レモンの皮をオリーブオイルに漬けるだけで万能調味料に! 常備しておきたい「レモンオイル」の作り方

2018年02月17日
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レモンの皮をオリーブオイルに漬けるだけで万能調味料に! 常備しておきたい「レモンオイル」の作り方
Summary
1.レモンの皮をオリーブオイルに漬けるだけ! 万能調味料「レモンオイル」の作り方
2.果汁を搾った あとのレモンでも作れる!
3.「レモンオイル」を使った簡単アレンジレシピも必見

いつもの料理にもう少しアクセントがほしい、そんな時に大活躍の食材「レモン」。
果汁をギュッと搾るのがスタンダードな使い方だが、今回紹介したいのは、搾った後に残る“レモンの皮”を使った万能オイルのレシピだ。

レモン独特の「酸味」は果肉から得られるが、「香り」については、実は皮の方が強い。
レモンの皮をオリーブオイルに漬け込むだけで作れる「レモンオイル」は、いつもの料理に和えたり漬け込んだり、さまざまな使い方ができる万能調味料。

余った皮で作れる手軽さと、爽やかなレモンの香りが口いっぱいに広がる心地よさを、ぜひ実感してほしい。

■爽やかなレモンの風味を食卓に! 基本の「レモンオイル」の作り方

レモンオイルに使用するレモンは、必ずノーワックス、できれば国産で無農薬のものを選んでほしい。おいしく仕上げる最大のポイントは、レモンの白いワタの部分がなるべく入らないようにすること。白い部分は苦みが強く、その苦みがオイルの味を邪魔してしまうためだ。

完成したレモンオイルは、バゲットやサラダにさっとかけるだけでも、爽やかな風味で食卓を楽しませてくれる。

■材料 (作りやすい分量) ※多い場合は以下の半量などでお試しください

・レモン … 2個  ※ワックス・防腐剤・防カビ剤不使用のものを推奨
・エキストラバージンオリーブオイル … 250ml

■作り方 (調理時間:15分 ※漬け込み2日間)

① レモンをよく洗い水気をふく。

② レモンの皮を薄く剥く。このとき、白いワタの部分が入らないように注意する。

③ 煮沸した瓶に②を入れ、レモンの皮が表面に出ないよう、ひたすようにエキストラバージンオリーブオイルを注いで蓋をし、常温で2日間おく。

■保存

冷暗所で保存する。レモンの香りを楽しめる約1週間を目安に、使い切るようにするとよい。


レモンオイルは肉にも野菜にもよく合うので、一度作ればさまざまな食べ方で楽しむことができる。ここでは、dressingオススメのアレンジレシピも合わせて紹介しよう。

■海老に和えるだけで、爽やかな前菜サラダが完成!「海老のレモンオイル和え」

「海老」×「レモン」の組み合わせは、アジア料理や地中海料理など、各国で親しまれている最強タッグ。レモンの爽やかな香りと海老のうまみが、お互いを引き立ててくれる。

相性のよい食材なだけあって、その他の余計な味付けは不要。レモンオイルと塩コショウだけで、十分おいしくいただくことができる。カラフルな野菜もいっしょに和えれば、華やかで爽やかな前菜サラダの完成だ。

■材料 (作りやすい分量)

・ブロッコリー … 1/2房
・赤パプリカ … 1/8個
・黄パプリカ … 1/8個
・むき海老 … 200g
・[A]レモンオイル … 大さじ3
・[A]塩 … 小さじ1/2
・[A]コショウ … 適量
・ベビーリーフ … 適量

■作り方 (調理時間:10分)

① ブロッコリーは小房に分ける。赤パプリカ、黄パプリカは2cm角に切る。むき海老は背ワタがあれば取り除く。

② 鍋に1カップの湯(分量外)を沸かし、塩小さじ1/2(分量外)を加え、ブロッコリー、海老、パプリカの順に茹でる。ザルにあげて水気を切る。

③ Aを混ぜ合わせたものに②を加え、全体を混ぜ合わせる。

④ 器にベビーリーフ、③を盛り付ける。

■オイルの力でしっとりジューシー! 「鶏肉レモンオイル漬け」

パリッとした鶏肉の皮を破って肉を噛み締めると、清々しい柑橘の風味が口の中いっぱいに広がる「鶏肉のレモンオイル漬け」。レモンオイルに漬け込んでからグリルすることで、鶏肉がパサつかずしっとりジューシーに仕上がる。

鶏もも肉の余分な脂身はあらかじめ取り除いておくことで、脂身がレモンオイルの風味を邪魔することなく、最後まで爽やかな味わいを楽しむことができる。

■材料(2人分)

・鶏もも肉 … 300g
・[A]レモンオイル … 大さじ2
・[A]白ワイン … 大さじ2
・[A]塩 … 小さじ1
・[A]コショウ … 適量
・プチトマト … 適量
・イタリアンパセリ … 適量

■作り方 (調理時間:15分 ※漬け込む時間は除く)

① 鶏もも肉の余分な脂を取り除き、皮の面にフォークで数カ所穴を開ける。

② バットに①を入れ、Aを混ぜ合わせたものを加えてよく揉み込み、ラップをかけ冷蔵庫で2時間以上おく。

③ フライパンを熱し、②の皮面を下にしてこんがりと焼き付けてから裏返し、中まで火を通す。

④ 器に盛り、イタリアンパセリとプチトマトを添える。

自家製レモンオイルは、レモンの皮を漬け込んでおくだけで作れる手軽さが魅力。
どんな料理にも合わせやすいので、作り置きしておけばいつもの料理にフワッと爽やかな風味付けをすることができる。
今回は海老を使ったサラダを紹介したが、いつものサラダのドレッシング代わりにレモンオイルをかけるだけでも味がぐんと締まる。今まで果汁を搾ったあとのレモンの皮を捨てていたという方は、ぜひ試してみてほしい。




【レシピ作者プロフィール】
レシピ制作:フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
HP:http://foodcreativefactory.com/
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