フムスはひよこ豆のペーストで、中東の伝統的な料理だ。ひよこ豆は植物繊維及びビタミンEが豊富で、鉄、たんぱく質、ビタミンBも含む。これにオリーブオイルや白ゴマペーストもたっぷり入るのだから、非常に栄養価が高い。通常はパンなどにつけて食べるので腹持ちもよく、値段も手頃。
庶民の食べ物であっても、ヘルシーで美味しいのがフムスの良いところだ。ベジタリアンやビーガンの人も食べられるので、さらに幅広い客層にアピールする。ニューヨークではスーパーマーケットでフムスが常時売られているし、フムスをウリにしたレストランチェーンもいくつかある。その中でも美味しくてバリエーションが豊富でお勧めなのが、フムスプレイスだ。
フムスプレイスは2003年にイーストビレッジに1号店をオープンした。2009年には、ニューヨークタイムズで「ニューヨークのフムス専門店のパイオニア」と評された。現在はウエストビレッジとアッパーウエストサイドに2店舗を構える。
フムスがウリのチェーンレストランはどこもカジュアルで、フムスプレイスもフレンドリーで気軽に入れる雰囲気だ。
フムスは、ひよこ豆やマッシュルームなどいろいろなトッピングを選ぶスタイル。一緒についてくるピタという中東のパンもしくはコーントルティーヤにつけて食べる。好みでレモンとスパイスを加えたパクチーのソースをつけてもよい。
フムスプレイスの良さは、フムス以外にもいろいろな料理を食べられることにある。特に人気のあるメニューの1つは中東の朝ごはん、シャクシュカだ。中東のスパイスをきかせたトマトシチューで、玉子が上にのっている。創業者たちはイスラエル出身で、中東で長年続く食事を再現しようとしているそうだ。
(左:ファラフェル)
伝統的なファラフェルは、中東の白ゴマソースであるタヒニソースが添えられてくる。
サイドディッシュも豊富!ラバネというソフトなチーズ、ビーツのサラダ、茄子とタヒニ(中東の白ゴマペースト)でつくったババガヌーシュなどがある。
週末のブランチには、スモークサーモン入りエッグベネディクト、ポテトフライ、サラダのセットといった一般的なメニューもあるが、そこにフムスを添えるのがフムスプレイス流だ。
Hummus Place
- 電話番号
- 212 924-2022
- 営業時間
- 11:00~22:30、土・日10:30~22:30
- 公式サイト
- http://hummusplace.com/
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