大阪人が待ちに待った! 予約がとれない肉料理の超人気店『肉山』がついに大阪・福島にオープン

2017年01月28日
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大阪人が待ちに待った! 予約がとれない肉料理の超人気店『肉山』がついに大阪・福島にオープン
Summary
1.肉好きの聖地『肉山』が大阪・福島にオープン
2.メニューは赤身肉主体の「お任せコース」のみ
3.究極の食事メニューで〆て登頂完了!

2012年東京・吉祥寺にオープン後、瞬く間に「予約が取れない店」として話題となった赤身肉専門の『肉山』。吉祥寺本店を皮切りに、名古屋、神戸、高松、福岡、大宮、新潟と全国に展開してきた。肉マニアの間では「肉の聖地」として知られ、『肉山』を訪れることを「登山する」「登頂する」と表明するファンも多い。

その『肉山』が2016年12月6日についに大阪・福島に上陸した。場所はJR福島駅から徒歩3分、阪神福島駅からすぐというアクセス至便の好立地。とはいえ、とくに目立つ看板や扉を設けていないため店までたどり着くまでに迷う人も少なくなさそうだ。

では、早速、「肉」とのみ書かれたシンプルな扉を開いて入店しよう。店内はカフェやバールを思わせるスタイリッシュな空間。壁には、本店の常連である人気漫画家の西原理恵子さんや福本伸行さんなどのポスターなどが貼られているのがユニークだ。

メニューは本店同様、赤身肉主体のお任せコースのみ

料理の内容は、基本的に本店と同様、「お任せコース」1人5,000円のみ(飲み放題コースはプラス5,000円)で、肉はスタッフさんが塊で焼いてスライスされたものがテーブルに運ばれてくるスタイルだ。お任せは、キムチや野菜を除いてパテ、ソーセージ、豚、牛、ジビエ、そしてヒレカツやスジ煮込みなどの一品料理が全6~7品が次々と並ぶ肉!肉!肉!のオンパレード。赤身肉はその日の仕入れ状況によって異なるが、いろんな種類の部位が出てきて、「肉を満足いくまで食べたい」という夢を叶えてくれる、まさに肉好きのパラダイス! では、そんな「お任せコース」の一部を紹介しよう。

まずは「鶏レバーと豚肉のパテ」から。こちらは、口に入れると表面の脂がスーッと溶けて、続いて、鶏レバーと豚の濃厚なうまみをしっかりと感じる一品となっている。臭みがまったくないのでレバーが苦手な人でもご安心を。そのままでもおいしいが、タスマニア産のチリマスタードを付けて食べるのもおすすめ。プチっと弾ける辛さがうまみをアップさせてくれる。

続いて、赤身肉。この日は沖縄・宮古牛のシンタマが登場。こちらは内モモのつけ根にあたる部分で、肉がきめ細かく柔らかなのが特徴だ。

厚切りの肉の表面をじっくりと炭火で焼いた後、ステンレスバットに移して低温加熱。そうすることで肉のうまみをしっかりと中に閉じ込めている。

そしてその厚切り肉がスライスされてテーブルに登場。下味は厳選された藻塩のみでいたってシンプル。だからこそ、穏やかな塩気で肉の持つうまみを最大限に感じることができるのだ。

続いて、臀部のえくぼにあたる「宮古牛のランプ」がテーブルに。きわめてレアな状態に焼き上げており、歯ごたえのある弾力が特徴的。噛みしめるごとに脂身の甘みをしっかりと感じることができるお肉だ。これも藻塩で味付けされているが、シンタマと同じくチリマスタードのほか、ほどよい辛味のあるコチュジャン風味噌、ゆず胡椒を好みで付けて楽しんでもいいだろう。

牛肉を味わったら、「馬のモモ肉」が登場。やや歯ごたえがあるが、甘みがあり、口に含むととろけるような食感がたまらない。低脂肪・低カロリー・高タンパクとヘルシーなのは女性にもうれしいところ。九州地方で好んで使われる甘みのある再仕込み醤油で味付けされており、ワサビを付けて食べるのがおすすめ。

ちなみに赤身肉専門店のイメージが強い肉山だが、牛肉以外にジビエが供されるのも特徴のひとつだ。今後は、本場イタリアでも希少価値が高いというロバ肉や鹿肉も入荷予定だとか。その日の仕入れ状況によって異なるので、何度でも訪れたくなる楽しみがある。

途中、「京都の万願寺とうがらし」など焼き野菜も間に挟まれる。この日は京都の万願寺とうがらしを、シンプルに炭火で焼いた後、醤油をサッとかけた一皿。ほお張ると、ジュワッと広がるみずみずしさが口の中をさっぱりとさせてくれる。野菜は、他に大ぶりのエリンギやキュウリ、アスパラガスなどその日の状況によって変わる。

最後の締めは、「玉子かけごはん」または「蟹の出汁が入ったカレー」のどちらかをチョイス。カレーは韓国料理の一つであるケジャンのだしが入った韓国テイストだ。どちらを選んでもボリューム満点で、あぁお腹いっぱい。完食してここではじめて“肉山登頂”となる。

ハイクオリティーな肉を存分に堪能できて、これで1人5,000円というのはコスパ抜群。お酒はビールをはじめ、味わいが異なる6種のハイボールをラインアップするが、おすすめはオリジナルラベル「29」「肉」が貼られたワイン。清涼感が口の中をさっぱりとしてくれるスパークリングや、酸味が強くなく軽いボディの赤ワインを揃えているので、合わせて楽しみたい。

大阪・福島店の店主を務める安田明未さんは、「別の仕事をしていたのですが、前から飲食業に興味があったんです。そんなとき、たまたま吉祥寺・本店に食べに行ったとき、おいしさと斬新な提供方法、コスパのすごさに感動して、この仕事をしてみたい!と思ったことがきっかけで転職しました」と語る。自らも『肉山』の魅力にとりつかれた一人でもあるのだ。「お任せコースだけで300g以上のお肉が食べられるから、男性の方にも『お腹がパンパン!』と言っていただいています」とのこと。なお、完全予約制で、18:00~と19:00~の2部制(2時間制)となっている。早速、予約して『肉山』に登頂してみてはいかがだろうか。

(文/茶野真智子・撮影/前田博史)

【メニュー】
お任せコース 1人5,000円
飲み放題コース 1人10,000円
追加メニューキムチ・チャンジャ 300円
ザ・プレミアム・モルツ 600円
白州森香るハイボール 800円
グラスワイン(赤・白・泡) 800円
ボトルワイン(赤・白・泡) 3,500円
※価格は税抜

肉山 大阪

住所
〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島5-8-12 丸市ビル2F
電話番号
080-4932-2929
営業時間
18:00~22:00(完全予約制・18:00~または19:00~の2部制)
定休日
不定休

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。