今が旬! 福岡の夜は人気イタリアン『フリッジ』の期間限定裏メニュー「ウニのパスタ」から

【連載】「私を"はしご酒"に連れてって(福岡で)」第十夜  福岡の酒飲みは1軒では帰らない。ほぼ必ず2軒目に行くし、2軒目を出たら次の店…。職住近接ゆえ終電や終バスを逃しても笑顔で楽しく飲んでいる。“はしご酒”文化が根付くこの街の遊び方を毎回伝授いただく。

2016年06月11日
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今が旬! 福岡の夜は人気イタリアン『フリッジ』の期間限定裏メニュー「ウニのパスタ」から
Summary
1.福岡の夜遊び人が集まる隠れ家ワインバー店主が案内
2.ビール→イタリアン→アルザスの名店数珠つなぎ
3.朝6時まで営業の夜遊び人の終点も初登場

第十夜:「黄昏」店主 手嶋 渚さん

今回のはしご酒案内人は、福岡・大名のマンションの一室でワインバー『黄昏』の店主を務める手嶋渚さん。福岡生まれの渚さんは、ホテルスクールを卒業後オランダで就職し、そこでワインと出合った。帰国後、イタリアンレストラン『樋口』やワインバー『フラマン・ローズ・アムリタ』で働き、再び渡欧。モナコやフランス(ブルゴーニュ・ボルドー・パリ)のレストランで働きながら、近郊のワイナリーの手伝いをしていたという。東京での修業を経て、2015年3月に『黄昏』をオープン。そんな手嶋さんの休日に密着した。

ワインバー店主のスタートはビールから!

最初に訪れたのは、天神や大名からも徒歩圏内の場所にあるクラフトビールレストラン『Gastro Pub Ales』へ。ワインバーの店主ではあるものの、ビールも大好きという渚さん。いつもは旦那さまと訪れることが多いそうで、明るい時間からテラス席で飲むのがお気に入りという。

「いつも飲むのは、『ブリュードッグ パンクIPA』。東京での修業時代に初めて飲んで、こんなビールがあるんだ!と衝撃を受けました。この店には定番としてほぼ常時揃えている銘柄のほか、常時2種類のゲストビールがあって、いろいろ飲み比べられるのが面白いですね」と渚さん。

▲まずばビールで乾杯!

▲「自家製ロースハム実山椒のソース」(928円)、「仔牛の白ソーセージ」(2本604円)


タパスから本格英国料理まで揃うフードメニューにも定評があり、外国人の客も多いとか。平日は17時から、週末(土・日。祝)は15時30分からオープンしている。

CAFE&PUB&TAPAS GASTRO PUB ALES(ガストロパブ エールズ)

住所
〒810-0073 福岡県福岡市中央区舞鶴1-3-14
電話番号
092-722-0600
営業時間
15:30~翌01:00(L.O.24:30) 、日・祝日 15:30~翌01:00(L.O.23:30)
定休日
定休日 無休
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/hc1fmza10000/
公式サイト
http://alescook.blog.fc2.com

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

カウンター越しに「フリッジ劇場」を楽しむ!

続いて訪れたのは、渡辺通の路地裏にあるイタリアン『フリッジ』。

渚さんは普段、仕事が早めに終わったときに訪れることが多いそう。フランスに滞在していた頃、自然派のワインが好きになっていったという渚さんだが、ここ『フリッジ』も自然派ワインを揃えており、共通の話題も多い。

「何をいただいても美味しいんですが、スタッフ3人の掛け合いを見ながら食事をするのが楽しくて。私は勝手に“フリッジ劇場”と呼んでいます(笑)」と渚さん。この6月から『黄昏』には、フランス人のルシルさんが加わり2人体制になったものの、最近まで一人で『黄昏』を切り盛りしていた渚さんは、この3人の楽しそうな様子が羨ましかったそうだ。

▲「ズッキーニのサラダ」(972円)、「牛山ポーク網焼き」(3,132円〜)

料理はイタリア各地の郷土料理がベースとなっており、素材本来の力を感じさせてくれる。九州以外にも青森から魚介を取り寄せるなど、福岡ではここでしか味わえないものも多い。

「実はちょっと前に来たとき、ウニのパスタが食べたいってお願いしておいたんです」と渚さん。

▲「ウニのパスタ」(時価)。メニューには載っていないので事前に問い合わせを!

「ウニは6月から8月ごろ、ちょうど今が旬ですね。これは青森の蟹田産のウニです」と、シェフの佐藤元紀さん。ウニのパスタといえば、クリーム系を想像しがちだが、フレッシュのトマトと合わせてくるというのも、この店らしいアプローチだった。

OSTERIA Fridge

住所
〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通5-8-5 エクセル天神1F(西鉄福岡(天神)駅徒歩10分)
電話番号
092-762-6355
営業時間
火~土18:00~翌1:00(L.O.24:00)、 日曜15:00~翌1:00(L.O.24:00)
定休日
定休日 月曜
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/5x07kr230000/
公式サイト
http://www.osteria-fridge.com

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

先月オープンしたばかりのワインバー『LA CIGOGNE』へ

3軒目は、かつて渚さんが働いていた『ル・フラマン・ローズ・アムリタ』が、この5月にオープンさせたばかりの『LA CIGOGNE(ラ・シゴーニュ)』へ。

▲店長の穴井さん(右)

「アルザス専門というのが面白いですね。フードも美味しいし、午前4時まで営業しているから、仕事が終わった後にも行けるのが嬉しい!」」と、渚さんは言う。店長を務める穴井祐樹さんとも気心知れた仲だそうで、カウンター越しの会話も弾む。

「シゴーニュ」とはフランス語でコウノトリの意。アルザス地方のシンボルとなっており、この店のフードもワインもアルザス中心だ。黒板メニューには本日のグラスワインがボトルで紹介されており、好みを伝えれば穴井さんが選んでくれる。

LA CIGOGNE(ラ・シゴーニュ)

住所
〒810-0014 福岡市中央区平尾3-5-2(西鉄薬院駅徒歩10分)
電話番号
090-3195-4520
営業時間
19:00〜翌4:00
定休日
定休日 日曜
公式サイト
https://www.facebook.com/La-cigogne-ラシゴーニュ-753259078143854/timeline

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

新婚の旦那さまも登場!福岡の酔っ払いたちの聖地?「信玄酒店」へ

この日、最後に訪れたのは、午前6時まで営業している「信玄酒店」。ここで、仕事が終わり駆けつけた渚さんの結婚したての旦那さま、榎原圭太さんが合流することに。

榎原さんは福岡市東区で『BASKING COFFEE』というスペシャルティコーヒーの店を営んでいる。渚さんと同じように世界各国を渡り歩き、福岡で開業したそうだ。

この店を営む大谷信玄さんは、春吉の『山下ワイン食道』で働いた当時、渚さんと出会った。午前6時まで開いており、福岡の酒飲みたちが最後に辿り着くことが多い店である。渚さんにとっても「朝まで飲むときの最後の店」という存在。この日は珍しく、深夜0時をまわる前に訪れた。

「はしご酒って、福岡だからこそできる贅沢ですよね。こんなにたくさんのいいお店がコンパクトにまとまっている街は他にはないと思います。休みの日や仕事が終わった後、大好きなお店の店主やスタッフが頑張っている姿を見ると、また明日から頑張ろうって思えるんですよね」と渚さん。

日本酒と自然派ワインを揃えるこちら。クラフトビールで始まったこの日のはしご酒は、ワインを経て、日本酒で締めることになった。日本酒といえば!と渚さんがセレクトしたのは「銀だらみりん」と「DASHIMAKI TAMAGO」。最後は「シンプルなティラミス コーヒーのアイス」で〆。


「私はどの街にも住めると思っていたけれど、いろんな国や街に住んでみて、やっぱり福岡がいちばんだなって思うんですよね。ずっと福岡に住んでいたら気付かなかったかもしれないけど、外に出てみて、改めて福岡の良さに気づきました」と、福岡の魅力を話してくれた渚さん。

そんな渚さんの店『黄昏』も凄く素敵なお店なので、皆さんぜひ、訪れてみてください。

黄昏(タソガレ)
〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名1-7-10 ワコーハイツ205 (地下鉄赤坂駅徒歩5分)
(電話)092-753-8559
(営業)15:00〜翌3:00
(定休日)不定
公式ページ
ぐるなびページ

米と葡萄 信玄酒店

住所
〒810-0022 福岡県福岡市中央区薬院2-14-18(地下鉄薬院大通駅徒歩4分)
電話番号
092-985-9744
営業時間
18:00〜翌6:00
定休日
定休日 月曜
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/385c08ag0000/
公式サイト
http://r.gnavi.co.jp/385c08ag0000/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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ライター/作詞家/ミュージシャン