ついに2016年が幕開け!2015年は日本人らしく年越しそばで締めくくったという方も多いのではないだろうか?
その年越しそばに対抗して(?)、近年じわじわキテいるのが「年明けうどん」!
2009年に「さぬきうどん振興協議会」が新たな麺食行事の普及を目的として提唱している、「年初めに純白で清楚なうどんを食べて人々の幸せを願う」という新風習である。
うどんは、他の麺に比べて太く長いことから、古来より長寿を祈る食べ物として親しまれてきた縁起物。
今回はそんなうどんの中でも一風変わった個性派レシピをご紹介!2016年も太く長い、健康な1年になることを願い、「年明けうどん」で縁起良くスタートをきってみるのはいかがだろう?
お手軽すぎ!うどんにタレを絡めた油そば風ローストビーフうどん
新宿西口の和食ダイニング「灯溜厨(ひりゅうず)」の斎藤勝一シェフにご紹介いただいたのは、市販のローストビーフを利用して手軽にガッツリ感を楽しめる「五島手延べうどんの油そば風ローストビーフのせ」。
うどんに特製ダレを絡めるスタイルは油そばに近い。贅沢なほどにたっぷり使用したローストビーフは、見た目のパンチも食べごたえも抜群だ。ローストビーフ、生卵、カイワレの赤黄緑の色合いも華やかで美しい。
具材を乗っけるだけの簡単レシピなので、調理のコツは特になし。思い立ったときにパパッとつくれる、忙しいあなたにぴったりのお手軽うどんだ。
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ボリュームたっぷりの台湾式肉うどんは、意外にもサラッといけちゃう?
こだわり抜かれた「純米無濾過生原酒」と、旬の食材を使った丁寧な料理が自慢の和食居酒屋「楽旬堂唯杏 池袋東口本店」の武内剋己シェフにご紹介いただいたのは「台湾式・肉うどん」。
上にのせる肉味噌は、食感を出すためにひき肉ではなく豚バラ肉を5mm角に切って使用するというこだわり。ごま油や豆板醤、五香粉、クミンといったエスニックな香りのスパイスを加え、全体がしっとりするまで煮込む。
対してスープは、うどんつゆの素と鶏ガラスープを合わせ、あっさりとした仕上がりに。
しっかり味の肉味噌とスッキリとした旨みのスープのバランスが絶妙。上にのせた温泉卵を崩せば、さらに味にまとまりが出る。
見た目のボリュームのわりに、意外とサラッといけて栄養も満点。「年末の疲れで食欲が…」という頑張り屋さんのあなたにもぴったり。カラダに優しいうどんでささやかに正月気分を味わおう。
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【記事提供元】
プロから学ぶ簡単家庭料理「シェフごはん」
五島手延うどんの油そば風 ローストビーフのせ
台湾式・肉うどん