そのまま食べてもおいしく、おつまみとしても人気な「生ハム」。
生ハムとは、塩漬けにした豚肉を燻さずに乾燥させたもの、もしくは低温で燻したもの。スーパーでもたくさんの種類が揃っていて気軽に手に入るので、おもてなしの定番にもなりつつある。
しかし、いざ調理しようとすると、サラダやピンチョス、パスタなど定番なものになりがち。生ハム自体にしっかりとした塩気と旨みがあるので、うまく使えば料理のアクセントとなるらしい…が、そうは言ってもお手本がないと思いつかない。
と、いうことで！今回は二人のシェフに生ハムを使ったおもてなしにぴったりのレシピをご紹介頂いた。どちらも簡単なので、即席料理としてぜひ覚えておきたい。
クリームチーズと生ハムが相性抜群！まるでお寿司のようなオードブルレシピ
地元食材を活かした埼玉・秩父の蕎麦店「本格手打ち わへいそば」。そば職人としては珍しいふぐ調理免許の取得や、レシピコンテストへの積極的参加など、自己研鑽にも怠りない黒沢学シェフに紹介頂いたのは、「春色小町〜生ハムとクリームチーズの握り、明太添え〜」。
クリームチーズに和えた枝豆の食感に、ほんのり効いたレモンとマスタードの香りがクセになる一品。それをシャリに見立てて生ハムを乗せれば、握り寿司風の一皿が完成。盛りつけには明太クリーム（明太子+生クリーム）とオリーブオイル、お好みでスプラウトを飾ればさらに華やかな印象に。10分もあれば完成してしまうので、急な来客にもばっちり対応できるありがたいレシピだ。
レシピはこちら
ミラノ風リゾットにかつお節！？ 日本×イタリアの食材コラボレーションが新鮮
野菜ソムリエシェフが作る、無農薬野菜入り自家製生パスタが食べられる、奈良市のイタリアンレストラン「Rokumeikan」の中野忠徳シェフにご紹介頂いたレシピは「生ハムをまとったミラノ風かつおぶしリゾットボール」。
一風変わったメニュー名。一体どのようなものかと言うと、魚介のダシがたっぷりのリゾットを丸く成形し、かつお節を中に詰め、最後に生ハムでグルっと巻き上げた洋風おにぎりである。
日本の食材であるかつお節に、イタリア食材の生ハム、バルサミコ、バジルを合わせた斬新なアイディア、これが意外なことにマッチするのだ。一口食べれば口いっぱいに広がる和と洋の風味豊かな香り。友人に振る舞えば、「なんでこんなに合うの！？」と盛り上がれること間違いなし。
レシピはこちら
【記事提供元】
プロから学ぶ簡単家庭料理「シェフごはん」
春色小町～生ハムとクリームチーズの握り明太添え～
生ハムをまとったミラノ風かつおぶしリゾットボール