シンプルに焼くだけで充分においしい春キャベツ。甘みを引き出すためのコツは、時間をかけてじっくりと火を通すこと。キャベツの水分で蒸し焼きにする事で甘みが増すのだ。
キャベツが旬の今こそ、ぜひチャレンジしてほしい焼きキャベツアレンジ。さっそく今日のおつまみにいかが?
<レシピ作者プロフィール>
鈴木麻友子
フードコーディネーター。1987年生まれ。
桑沢デザイン研究所卒業後、インテリアショップでディスプレイなどを担当。祐成クッキングアートセミナーで学び、フードコーディネート、スタイリングをしながら日々活動中。
“おいしく食べて、心も体も内側からキレイに”をテーマに、体にいいものや、旬の食材を取り入れたレシピをメインに研究している。
Blog :http://ameblo.jp/5050kamui
Instagram:http://instagram.com/mayu_uco
(編集、メニュー監修:河瀬璃菜/フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com/)