日本酒72種類が3,000円で飲み比べ放題! 渋谷駅チカで大人飲みできる隠れ家立ち飲みを発見

2016年10月11日
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日本酒72種類が3,000円で飲み比べ放題! 渋谷駅チカで大人飲みできる隠れ家立ち飲みを発見
Summary
1.47都道府県から選りすぐった日本酒を3,000円で飲み比べ放題
2.日本酒初心者にも心地よい立ち飲みスタイルのスタイリッシュな空間
3.料理は置かず、おつまみ・料理は自由に持ち込み可能

渋谷駅。京王井の頭線西口からなら、ゆっくり歩いても1分とかからない駅近。飲食店が軒を連ねる路地のビル3階に『日本酒ギャラリー 壺の中』がオープンした。急な階段を上り扉を開けると、立ち飲み用のハイテーブルが置かれた店内に、シャープなライトを照らしたシンプルな空間が広がる。

入口で「飲み比べ放題コース」の代金3,000円(税別)を前払いして入店。お猪口を選んだら、好きなテーブルへ。新規で来店した際には、お店のシステムを説明してくれて、ほどなく、「和らぎ水」が運ばれる。まずはその和らぎ水で喉を潤して……。

今宵の1杯は、どのお酒から始めましょうか?

「どんなお酒がお好みですか?」と、オーナーの石堂孝蔵さんが声をかける。「今宵はこの日本酒はいかがですか?」と、お店のおススメを提案しながら、まずは1杯試飲して感想を訊く。その際、好みや反応を探りながら、「今度はこの日本酒はどうですか?」と石堂さん。ガイダンスを繰り返すうちに、ゆっくりと好みの1本に導かれていく。「混雑時はご対応できない場合もありますが、素敵な日本酒との出逢いをサジェストしています」。

この店は石堂さんが厳選した72種類の日本酒だけを提供するお店。料理は置かずに日本酒の厳選に全力投球する。今、日本酒は外食の一大トレンドとなっているが、「飲み比べ放題」というスタイルと、シンプルでスマートな空間が、そのムーブメントを象徴するかのようでもある。

セレクトの基準は、高価な希少酒ではないが、“ギャラリー”という店名が示すように、47都道府県から蔵元を厳選して72本という豊富な揃えを誇る。「料理がメインのお店は、その料理に合わせて絞り込んでいく傾向がありますが、『日本酒ギャラリー 壺の中』は、おつまみ・料理は置いてないため、どんな好みの方が来店しても、必ず“これが好き“という1本に出逢えるようにしています」と、石堂さんは頼もしい笑顔を見せる。

では、今宵の72本から、バランスよく飲み比べてみよう。

写真左から順に、
①菊鷹 山廃純米(愛知)
絶妙な酸味を持ちつつ、分厚い酒質。ぬる燗にして発酵食品と合わせてみたい。 
②風の森 無濾過無加水 生酒(奈良)
フレッシュな香りが立ち、活き活きとした酸がしっとりと広がる。口開けは炭酸ガスが弾ける風味が楽しめる。
③悦 凱陣 オオセト純米酒(香川)
「よろこび がいじん」と読む。滑らかなうまみと濃厚な酸が特徴。甘めの煮物や中華料理にぴったり。
④みむろ杉 純米吟醸(奈良)
「ろまんシリーズ」より。香りがさわやかで、瑞々しくも柔らかな口当たり。甘みとうまみがバランスよくジューシー。
⑤文佳人 純米吟醸酒(高知)
高知産の酒米「吟の夢」で仕込んだ一品。フルーティな吟醸香、軽やかな味わいが印象的。

なお、おつまみ・料理は、持ち込み自由。周辺の東急百貨店や渋谷ヒカリエの地下に立ち寄れば、おいしいおつまみ・料理がゲットできる。手ぶらで来店しても、近隣の居酒屋から出前が取れるので安心だ。お箸とお皿も完備している。また乾杯用のビールやソフトドリンク類などを持ち込んでも大丈夫。

日本酒にも旬がある。深秋までは「ひやおろし」の飲み比べを

「ひやおろし」とは、冬に造ったお酒を、ひと夏低温で熟成させて、秋にお披露目となるお酒のこと。2度目の火入れをしていないのでお酒本来の香味が生きている。季節限定ゆえ、持参する料理・おつまみも秋の味覚を選ぶのも名案だ。その一部を味わってみた。『日本酒ギャラリー 壺の中』では、現在13種類のひやおろしがラインアップされている。

左から
①吉(ゆい) 純米吟醸ひやおろし(茨城県)
香り高い吟醸香が特徴の、甘みが際立つ1本。
②水芭蕉 純米吟醸ひやおろし(群馬県) 
水の透明感が伝わる銘柄で酸味と甘みのバランスがよい。
③龍力 純米吟醸ひやおろし(兵庫県) 
ほどよく華やかな香りと丸みのある米のうまみ。
④雁木 純米無濾過原酒ひやおろし(山口県) 
独特の甘みが広がる。香りだけでなく味に厚みがある。

グラスは3種。65ml入るので、3杯飲んで1合のイメージだ。

海香る天然の塩7種と日本酒のマリアージュを楽しむ

「塩さえあれば、つまみはいらない」と言われるが、本当だろうか。『日本酒ギャラリー 壺の中』では、一般社団法人 日本ソルトマイスター協会が厳選した、日本酒に合う「日本の塩」を用意している。つぎ台に並んだ日本の塩は、自由に試してOKだ。

全7種を紹介しよう。素材の味を感じたいときの決め手となる「復活塩」(石川県珠洲市)、ほのかな甘みを感じる「奥能登海水塩」(石川県金沢市)、まろやかなうまみが素材の魅力を引き出す「伊達の旨塩」(宮城県石巻市)、まろやかな味わいの「海人の藻塩」(広島県呉市)、甘い!そのままでつまみになる「土佐の天日塩」(高知県)、通詞島の釜炊き塩(熊本県天草市)、小笠原の塩(東京都小笠原村)。同じ産地の日本酒と塩を合わせるのも面白い。

日本酒の魅力を知りたい人は壺の中へ!

常連客から「パパ」と呼ばれるオーナーの石堂さんは、1級フードアナリストの資格を持つ。大学卒業と同時に渡米し、アメリカの食環境に触発されて、食の世界に興味を持ったという。「日本の食をもっと世界に紹介したいと思うのですが、その前に、私たち日本人は好んで日本酒を飲んでいるでしょうか? もちろん日本酒好きの方もいますが、ヨーロッパでは、子どもの頃からワインに触れて、生涯においてワインを愛し、ワインを誇りに思っています。日本においても、国酒を大切にする文化を育みたいのです」。石堂さんの心意気に思わず共感してしまう。

ただただ、日本酒の魅力をもっと知りたい、もっと飲みたい!と、願わずにはいられない。思い立ったら吉日。日本酒と仲良くなりに、壺の中へ!

<メニュー>
飲み比べ放題コース 3,000円(閉店まで時間無制限飲み比べ放題)
駆け込み飲みおさめコース 2,000円(21:30以降入店の方に限る)
※いずれも、おつまみ・料理、乾杯用のビールやソフトドリンク類なども持ち込み自由
※価格はすべて税別

日本酒ギャラリー 壺の中

住所
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-6-5 東静ビル3F
電話番号
03-6455-3185
営業時間
平日18:00〜23:00(22:30L.O.)、土・日・祝14:00〜23:00(22:30L.O.)
定休日
定休日:無
公式サイト
http://tsubo-no-naka.com/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。