「アサリ」は冷凍するとうまみが倍増! アサリの正しい冷凍保存法と、うまみたっぷり絶品アレンジ3選

2017年04月08日
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「アサリ」は冷凍するとうまみが倍増! アサリの正しい冷凍保存法と、うまみたっぷり絶品アレンジ3選
Summary
1.アサリは冷凍するとうまみが格段にアップ! その理由とは?
2.引き出したアサリのうまみを活かすアレンジレシピも3つ紹介
3.アサリが旬を迎える3~4月にこそ試してほしい

味噌汁や酒蒸しなど、長い間日本人に親しまれているアサリは、春の産卵に備えて身が肥えている今の時期(3~4月)が旬。アサリを調理するときは、買ってからそのまま使うということがほとんどかと思うが、実はある裏ワザを使うとうまみがグンと増すのをご存じだろうか。

実は、アサリは「冷凍」するとさらにおいしくなるのだ! アサリの細胞の中には、うまみエキスであるグルタミン酸とコハク酸がたっぷり閉じ込められている。アサリが生のままだと、このうまみエキスは細胞に閉じ込められたままで、外に出にくい状態。そこで一度冷凍し、細胞を壊すことで、うまみエキスが外に出てきやすく、うまみを最大限に活かすことができるのだ!

もちろん冷凍することで長期保存も叶うので一石二鳥。ここでは、正しい冷凍保存の方法と、アサリのだしを活かしたアレンジレシピを紹介していく。

■うまみを格段にアップさせる! 「アサリの正しい冷凍保存法」

① バットに水300cc、塩小さじ1と1/2を入れ、よく溶かす。その上からアサリが重ならないように広げる。

② 水の量を、アサリの頭が少し出るくらいヒタヒタになるように調整する。

③ 水が飛ぶので上から新聞紙をかけ、2~3時間置いて塩抜きをする。

④ 砂抜きをしたら水気をしっかりとり、保存袋などの密封袋に入れる。平にし、アルミバットに乗せてなるべく早めに冷凍する。(アルミバットは素早く温度を下げるためなのでなくてもOK。)料理に使う時は、冷凍のまま調理する。

一度冷凍させてうまみ成分を解放したら、さっそく調理しよう! 簡単にできるアレンジレシピを紹介していく。

1.とろ~り濃厚! 水を使わずに作る「うまみたっぷりチャウダー」

肌寒い朝にもうれしい、パパッと簡単に作れる濃厚なクラムチャウダー。野菜たっぷり、水を使わずに牛乳だけで仕上げているので食べごたえも抜群。コクとうまみを存分に味わうことができる。
女性には嬉しいむくみ解消効果が期待できるミネラルや、疲労回復をサポートするタウリンも豊富に入っているので、デスクワークや外回りで疲れた体にも染みる一杯。

<レシピ>

■材料(4人分)
・冷凍アサリ(殻つき) … 300g
・ベーコン … 100g
・ジャガイモ … 小3個
・タマネギ … 1/4個
・ニンジン … 1/2個
・カリフラワー … 1/4個
・パセリ(みじん切り) … 適量
・牛乳 … 4カップ
・バター … 20g
・小麦粉 … 大さじ1と1/2
・マギーブイヨン … 1個
・塩・コショウ … 少々

■作り方(調理時間:20分)
① ベーコン、ジャガイモ、ニンジン、タマネギは、1cm角のさいの目に切っておく。カリフラワーはひと口大の大きさに切る。

② 鍋にバターを弱火で熱し、ベーコンとすべての野菜を炒める。タマネギが透き通ってきたら小麦粉を加え、粉っぽさが消えるまで炒める。

③ 牛乳とブイヨンを加えて野菜がやわらかくなるまで5~6分煮る。

④ 殻ごとアサリを加え、ひと煮立ちさせたら、塩コショウで味を調え、パセリを散らす。

2.ニンニクの香りがあとを引く!「菜の花とアサリのペペロンチーノ炒め」

ニンニクの香りと菜の花のほろ苦さがとても良く合う唐辛子炒めは、あと一品ほしいときにぴったり。簡単に作れて冷めてもおいしいので、お弁当やお花見など、アウトドアに持って行くのもオススメだ。
さらに、菜の花はβ−カロテンが多く含まれているので、できてしまったシミに働きかけたり、アンチエイジングや美肌のサポートをしてくれる女性には嬉しい野菜。β−カロテンは脂溶性なので、油と一緒に取ると吸収率がアップ。理にかなったレシピでもあるのだ。

<レシピ>

■材料(2人分)
・冷凍アサリ(殻つき) … 200g
・菜の花 … 1/2束
・ベーコン … 100g
・オリーブオイル … 大さじ1強
・ニンニク … 1かけ
・唐辛子 … 2本
・塩コショウ … 少々

■作り方(調理時間:15分)
① 菜の花はよく洗い、1/2サイズにカットしておく。ニンニクの芽を取り除き、1mm幅にスライスする。唐辛子は種を取り除き、小口切りにする。ベーコンは1cm幅にスライスする。

② フライパンにオリーブオイルとニンニクと唐辛子を入れ、弱火にかける。

③ ニンニクに色がつき始めたら中火にし、アサリと菜の花を加えて5分炒め、塩コショウで味を調える。

3.アサリのうまみを半熟卵で包み込んだ「深川めし風玉子丼」

プリップリのアサリを、濃厚なだしと半熟卵でとじた深川めし風の玉子丼。うまみエキスたっぷりのアサリと、だしをジュワッと吸い込んだ油揚げ。それらを半熟卵がとろりと包み込んだ、バランスの良い一品。うまみの強い冷凍アサリを使えば、丼物もワンランク上の味わいに。

<レシピ>

■材料(2人分)
・冷凍アサリ(むき身) … 100g
・卵 … 2個
・油揚げ … 1/2枚
・三つ葉 … 適量
・ご飯 … 2膳
・[A]だし汁 … 1カップ
・[A]酒 … 大さじ4
・[A]しょうゆ … 大さじ1
・[A]砂糖 … 小さじ1強

■下準備
・ご飯を炊いておく

■作り方(調理時間:25分)
① 油揚げは5mm幅の短冊切り、白ネギは5mmの斜め切り、三つ葉は4cm幅に切っておく。卵はさっくりと混ぜておく。

② 小さめの鍋にアサリと[A]を加え、ひと煮立ちさせる。

③ 白ネギと油揚げを加えて中火で1~2分煮る。

④ 溶き卵を回し入れ、三つ葉を加え、蓋をして1分経ったら、ご飯にのせる。

長期保存ができるだけではなく、うまみエキスを引き出しておいしさまで格段にアップさせてくれる、嬉しい裏ワザ「冷凍アサリ」を紹介した。今回紹介したアレンジレシピの他にも、普段作っている味噌汁や酒蒸し、炊き込みご飯にもこの裏ワザは有効なので、アサリが旬を向かえている今の時期こそ、ぜひ試してほしい。




<レシピ作者プロフィール>
綾夏
料理家。15歳で単身渡英。多彩なヨーロッパの食文化に触れたことで、食の楽しさに開眼。4年間をロンドンで過ごす。帰国後はフードコーディネーターSHIORI氏、フードデザイナー小沢朋子氏(モコメシ)のアシスタント経て独立。現在、料理教室の講師を務めるかたわら、個展のオープニングパーティやホームパーティなどのケータリング業も行う。メディア向けのレシピ考案などで幅広く活躍中。2016年より料理教室「AyakaCooks」主宰。
・HP:http://www.ayakacooks.com/ayakacooks.html
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(編集、メニュー監修:河瀬璃菜/フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com/