「ホテルスイーツ」と聞くと、見た目も華やかで味も一流。長年の調理経験を積んだシェフが丁寧につくりあげていく姿が思い浮かぶ。
「そんな洗練されたスイーツが自宅でつくれたら…」
「特別な材料も手間もなく簡単にできたら…」
今回は、そんな「あったらいいな」を叶えるスイーツレシピを、ウェスティンホテル東京のデザートブッフェを手がけるシェフに教えていただいた。どのレシピも工程はいたってシンプル。30分以内で完成してしまうので、思い立った時にいつでも作れそう。
ホテルの味がぱぱっと作れるとなれば、いつものおやつタイムも極上のひとときに生まれ変わること間違いなし。
では、さっそくチェックしてみよう。
チョコレートがトロッと溶け出す瞬間を自宅で味わえる幸せ
「ヒルトン東京ベイ」、「ロイヤルパークホテル」での勤務を経て、2000年より「ウェスティンホテル東京」のエグゼクティブペストリーシェフとして腕をふるう鈴木一夫シェフにご紹介いただいたのは「チョコレートケーキ(フォンダンショコラ風)」のレシピだ。
出来立てアツアツのケーキから、トロリとしたチョコレートが流れ出す至福の瞬間を楽しみたい一皿。
フォンダンショコラといえば生チョコを中に仕込むのが一般的だが、このレシピは板チョコをそのまま入れるので手間いらず。しかも、調理時間はなんと15分。下準備に5分、混ぜるのに5分、焼くのに5分というシンプルでわかりやすい工程が魅力的だ。
中に入れるチョコレートはお好みに応じて、ビターにしたり、キャラメルにしたりとアレンジも可能。粉砂糖やフルーツで飾り付けをすれば、見た目の美しさもホテル級の仕上がりに。
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混ぜて型に入れたらあとは焼くだけ!リンゴとバナナの素朴な味わいを楽しめる焼き菓子
同じく鈴木シェフにご紹介いただいたもうひとつのスイーツレシピは「リンゴとバナナのケーキ(ブラウン・ベティ風)」だ。
“ブラウン・ベティ”とは、素朴な味わいが家庭料理としても親しまれている、アメリカ生まれのりんごの焼き菓子のこと。
こちらのレシピではさらにアレンジを加え、リンゴの他にバナナやラムレーズンを投入。バナナがつなぎの代わりになるので、小麦粉を使わずヘルシーに仕上がるのもうれしいポイントだ。
ボウルにすべての材料を入れてしっかりとこねたあと、プリン型に入れて20分ほど焼けばあっという間に完成。盛りつけにアイスクリームやミントを飾れば、より雰囲気が出るのでおすすめ。
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【記事提供元】
プロから学ぶ簡単家庭料理「シェフごはん」
「チョコレートケーキ(フォンダンショコラ風)」レシピ
「リンゴとバナナのケーキ(ブラウン・ベティ風)」レシピ