ケンタッキーでお酒が40種類も飲めるなんて!ちょい飲みを超えたKFCバルが魅力的すぎる

2016年06月04日
カテゴリ
レストラン・ショップ
  • レストラン
  • 東京
  • 高田馬場
  • クラフトビール
  • バル
ケンタッキーでお酒が40種類も飲めるなんて!ちょい飲みを超えたKFCバルが魅力的すぎる
Summary
1.ケンタッキーフライドチキンの新業態、バルが高田馬場にオープン
2.11種のクラフトビールをはじめ、約40種類ものアルコールが楽しめる 
3.つまみから〆のパスタまで、幅広いフードメニューをラインナップ

1杯ずつ丁寧にドリップで淹れるサードウェーブコーヒーや、小規模な醸造所で職人が精魂込めて作るクラフトビールなど、味にこだわった“プレミアム・ドリンク”が大流行中。これまであまり気にとめずに飲まれていた飲み物の存在が見直され、高付加価値ドリンクとして生まれ変わった。

特に近年のクラフトビール人気は目覚ましく、世界はもちろん、日本でも小規模醸造所(マイクロブリュワリー)が続々と誕生。その数は250を超えるといわれている。

各地で行われるビアフェスや、クラフトビール専門店の新規オープンなど、世界中の個性的なビールを嗜む機会が増えてきた。そして、その波はついに、あのファストフード・チェーンにまで!

クラフトビールとバル料理が楽しめる新業態のKFC登場!

2016年4月1日、ケンタッキーフライドチキン高田馬場店がリニューアルオープン。昼はカフェ、夜はバルとしてアルコールが気軽に楽しめるようになった。これまでも一部ではチキンと一緒にアルコールが飲める店舗もあったが、今回は本格的なバルとして初参戦。フライドチキン以外のフードメニューも数多く取り揃えているのが特徴だ。もちろん、アルコールも充実。ビールからワイン、カクテル、ホッピーまで、多種のお酒がメニューに並ぶ。

特に力を入れているのがビールだ。プレミアムモルツの樽生や珍しいハートランドの生を提供しているのに加え、ハワイのコナやベルギー・ヒューガルデンなどの海外ブランド、エチゴビール、常陸野ネストといった国内の人気銘柄など、11種のクラフトビールが揃う。女性客を意識して、比較的飲みやすいビールをラインナップしているのが特徴的だ。

料理に合うビールを探す楽しさを存分に堪能しよう

全国規模のファストフード・チェーンで、これだけのクラフトビールを揃える場所は他にはないはず。そこで今回、編集部はKFC高田馬場店にお邪魔して、人気メニューとクラフトビールの相性診断を行った。KFC広報・久本尚美さんと、クラフトビールのイベントには欠かさず足を運ぶビール党ライターが考えた、オススメの組み合わせをご紹介しよう。

まず、アペタイザーとしてセレクトしたのは『しっとり鶏むね肉の燻製<胡山椒>』。1970年に1号店をオープンして以来、チキンの扱いに絶対の自信を持つKFCが手がけるスモークチキンは外せない一品だ。しっとりときめの細かい鶏むね肉が林檎チップで燻された、ほのかに甘い香りをまとう。

また、専用のオーブンでグリルしたキャベツの甘みをアンチョビの塩分で引き締めた『ごちそうアンチョビキャベツ』で、バランス良く野菜も一緒に食したい。普段からコールスローの材料として使用することの多いキャベツは、契約農場から届く新鮮なものだそうだ。

「メインのチキン料理に合わせやすいよう、サラダ以外にも野菜をたくさん食べられるメニューを多く採用しています。カロリーが気になる女性にとっては、この『ごちそうアンチョビキャベツ』や『まるごとトマトのタプナードソース』のような野菜料理は安心材料になるようで、メインとセットでオーダーするお客様が多いんですよ」と久本さん。

合わせるビールは日本の地ビール第1号として誕生したエチゴビールのピルスナー。麦芽のコクとホップの香りが豊かで、軽やかな口当たり。鶏ムネ肉の繊細な味わいを邪魔することなく、すっきりとした飲み心地が口開けに最適な1杯だ。

ジューシーなトマトのグリルには、しっかりした苦みが効いたビールで

3品目はジューシーなトマトをまるごとグリルした『まるごとトマトのタプナードソース バゲットつき』。黒オリーヴとアンチョビのペーストにオリーヴオイルを加えたタプナードソースは塩味がしっかりと効いていて、トマトの酸味、甘みをさらに引き立てる。ソースは濃厚だが、手を加えていないシンプルなトマトのグリルはさっぱりとしていて食べやすい。

この一皿には、先ほどのエチゴビール・ピルスナーよりも、やや主張の強い『ハワイコナ・キャスタウェイIPA』を合わせてみた。しっかりとした苦味を感じつつ、南国ハワイを感じさせるトロピカルなアロマが印象的な夏季限定ビール。サーフィンを描いたラベルが目も楽しませてくれる。

「チキンはビールに合うのでビールがゆっくり飲めるお店を作ってほしい、というお声をいただいておりました。またケンタッキーはファストフードには珍しく、持ち帰って家で食べるというイメージが強かったんです。実際、夕方以降はテイクアウトして家族で召し上がるケースが多くて。そこで、店舗の有効活用を考えたときに生まれたのが、今回の“バル”スタイルなんです」と久本さんは語った。この業態は長年、人気ファストフード店としての地位を確立してきたKFCにとっても、新しい挑戦なのだとか。

女子に大人気! マカロニグラタンをエチゴのレッドエールとともに

KFC高田馬場店のバルメニューには、チキンに由来しないものも複数ある。例えば『ポテトのこんがりマカロニグラタン風』。

「働く女性も増えて、仕事帰りや買い物帰りにちょっと飲みたい気分でも女性が一人で飲めるような店がまだまだ少ない。長年、ファストフードとして親しんでいただいた“ケンタッキー”なら女性が一人でもふらりと飲みに来られるのでは、という思いがバルを展開するもう一つのきっかけになりました。女性好みのメニューを揃え、複数の料理を楽しんでいただけるよう、やや小さなサイズで提供しています」と久本さん。

チーズの香りが香ばしいグラタンには、エチゴビール・レッドエールをチョイス。柑橘系の爽やかな香り、コクとすっきりとした苦味がクリーミーなグラタンの味をキュッと引き締めてくれる。

イチ押しメニュー“チキン・コルドン・ブルー”をじっくり味わう

同店でぜひ味わってほしいと広報・久本さんがイチ押しするのは『チキン・コルドン・ブルー ラタトゥイユ添え』。KFCバルの中でも一番力を入れた、新業態への気合いが感じられる一皿だ。

チキンの中にチェダーチーズを挟んで揚げ、トマトやオリーヴ、ズッキーニなどを使ったラタトゥイユを敷き詰めた鉄板で供される。

ナイフを入れると、中からチーズがトロ〜リ。フィレサンドに使用する国産チキンフィレ(鶏むね肉)を使用しているため、しっとりと柔らかな食感。まさにKFCならではの一皿だ。

ビールは、メキシコ・コロナエキストラ。KFC自慢のスペシャリテを堪能するべく、あえてライトな飲み心地のものを合わせてみた。ライムを瓶の中に入れて飲むのがコロナの定番。すっきりとした後味が、うまく料理を引き立ててくれる。

ラストはやっぱり外せない! フライドチキンはオリジナルドリンクで

もちろん、バル営業の時間帯にもフライドチキンを提供している。どのビールともベストマッチする。

「ヒューガルデン・ホワイト」(ベルギー)や「常陸野ネスト・ホワイトエール」(日本)のように爽やかな飲み心地にスパイシーな後味が加わるハーブ系や、カラメルの香ばしさ、高級な紅茶の苦みにも似た独特な味わいの「ニューキャッスル ブラウンエール」(イギリス)のような個性派をぶつけてみるのも面白そう。さまざまなテイストのクラフトビールと比べ合わせができるのも、この店ならではの楽しみ方だ。

クラフトビールではないが、フライドチキンにぜひ合わせて飲んでみてほしいのが、同店オリジナルの『カーネルハイ』。フライドチキンとの相性にこだわり抜いて、サントリー酒造と共同開発したハイボールだ。
200年を超える伝統と歴史を持つバーボンウイスキー「ジムビーム」をベースに、秘伝のシロップ&スパイスをトッピング。

炭酸の効いたすっきりとしたハイボールに、独特なスパイス感がほんのりと後味に広がる。フライドチキンのスパイシーさと相まって、グラスが進む。
ちなみにシロップとスパイスの原料は、フライドチキンのスパイス同様「企業秘密」とのこと。

バル料理は17時からの提供だが、アルコールはオールタイムの提供。チキン片手に昼飲みもOKだ。

KFC新業態の第1号は、学生からビジネスマンやOLを中心とした客層の幅広さ、駅からの近さや乗降者数の多さなどの理由から、高田馬場店が選ばれた。今回は女性客をメインターゲットにした店づくりだが、今後も出店する街のカラーに合わせた新業態店が作られるかもしれないとのこと。

「リストランテ・ケンタッキー」や「居酒屋ケンタ」ができる日を楽しみに待ちたい。

〈メニュー〉
しっとり鶏むね肉の燻製<胡山椒> 480円
ごちそうアンチョビキャベツ 580円
エチゴビール(日本)・ピルスナー 600円

まるごとトマトのタプナードソース バゲットつき 750円
ハワイコナ・キャスタウェイ 650円

チキン・コルドン・ブルー ラタトゥイユ添え 680円
メキシコ・コロナエキストラ 650円

ポテトのこんがりマカロニグラタン風 580円
エチゴビール(日本)・レッドエール 600円

オリジナルチキン ハーフポテトつき2ピース 550円
カーネルハイ 460円
※価格全て税込

ケンタッキーフライドチキン高田馬場店

住所
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-28-10
電話番号
03-5286-7807
営業時間
[モーニング] 7:00~10:00  [ランチ]10:00~17:00  [バル]17:00~22:00※金・土は23:00まで
定休日
定休日 なし
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/5bad8rpf0000/
公式サイト
http://www.kfc.co.jp/search/detail/?shop_id=30

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。