夏に比べて湿度が低く、空気の乾燥を感じる今日この頃。体感的には過ごしやすい季節ではあるが、強い紫外線と乾燥のダブルパンチで、肌は確実にダメージを受けている。
そんな時期だからこそ、肌の保湿力をアップさせる食材を日常的に摂取して、内側からの美肌サポートを心がけたいところ。
そこでオススメなのが、まさに今、9月に旬を迎えている「シークワーサー」。
シークワーサーには、肌の保湿力を高める効果が期待される「ノビレチン」という成分が豊富に含まれている。特に皮に栄養がたくさん含まれているため、果肉だけでなく皮ごと摂取するのが好ましい。とはいえ、生のままでは食べづらいのが難点だ。
そこで紹介したいのが、皮までまるごとおいしく食べられる「シークワーサーシロップ」の作り方。
肌の乾燥対策に嬉しい効果がある上に、作り置きができるため、ドリンクに混ぜるなどしてライフスタイルにも取り入れやすい。さっそく作り方とアレンジ方法をチェックしていこう。
■美肌効果に期待大！ 皮までまるごと「シークワーサーシロップ」の作り方
シークワーサーをまるごと使って作るこちらのシロップは、緑色と黄色がとっても鮮やか！
作り方はとっても簡単で、カットしたシークワーサーをハチミツに漬け込むだけ。栄養豊富な皮は、効果を最大限に発揮させるため削って入れよう。
おいしく作るポイントは、えぐみの原因となる種を丁寧に取り除くこと。作り置きしておけば、ドリンクやヨーグルトに合わせて、日常的に楽しむことができる。
■材料 （作りやすい分量）
・シークワーサー … 150g
・ハチミツ … 150g
■作り方 （調理時間：20分）
① シークワーサーは洗って水気を拭き取る。そのうち1/3（シークワーサー約50g分）は、皮をすりおろしておく。
② すべてのシークワーサーを2分の1にカットする。
③ 種を丁寧に取り除く。
④ 煮沸消毒した保存容器に、①ですりおろした皮と③をすべて入れ、ハチミツを加える。冷蔵庫に1〜2日おく。
ハチミツにシークワーサーを漬けて1〜2日置くだけ。驚くほどシンプルな工程で、酸味と甘みがしっかり溶け込んだ清涼感たっぷりのシロップが完成！
一度作っておけば約1週間の冷蔵保存が可能。炭酸水と合わせたり、ヨーグルトにかけたりと、日常的に楽しむことができる。
それでは、シークワーサーシロップを使ったオススメアレンジも合わせて紹介していこう。
■ピリ辛なアクセントが爽やか！「ジンジャーシークワーサー」
シークワーサーシロップを使って作る「ジンジャーシークワーサー」。
ショウガの搾り汁を加えることで、シークワーサーの酸味のあとにショウガの香りがピリッと広がる、爽快感がたまらないドリンクに仕上がった。
飲み口が軽いのでいつもの食事に合わせやすく、ライフスタイルにも取り入れやすい。氷をたっぷり入れたグラスに注いで、キンキンに冷やして飲むのがオススメ。
■材料（2人分）
・［A］丸ごとシークワーサーシロップ … 大さじ2
・［A］ハチミツ … 小さじ2
・ショウガ … 1片
・炭酸水 … 300ml
・氷 … 適量
・ミントの葉 … 6g
■作り方（調理時間：5分）
① ショウガの皮をむいてすりおろす。キッチンペーパーなどで搾り、搾り汁をとる。
② ボウルにAとショウガの搾り汁を入れてよく混ぜる。
③ グラスに①を半量ずつ入れ、氷、ミントの葉を加えて炭酸水を注ぐ。
■ひと息つきながらも美肌サポート！「シークワーサー紅茶」
シークワーサーシロップは、ホットドリンクとしてもおいしくいただける。
紅茶とシークワーサーの組み合わせがイメージしづらいかもしれないが、これが意外と相性抜群。シークワーサーは風味が強いため、レモンティーよりもさらに爽快感のある味わいが楽しめる。
お好みでシナモンパウダーを加えれば、甘いスイーツにも合わせやすい。一度飲めばクセになること間違いなしのホットドリンクだ。
■材料（2人分）
・紅茶の茶葉 … 5g
・熱湯 … 400ml
・丸ごとシークワーサーシロップ … 大さじ2
・シナモンパウダー … 適量
■作り方（調理時間：5分）
① 温めた紅茶ポットに茶葉と熱湯を入れ3分置く。
② ティーカップを2つ用意し、丸ごとシークワーサーシロップを大さじ1ずつ入れ、シナモンパウダーも加えて混ぜる。
③ ②に紅茶を注ぐ。
夏のダメージを引きずった秋の肌を「秋枯れ肌」と呼ぶことも…。冷房による乾燥や、真夏の紫外線ダメージが蓄積されたカラカラの肌に、秋の乾燥した空気がさらに拍車をかける。
そんな今だからこそ、美肌効果が期待される「シークワーサー」を上手に生活に取り入れて、秋美肌を目指してほしい。
【レシピ作者プロフィール】
レシピ制作：フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
HP：http://foodcreativefactory.com/
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