【熱海お土産編】必ず喜ばれる土産を厳選! プロカメラマンが、激ウマ土産&写真の撮り方 を公開!

観光地だからおいしいうえにリーズナブルな店とかむずかしい…なんて「諦めないで。」仕事柄、日本全国各地を訪ねる機会が多いグルメなプロカメラマン福田が、その地域で、おいしくてコスパが良い店だけをご紹介します!
さらに、食べ物がぐっと「おいしそう」に見える写真の撮り方を、特別コラムでご紹介。ワンランク上の写真が撮れるようにスキルアップしよう!

2017年09月15日
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【熱海お土産編】必ず喜ばれる土産を厳選! プロカメラマンが、激ウマ土産&写真の撮り方 を公開!
Summary
1.福田の一押し“至福のお土産”シリーズ。おいしい&コスパ良しのおすすめ店
2.鰹節や干物のお食事ものから、クッキーやプリンのスイーツまで♪
3.必見ですよ!プロカメラマン直伝「SNS映えする写真の撮り方」を特別に伝授

連載♯1の2:東京から近い観光地! 「静岡・熱海」のお土産

前号に引き続き、今回は「熱海」のお土産なら絶対これ! というおススメの品々をご紹介していきます。

旅に出るとお土産はつきものですね。私はカメラマンという仕事柄、47都道府県制覇しているので、いわゆる普通のお土産は買わなくなってしまいました。なぜならばよく作られている「○○行ってきました。」などというお菓子は、全ての県に同じデザインで名前だけ変えて存在していたんです。

なんだか悔しくて本当に地元で作っている地元の人が使っているものを買って帰ることに執着というか喜びを感じるようになってしまい(笑)できれば地産地消、混ぜ物もなく、シンプルでおいしい日々家庭で消費するようなものが、使うたびに旅の思い出が蘇る!そんなものを探すようになったのです。

調味料は、不思議と地方で「土産」として買うと高く感じないのに、近所のスーパーでは1円でも安いものを探してしまう代表格。不思議だ(笑)。なので私は毎日使う調味料なんかを、よく自分の家への土産にします。

地元民が愛用する鰹節が、おいしくてお買い得!老舗の『杉本鰹節商店』

そんな私が、熱海に来ると必ず立ち寄る“至福のお土産シリーズ”の一つに『杉本鰹節商店』があります。こちらも実は地元の飲食店の方に「お土産の干物屋さんとか、沢山ありすぎて何処で買っていいかわからないんですが、地元の人は一体どこで買ってるんですかー?」と、聞いたところ「あんなとこ行かないよ。だって観光地料金になっちゃってるもん。俺たちは小さい頃から『杉本鰹節商店』の味で育ってるから」と聞き、即座に飛びついたという次第。

まずは外観を見てください、この地元民相手の商売を感じさせる風格。こういうところが私の大好物!!! 伺って一瞬で魅了されてしまいました(笑)。聞けば創業はなんと明治22年(1889年)! あの熱海の大火と呼ばれる昭和25年4月13日より前の老舗中の老舗です。

この大火の被害は、焼失979棟、被災1,465世帯、5,745人にのぼり、市の4分の1が壊滅したにも関わらず、先代が創業から使っていたこの削り機だけはなんとか持ち出し難を逃れたんだとか。この幸運の塊のような機械で今もなお削ってくれていると聞き、なんだか厄除けになる気がして、お友達に開運土産な気分で鰹節をお土産にするようになりました。(結婚式の引き出物っぽくてめでたいしね 笑)

だし用の削り節。そのままうどんのトッピングとしてのっけてもおいしい。量り売りなので、グラム単位やお値段単位で袋詰めしてもらえます。買い手のお財布事情にも優しく対応。「ひとり300円の予算で10袋お願いします」という夢の対応も思いのまま!

100gずつ入れた状態。写真・左が一番お買い得の「うるめいわし100g」で240円!!! 写真・右が定番の「鰹節100g」で570円(税込)。

店主の杉本隆さん。こちらでは削り節だけではなく地魚の干物も販売。リーズナブルでおいしいと、地元の方々の日々の食卓を支えています。私もこちらの干物は来るたびにまとめ買い。帰ってラップで個装して冷凍しておけば「おかずがない?!!!」なんてピンチも切り抜けられます(笑)。

あじの干物が1枚90円!? 5枚買っても450円(税込)。ありがたやありがたや。

私が手にしているのが、包んでもらった状態。とっても立派な見た目に仕上がるのでお土産としても十分喜んでいただける仕上がりです!

杉本鰹節商店

住所
〒413-0022静岡県熱海市昭和町1-13
電話番号
0557-81-2648
営業時間
9:00~19:00
定休日
日曜
公式サイト
https://katuojisann.jimdo.com/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

次は甘味!熱海ビーチ近くにある知る人ぞ知る名店『三木製菓』

さて、次は甘味どころ。熱海ビーチの一本裏に入ったところにある知る人ぞ知る名店『三木製菓』の看板商品「ネコの舌」。こちらは某美食漫画の編集さんに教えてもらったお店です。「うちの子がアレルギー持ちで、何に反応しているのか原因がよくわかんなくて。材料がシンプルな物は反応がないんだよねー」っていう話をしていた時だったかと記憶してます。「福田さん、よく熱海に家族旅行してるよね。「ネコの舌」って知ってる?」と、このお店を教えていただき以来愛用中。

手にしてビックリ!袋の裏に書かれた原材料欄に「砂糖、小麦粉、バター、卵」しか書かれていない。本当にシンプルなクッキー。子供に食べさせてみると、ま~凄い勢いで食べること。私もパクリ… サクサク・ほろほろとした軽い歯触り。めちゃくちゃおいしい!!! お土産として誰に渡しても必ず「あのクッキー本当においしかった」と、喜んでいただける逸品です。

三木製菓

住所
〒413-0014 静岡県熱海市渚町3-4
電話番号
0557-81-4461
営業時間
9:30~18:00
定休日
毎週木曜・第一日曜・第三水曜
公式サイト
http://www.mikiseika.com/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

熱海駅前第一ビル1階にできた新しい施設の中でも「ネコの舌」を買えるようになったので、遠くまで歩くのはちょっと、という人にも気軽に味わってもらえるようになりました! 7枚入りパックで205円(税込)。こちらもオススメです。


三木製菓 駅前第一ビル店

住所
〒413-0011 静岡県熱海市田原本町9-1 駅前第一ビル1階
電話番号
0557-82-2613
営業時間
9:00~19:00
定休日
毎週木曜・第一日曜

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

連日大行列ができる人気店と聞いて行ってみた! 新店『熱海プリン』

さて、最後にご紹介するのがこちらです。

2017年の7月にオープンしたばかりの新しい話題の店『熱海プリン』。

静岡在住の兄に「連日大行列ができる店ができたらしいよ」と聞き早速行ってみましたー。この日もすでに行列が。
注目すべきは材料がシンプルで安心安全な事。昔ながらのシンプルな硬いプリンではなかった。なめらか進化系な事に衝撃を受け、思わずお代わりしてしまったおいしさだったので、昔ながらの老舗ではないんですがオススメ店として紹介します!

こちらが一番人気の熱海プリン1個350円(税別)。

ビンの口に輪ゴムで止められた、別添えのカラメルソースの容器が、店のキャラクターの「カバ」のかたちをしていて、とっても可愛い! 左の牛乳配達の牛乳受けの形をしたものは、プリンのお土産用ボックス(別料金)。お土産を渡した時のリアクションも、これなら間違いないでしょう。

他の種類も買って色々食べてみましたが、ド定番の「熱海プリン」が一番おいしかったので、福田としてはこちらをオススメさせてもらいまーす!

見よ。このリアクション。「人は想像を絶するおいしさに出逢った時、声より先に顔が反応してしまう」ということを象徴するわかりやすい一枚(笑)。

熱海温泉 熱海プリン

住所
〒413-0011 静岡県熱海市田原本町3-14
電話番号
0557-81-0720
営業時間
10:00~18:00
定休日
なし ※不定休日あり。HPで告知します
公式サイト
http://www.atami-purin.com/index.html

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

以上、福田家 “至福のお土産” in熱海情報でした。他にもいいお店が沢山あるんですけど、残念ながら今回はここまで。

そろそろ今週末あたり熱海に行きたくなっちゃったんじゃないですか(笑)? 欲しい時が買い時です!今すぐ新幹線に飛び乗って熱海へGO!してみては?

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【撮り方ポイントコラム】

「おいしそ~な写真」を撮りたいあなたに、カメラマン(←本業はこっち)福田が、撮影のコツを特別に教えちゃいまーす! さっそく実践&SNSに投稿!

《VOL.2あなたの目はただの節穴ではない》窓際の光が必ずいいとは限らない。

「どうやったら写真が上手く撮れますか?」と、聞かれることが多い。そういう人に限ってカメラを取り出したら瞬時にシャッターを切ってすぐしまい「撮ったこと」に満足している人が多い。もちろんそんな瞬間で奇跡の一枚が撮れる腕を持っているならとっくにカメラマンで食べているっていう話なので、そんなあなたに一言お伝えしておこう。

「撮る前にまず目で見る」

これに尽きる。
上の二枚の写真は光のいい場所を探して部屋をうろうろして撮影した二枚。
写真上・左は窓際。写真上・右は窓際から少し離れた場所で撮ったものだ。

写真は明るいところで撮る。というフィルム時代の固定概念がそうさせるのか、必ず窓際が正義だと思っている人がいるが、必ずしもいい光でない時も多い。

窓際の一枚は光が上から降り注ぎすぎてクッキーのディテールが飛んでしまっている。光が回りすぎている状態だ。右の一枚は少し離れたことによってクッキーの中央部が少し膨らんでいる形状がよくわかる。全く同じクッキーだが、ライティングによってここまで違うクッキーに見えてしまうのだ。

あなたの目は節穴ではない。被写体をよく見るという作業の先にいい写真がある。

連載【グルメカメラマン福田がおすすめするご当地グルメ】バックナンバー