1:具合が悪いときだけの食事なんてもったいない!バリエーション豊富な「おかゆ」(前月比252%)
寒くなってきたこともあり、温かいメニューが検索数を伸ばしているが、なかでも「おかゆ」の検索が急上昇している。おかゆは体調が悪い時に食べるシンプルで素朴なメニューというイメージがあるが、鮑の出汁を一緒に炊き込んだゴージャスな中華粥、優しい味わいの味噌粥などバリエーションもたくさんある。また日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」で、おかゆダイエットの特集があったことから、ヘルシー思考の女性たちからも注目されている。9月より期間限定で、SOUP STOCK TOKYOから「OKAYU」が発売されたこともあり、おかゆ=病気のときに食べるもの、という概念が崩れつつあるといえるのではないだろうか。
2:岡山の新しいご当地グルメ「デミカツ丼」(前月比223%)
ご当地グルメが注目を集める昨今、「ホルモンうどん」「たまごかけご飯」「蒜山やきそば」など数多くの人気メニューの量産地である岡山県で、人気のカツ丼が注目を集めている。それが、通常のカツ丼に濃厚なデミグラスソースをかける「デミカツ丼」で、岡山には有名店、人気店が多く存在する。丼にご飯を盛り、デミグラスソースをかけ、その上に千切りキャベツと切り分けたトンカツを乗せ、最後に再びデミグラスソースをかけたがっつりメニュー。旅系のWEBサイトでは、デミカツ丼に関するおすすめ店まとめなども展開されており、岡山の新しいご当地メニューとして地位を築きつつあるようだ。
3:定番洋食でありながら、新しい層のハートをつかんだ「ナポリタン」(前月比194%)
「ナポリタン」は喫茶店や、ファミレスには必ずある庶民的なイメージの食べ物だが、今注目されているのはプレミアム感のあるナポリタン。たとえば伊勢丹地下二階、ビューティーアポセカリーにある「HATAKE CAFÉ」では、一般的なナポリタンとは違い、ケチャップではなくトマトを、ベーコンもスライスではなくブロック、パスタも茹で置きではなくアルデンテを使ったナポリタンが人気。値段は2,000円程度でいわゆるナポリタンより高めの設定だが、女性客を中心に人気だという。諸説あるものの、実はナポリタン発祥の地は横浜の「ホテルニューグランド」で、アメリカの「スパゲッティウィズミートボールからヒントを得たと言われている。
データ集計対象期間:2015年8月、9月