イタリアの代表的なデザート「ティラミス」。エスプレッソのちょっぴりほろ苦い味と、マスカルポーネチーズで作ったクリームのなめらかな食感がたまらない、定番人気のスイーツだ。
一見難しそうに感じるティラミスだが、実はどの家庭にもある「食パン」を使えば簡単に作ることができる！ 見た目も華やかでおもてなしにもぴったり。使う材料も手軽なものばかりなのでぜひチェックしてみてほしい。
1．食パンで作れる「基本のティラミス」
「本当に食パンで作ったの？」と驚かれること請け合いの本格的な味わいのティラミス。コーヒーを浸みこませた食パンにほんのり甘いなめらかなチーズソースが相性抜群！
マスカルポーネがなくても、市販のクリームチーズを使うことで簡単にティラミスの味を再現できる。作り方も材料もとってもシンプル。ガラス容器に盛り付ければとってもお洒落な仕上がりに！
＜レシピ＞
■材料（1人分）
・クリームチーズ … 50g
・生クリーム … 50g
・食パン（8枚切） … 1枚
・砂糖 … 20g
・ココアパウダー … 小さじ1/2
・無糖コーヒー … 大さじ3
■作り方（調理時間：約10分）
① クリームチーズは室温に戻し柔らかくしておく。（それでも固い場合は電子レンジで軽く温める。）ボウルにクリームチーズと砂糖の1/2を入れ、泡立て器でなめらかになるまでよく混ぜる。
② 別のボウルに生クリームと残りの砂糖を入れ、軽く角が立つまで泡立てる。①を加え、よく混ぜ合わせる。
③ 耳を取り除いた食パンを16等分にし、まず約半分を器に敷き詰め、コーヒーの半量をかける。
④ ②の半量を流し入れる。
⑤ ③～④の工程をもう一度繰り返し、仕上げにココアパウダーを振れば完成。
材料を重ねるだけの簡単工程。コツも一切ないので、思い立った時にすぐに作れそう。それでは、基本を押さえたところでアレンジレシピも合わせてご紹介。
2．粒あん入りがうれしい！「抹茶とあんこの和風ティラミス」
抹茶×あんこの間違いない組み合わせの和風アレンジ。 抹茶のほのかな苦みに程よく甘いクリームチーズソースと粒あんがマッチし、これぞ和と洋の贅沢なコラボレーション！ お茶にも良く合うティラミスに仕上がった。甘党な方は、粒あん多めで作ってみてほしい。
＜レシピ＞
■材料（1人分）
・クリームチーズ … 50g
・生クリーム … 50g
・食パン（8枚切り） … 1枚
・砂糖 … 10g
・粒あん … 60g
・［A］抹茶 … 小さじ1/2
・［A］お湯 … 大さじ3
・抹茶（仕上げ用） … 小さじ1/2
■作り方（調理時間：約10分）
① ［A］の材料を混ぜ合わせておき、クリームチーズは室温に戻し柔らかくしておく。ボウルにクリームチーズと砂糖の1/2を入れ泡立て器でなめらかになるまでよく混ぜる。
② 別のボウルに生クリームと残りの砂糖を入れ、角が立つまで泡立てる。①のクリームチーズを加え、よく混ぜ合わせる。
③ 耳を取り除いた食パンを16等分にし、まず約半分を器に敷き詰め、抹茶液の半量をかけ、粒あんの半量を均等に乗せ、②の半量を流し入れる。
④ ③の工程をもう一度繰り返し、仕上げに抹茶を振る。
3．おもてなしにもピッタリ！「イチゴの甘酢っぱティラミス」
甘酸っぱくておいしいイチゴティラミスは、ヨーグルトを使ってさっぱりと。練乳を入れることで、コクのある優しい甘さがプラスされる。彩りがよく見た目もとても可愛らしいので、おもてなしにもぴったり。子供から大人まで楽しめる一品だ。
＜レシピ＞
■材料（1人分）
・クリームチーズ … 50g
・無糖ヨーグルト … 100g
・イチゴ（薄く縦にスライスする） … 3粒
・食パン（8枚切り） … 1枚
・練乳 … 15g
・［A］イチゴ … 3粒
・［A］砂糖 … 大さじ1/2
・［A］レモン汁 … 小さじ1
■作り方（調理時間：約15分）
① ［A］の材料を耐熱容器に入れ、軽く混ぜ合わせ、600wの電子レンジで1分半加熱し、スプーンなどで軽く潰しておく。
② ヨーグルトはキッチンペーパーに包み、水切りしておく（100gが約50gになるくらいが目安）。クリームチーズは室温に戻し柔らかくしておく。
③ ボウルにクリームチーズと水切りしたヨーグルト、練乳を入れ泡立て器でなめらかになるまでよく混ぜる。
④ 耳を取り除いた食パンを16等分にし、器に約半分を敷き詰め、スライスしたイチゴの1/2を並べ、①のイチゴソースの1/2をかけ、③の半量を流し込む。この工程をもう一度繰り返す。（お好みで余ったイチゴソースとイチゴを飾り、粉糖をまぶす）
難しそうなイメージのあるティラミスだが、食パンとクリームチーズを使えばこんなに手軽に作ることができる。マスカルポーネチーズや卵、ビスケットを使わなくてもOKなので、ちょっと贅沢なデザートを食べたくなったときやパーティーの時などあっという間に作ることができるのがうれしい。火を使わないで作ることが出来るのも魅力のひとつ。さっそく休日おやつにいかが？
＜レシピ作者プロフィール＞
Marie
フードコーディネーター。1987年、千葉県出身。
某食品メーカーに勤務しながら、フードコーディネータースクールに通い資格を取得。
その後カフェのキッチンで働く傍ら、フードコーディネーターのアシスタントやコラム執筆など活動し、現在は一児の母になる。
Caféの空間やお料理好きが高じて、「おうちで手軽にCaféごはん」をモットーに自身のブログで日々のおうちごはんやグルメ情報などを発信している。
ブログ： http://ameblo.jp/happy-smile-ouchigohan/
（編集、メニュー監修：河瀬璃菜/フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com/）