海外セレブが役作りのための食生活改善に取り入れたことからじわじわと浸透し、ここ数年、日本でも美容食として注目が集まっている「フムス」。
フムスとは、ひよこ豆をオリーブオイルやクミンなどのスパイスと合わせてペースト状にしたディップのことで、古くから中東地域で食べられている伝統料理。
パンやクラッカーに塗るだけでなく、野菜スティックやグリルしたお肉などに合わせても相性抜群。
そんなフムスは、定番のひよこ豆以外に、もっと身近な食材を使って作ることができる。色とりどりのフムスを作って、食卓に色を添えてみて。
１．優しい緑色がバゲットに映える！「グリンピースのフムス」
つぶつぶ食感が楽しく、鮮やかな緑色が目にも美しいグリンピースのフムスが完成！
バゲットに塗るのはもちろん、サンドイッチの具材としてたっぷり挟むのも、グリンピースの風味が活かされておいしい。
＜レシピ＞
▼材料（１人分）
・グリンピース（ゆで）… 70～80ｇ
・オリーヴオイル… 小さじ2
・レモン… 1/8個
・ニンニク… 1/4片分
・白練りごま … 大さじ1
・塩 … ひとつまみ
・クミンパウダー… 小さじ1/8
（※グリンピースはさやから出して塩茹でしたものでも、水煮缶でもOK！）
▼作り方（調理時間：約5～10分）
① ニンニクをすりおろす。レモンは絞ってレモン汁をとる。
② さやのグリンピースの場合は中身を柔らかくなるまで塩ゆでする。
③ すべての材料をあわせ、ハンドブレンダーやフードプロセッサーでペースト状になるまで攪拌（かくはん）する。
④ お好みのパンや野菜スティックなどに添えていただく。
２．程よい甘さでおやつにもOK！「小豆のフムス」
小豆本来の甘さの中に、ニンニクやスパイスの風味が効いたオリエンタルな病みつきフムスが完成！
少し甘いのでプレーンなパンやクラッカーとの相性が抜群。トーストに塗って、名古屋の朝食グルメ「小倉トースト」風にしても◎。
＜レシピ＞
▼材料（１人分）
・小豆（ゆで・水煮缶）… 100ｇ
・オリーヴオイル … 小さじ1
・ニンニク … 1/4片分
・白練りごま … 大さじ1
・塩 … ひとつまみ
・クミンパウダー … 小さじ1/8
・パプリカパウダー … 小さじ1/2
・タイム（お好みで） … 少々
▼作り方（調理時間：約5分）
① ニンニクをすりおろす。
② すべての材料をあわせ、ハンドブレンダーやフードプロセッサーでペースト状になるまで攪拌する。
③ お好みのパンやクラッカーなどに添えていただく。
３．おなじみの万能食材がここでも登場！アレンジ自在な「豆腐のフムス」
大豆の味わいをしっかり感じられるフムスが完成！
ニンニクやスパイスの分量を調整すれば、小さなお子様でも食べやすいクセのない味わいに。ターメリックやカレー粉、カイエンペッパーなどを混ぜてアレンジを楽しむのもおすすめ！
＜レシピ＞
▼材料（１人分）
・木綿豆腐 … 100ｇ
・オリーヴオイル … 小さじ1
・レモン … 小さじ1/8個
・ニンニクすりおろし … 1/4片分
・白練りごま … 大さじ1
・塩 … ひとつまみ
・クミンパウダー … 小さじ1/8
・乾燥パセリ … 少々
▼作り方（調理時間：約5～10分）
① ニンニクをすりおろす。レモンは絞ってレモン汁をとる。
② 豆腐はキッチンペーペーに包んで耐熱容器にのせ、ふんわりとラップをして電子レンジ（600W）で約2分加熱し水切りする。
③ すべての材料をあわせ、ハンドブレンダーやフードプロセッサーでペースト状になるまで攪拌する。
④ お好みのパンやクラッカーなどに添えていただく。
＜フムスの美容健康効果＞
・豆類は食物繊維が豊富。食物繊維には腸内環境を整え、美腸＆美肌にする効果が期待できる！
・豆類に含まれるビタミンB群で代謝をサポート、余分な糖分や脂肪が溜まりにくいカラダに！
・オレイン酸豊富なオリーヴオイルは抗酸化力が高くアンチエイジングをサポートしてくれる！
今回ご紹介したように、ひよこ豆以外にもさまざまな豆で作ることが出来るフムス。
手軽に作れて栄養満点なフムスは、美容と健康にもおすすめのメニュー。数種類のフムスとお好みのパンやクラッカー、野菜スティックがあれば食卓は一気にお洒落に！
いつものお招きとは気分を変えて、変わり種の“フムスパーティー”なんていうのもおもしろいかも！
＜レシピ作者プロフィール＞
インナービューティー研究家・フードコーディネーター
國塩亜矢子（くにしおあやこ）
女子栄養大学認定・食生活指導士1級、キッズキッチンインストラクター、
日本野菜ソムリエ協会認定・べジフルビューティーアドバイザー、調味料ジュニアマイスター
「旬食美人学」主宰。広告企画営業、人事など会社員を経験し、結婚後は食の世界へ転身。現在は「働く女性・頑張るママの元気とキレイを応援したい」「正しく楽しく食べてキレイ＆健康に」 という想いのもと、「インナービューティー」を軸とした自宅での少人数制レッスン、メディアでのコラム執筆・レシピ開発等の仕事を通じ、「食×美」についてのエッセンスを伝えている。 また、フードコーディネーターとして雑誌・販促物・レシピ本などの制作にも携わる。 出産後は、離乳食レシピはもちろん 妊活・マタニティ・授乳ママレシピの開発にも積極的に取り組み、女性のライフステージごとに関わる「食」の大切さを幅広く発信中。
■著書（共著）『決定版！節約・冷凍レシピ』・宝島社
■ブログ：「旬食美人学～Let's enjoy meals & beauty !～」
http://ameblo.jp/ayablo-1220/
■HP：「旬食美人学」
http://syunsyokubijingaku.jimdo.com/
（編集・メニュー監修：河瀬璃菜/フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com/）