ブルックリンで今話題の最新ホテルといえば、「ザ・ウイリアム ヴェール」だ。ウイリアムズバーグのトレンディーホテルの草分け的存在である「ワイスホテル」のすぐそばに、8月末にオープンした。こちらにはレストランが3つあって、ホテル開業と同時にオープンしたのは22階にある『ウエストライト』。そこは最上階で、現在ウイリアムズバーグで一番高いルーフトップになる。ここから見る夕暮れ時のマンハッタンの摩天楼は、息をのむような絶景だ。
22階よりさらに上には、プライベートパーティー用のスペースがある。人工芝があり、結婚式や企業のイベントなどに是非使ってみたくなるイベント会場だ。
『ウエストライト』には、スモークサーモンを使ったフィンガーフードなど、小皿料理が揃う。
生牡蠣にはハイビスカス入りのソースがかかっていて、スタンダードでもひとひねりされている。
9月にオープンした『ミスター・ディップス』は、ハンバーガーやポテトフライなどカジュアルな料理で、屋外に停められらた1974年製のキャンピングトレーラーハウスでサーブされている。
ミスター・ディップスの名物は、「ダーティー・ディップト・ワッフル」と名付けられた、スパイシーなチーズと刻んだ細ネギがかかったワッフル型のポテトフライ。かなりスパイシーだが美味しい。バーガーはブラックビーンズとマッシュルームを使ったビーガンのバーガーがあって、これもオススメ。とはいえ、冬の間はクローズ。春の再開が待ち遠しくなる美味しさだ。
そして、11月初めにオープンしたのが高級レストランである南イタリア料理の『ルーカ』。地下にあるが、バーエリアは外光が差し込み、温かみのある雰囲気が漂う。28席ある個室の壁には地中海をイメージしたフレスコ画が描かれ、楽しく明るい気分で食事できそうなスペースだ。
この『ルーカ』では、ロブスターやグレープフルーツ、ミントなどが入ったサラダ「カンポ・ロッソ・グリーンズ」と、スパイシーな味付けのウニのパスタの人気が高い。
この3つのレストラン、ジャンルはまったく違うが、すべて同じシェフたちが作っている。メインのシェフは、『ダッチ』や『ロカンダ・ヴェルデ』などいくつもの人気レストランをオープンしたアンドリュー・カルメリーニ。エグゼクティブシェフは、『スパイスマーケット』で11年間エグゼクティブシェフを務めたアンソニー・リッコだ。
The William Vale (ザ・ウイリアム ヴェール)
- 電話番号
- 718 631 8400
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