日本食にかかせないものといえばそう、白米！ そんな白米には、卵や納豆、明太子など定番の「ご飯のおとも」が数多くあり、「お気に入りのおかずを常にストックしている」なんていう白米ラバーも多いはず。
そこで今回は、ぜひとも”お気に入り”に追加していただきたい、作り置きできる自家製「ご飯のおとも」のレシピを紹介。見た目はちょっと地味だが味は抜群においしい逸品ぞろい。さっそくチェックしていこう。
1．実は簡単につくれる「ピリ辛なめたけ」
市販品のイメージが強い「なめたけ」、実は自分で簡単に作ることができる！ ピリッとした辛さとネバネバ食感は、言うまでもなく白米との相性抜群。お買い得のエノキを見つけたらぜひ試してみてほしい。
＜レシピ＞
■材料（2人分）
・エノキ … 2株
・［A］だし汁 … 100cc
・［A］醤油 … 大さじ3
・［A］生姜（すりおろし） … 1かけ
・［A］コチュジャン … 小さじ1
・［A］みりん … 大さじ2
■作り方（調理時間：10分）
① エノキは石付きを落とし、5cm幅に切る。
② 小鍋にAとエノキを入れ、汁気がなくなるまで煮詰めれば完成。
（保存期間：冷蔵保存で1週間以内）
2．濃いめの味付けにご飯が止まらない「生姜ネギ肉味噌」
中途半端に余ったひき肉の活用にも使える「肉味噌」レシピ。お好みでタケノコやレンコン、ニンジンなどを入れても、食感に変化が出ておいしい。濃い味なので、卵かけご飯のトッピングにもオススメ。
＜レシピ＞
■材料（2人分）
・白ネギ（白ネギ） … 10cm分
・合挽き肉 … 200g
・ニンニク（みじん切り） … 1かけ
・生姜（みじん切り） … 1かけ
・ゴマ油 … 適量
・［A］醤油 … 大さじ1
・［A］味噌 … 大さじ1
・［A］酒 … 大さじ1
・［A］みりん … 大さじ2
■作り方（調理時間：10分）
① 中火で熱したフライパンにゴマ油をひき、ニンニク、生姜を香りが立つまで炒めたら、合挽き肉、白ネギを炒める。
② ①にAを入れ煮詰めれば完成。
（保存期間：冷蔵保存で1週間以内）
3．濃厚な味つけで食べごたえアップ！「鮭フレークのガーリックバター風味」
こちらもご飯のおともの定番「鮭フレーク」。ニンニクとバターの風味が食欲をそそり、ご飯何杯でもイケてしまいそうなおいしさ。おにぎりの具材に入れても◎。
＜レシピ＞
■材料（2人分）
・鮭 … 2切れ
・ニンニク（みじん切り） … 1かけ
・バター … 10g
・白いりゴマ … 適量
・［A］醤油 … 小さじ1
・［A］みりん … 小さじ1
■作り方（調理時間：10分）
① 中火で熱したフライパンにバターを溶かし、ニンニクを香りが立つまで炒めたら、鮭を両面しっかり焼く。
② ①の鮭を木ベラなどでほぐしたら、Aを入れてよく混ぜ合わせる。最後に白いりゴマをふって完成。
（保存期間：冷蔵保存で1週間以内）
4．パクチーとナンプラーの黄金コンビを味わう「エスニック漬け味玉」
いつもの味玉も、エスニック調味料を使えば一気にアジアンテイストに。調味料といっしょにたっぷりのパクチーを漬け込むことで、ナンプラーの酸味とパクチーの香りの絶妙なコンビネーションを味わうことができる。ちょっと固めに炊いたご飯と合わせるのがオススメ。
＜レシピ＞
■材料（2人分）
・ゆで卵 … 2個
・［A］ナンプラー … 大さじ2
・［A］オイスターソース … 大さじ1
・［A］みりん … 大さじ1
・［A］鷹の爪 … 1本
・［A］パクチー（みじん切り） … 30g
■作り方（調理時間：5分）※漬ける時間はのぞく
① 合わせたAを密封袋に入れ、ゆで卵を漬ける。冷蔵庫で半日おけば完成。
（保存期間：冷蔵保存で5日以内）
5．ピリッと刺激的な味わいがクセになる「汁なし麻婆豆腐」
炒り豆腐のように炒めた、汁なし麻婆豆腐。汁がないことで、冷めてもおいしく食べられるのが嬉しい。豆板醤と花椒がピリッと効いていて、ガッツリ食べたい時にぴったりのおともだ。
＜レシピ＞
■材料（2人分）
・合挽き肉 … 150g
・木綿豆腐 … 1丁
・タマネギ（みじん切り） … 1/4個
・ニンニク（みじん切り） … 1かけ
・生姜（みじん切り） … 1かけ
・豆板醤 … 小さじ2
・花椒 … 適量
・ゴマ油 … 適量
・［A］コチュジャン … 小さじ2
・［A］みりん … 大さじ1
・［A］醤油 … 大さじ1
■作り方（調理時間：15分）
① 木綿豆腐はキッチンペーパーに包み、600Wの電子レンジで2～3分加熱し、水切りをする。
② 中火で熱したフライパンにゴマ油を熱し、ニンニク、生姜、豆板醤を香りが立つまで炒める。タマネギ、合挽き肉、木綿豆腐を加え木綿豆腐を崩すように炒める。
③ ②にAを入れ、水分が飛ぶまで煮詰めたら、花椒をふる。
（保存期間：冷蔵保存で3日以内）
究極の「ご飯のおとも」レシピを紹介したが、お気に入りは見つかっただろうか？ どれも作り置きができるので、平日の忙しい朝やお夜食にもぴったり。いつもの「ご飯のおとも」の仲間にぜひ加えてほしい。
＜レシピ作者プロフィール＞
河瀬璃菜 りな助（料理研究家フードコーディネーター）
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。フードクリエイティブファクトリー所属
料理好きな母のもとで育ち、食に携わる仕事に就きたいという思いを自然と持つようになりました。両親が共働きで常に忙しくしていましたが、食卓を囲み食事をいっしょに食べることで自然と会話が生まれ、どんなに忙しくてもコミュニケーションを大切にすることができました。そんな経験から、食卓でのコミュニケーションは大変重要で気づきの多いものだと私は思っています。「食を通して大切な人との暮らしをもっと楽しく」という意図に基づき、レシピ開発や料理教室講師、イベント企画運営、メディア出演、コラム執筆、執筆プロデュースなど、食に関わる様々な活動をさせていただいています。
2014年7月よりフードクリエイティブファクトリーの執筆プロデューサーに就任し、月間40本の記事をプロデュースしています。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」
HP：http://foodcreativefactory.com/
Blog：http://lineblog.me/linakawase/
Twitter：https://twitter.com/linasuke0508