ヘルシーパスタの究極系!? 麺が野菜の「ベジパスタ」レシピをローフード専門店が伝授

2016年09月01日

カテゴリ: レシピ・キッチン

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ヘルシーパスタの究極系!? 麺が野菜の「ベジパスタ」レシピをローフード専門店が伝授

Summary: １．イートインやテイクアウトだけでなく、ローフード講座も充実『ローライフ・カフェ』
２．残業で疲れた日の夜食にぴったり。食べた翌朝もすっきり快調な”ベジパスタ”のレシピ
３．火を使わず、調理時間はわずか15分！

「食べて」「学んで」、働く女性の心強い味方、『ローライフカフェ』が銀座に

前回、スムージーボウルのレシピを教えてくださった「日本リビングビューティー協会」
常任理事の北原正江さん。「身体を作る”食”だからこそ、一過性の流行にしてしまわず、正しい知識を身につけた人材を育てたい」との思いから、教育機関の設立からスタートした北原さんだが、市場の拡大を感じ、2015年5月には『RAW LIFE café（ローライフカフェ）』をオープンした。

「現代のライフスタイルを考えると、ローフードを知るきっかけとしてカフェがふさわしいのではないかと思って」
ここではジャーサラダやスムージー、スープ、スイーツなどローフードメニュー約30品が食べられ、テイクアウトも可。地球の資源を考え、テイクアウトはすべてガラス瓶に入れて提供している。毎日の食事のほか、3日間、7日間で、1日1食をローフードに置き換える体質改善プログラムセットなども販売しており、価格も手軽なことから忙しい女性に人気だ。
また、自宅でも実践できるよう、ローフードの理論と調理実習でレシピを学ぶ1日講座も開設しており、こちらもリピーターが多い。そしていま、北原さんが力を入れているのが、和食ローフード。切干大根や昆布などの乾物やきのこなどを使うメニューだ。
「わたしたち日本人の生活に浸透するには、やはり子供のころから食べていた食材、味付けでなくてはね」と北原さん。目下の目標は「2020年、全人口の1％がローフードを食べる世界を作る」ことだという。

残業後の夜食にぴったり。翌日の自分のためのレシピ

ファッションデザイナー、アロマセラピスト、企業コンサルティングと働き続けてきた北原さんに、働く女性の悩みの種。残業後の食事について教えてもらった。
「夜食におすすめなのは、ベジパスタ。いま人気のベジパスタですが、人気の秘密は野菜と思えないほどの満足感。20時以降、身体は消化酵素が出ないと言われていますので、ここで肉類を食べてしまうと、胃に食べた物が残ったまま就寝することになり、身体に負担がかかります。酵素を含むローフードならば1時間で消化してしまうので、胃が空っぽの状態で寝られ、翌朝はすっきり目覚めることができます」

今回教わったのは、低糖質野菜の代表、ズッキーニを麺に見立てて使ったベジパスタ。カリウムも豊富に含んでいるので、むくみ改善にも期待できる食材だ。ソースは、良質な脂質や美容ビタミンといわれるビタミンEを豊富に含む松の実と、香りに鎮静効果があるバジルを使ったジェノベーゼ。
「味のポイントは合わせ味噌。夜なので塩は少なめに。かわりに味噌を加えることで味にぐんと深みが出ます」
ソースにインパクトがあるためか、ズッキーニ1本だけでここまで満腹になれるんだ!? と驚くほど満足感のある1品。また、余ったジェノベーゼソースは密閉容器に入れ、4～5日は保存できるので、作り置きも可。
火を使わず、調理時間もわずか15分。身体も心も癒してくれる新スタイルのベジパスタは、働く私たちの心強い味方だ。

取材・文／亀山小絵子、写真／岡本寿