飲み会疲れをスッキリ! 管理栄養士がオススメする、胃・肝臓にやさしい「お茶漬け」レシピ3選

2017年02月28日
カテゴリ
レシピ・キッチン
  • レシピ
  • ヘルシー
  • 和食
  • 美容・健康
  • 管理栄養士監修レシピ
飲み会疲れをスッキリ! 管理栄養士がオススメする、胃・肝臓にやさしい「お茶漬け」レシピ3選
Summary
1.連日の食べすぎに! 疲れた胃をいたわる「梅とろろ茶漬け」
2.お酒好きなら知っておきたい! 肝臓をいたわる「レモンですっきり牡蠣茶漬け」
3.飲み会翌日のむくみに! カリウムが豊富な「トマト納豆アボ茶漬け」

ついつい食べすぎ&飲みすぎてしまう親睦会や慰労会。そんな飲みの席が続くと、自分でも気づかないうちにカラダに負担がかかっていることがある。飲み会疲れを引きずらないためにも、飲んだあとの食事でセルフケアをしっかりしておきたいところ。

そこで今回は、管理栄養士がオススメする、飲み会疲れのカラダをいたわるお茶漬けレシピをご紹介。飲み会続きのカラダに生じやすい「3つのお悩み」別にレシピを紹介するので、自身のコンディションに合わせて生活に取り入れてほしい。

1.食べすぎの胃をいたわる! 卵とろ~り「梅とろろ茶漬け」

まずは胃をいたわるお茶漬けのレシピを紹介。
長丁場の飲み会では、揚げ物や脂の多い肉など、消化に悪いものを食べ過ぎてしまいがち。

胃もたれで翌朝午前中の仕事に集中できない…なんてことになる前に、消化をサポートしてくれたり、胃をダメージから守ってくれる栄養素を含んだお茶漬けでコンディションを整えよう。
梅干しの抗酸化作用、青ネギのビタミンC、山芋のぬめり成分には、消化促進や胃の回復を助ける働きが期待できる。

<レシピ>

■材料(1人分)
・ご飯 … 1膳分(120g程度)
・梅干し … 1個
・青ネギ … 適量
・山芋 … 50g
・温泉卵 … 1個
・[A]水 … 150ml
・[A]塩昆布 … 5g
・[A]かつお節 … 1g
・[A]醤油 … 小さじ1/2

■作り方(調理時間:10分)
① 梅干しをみじん切りにし、すりおろした山芋に混ぜ合わせる。青ネギは小口切りする。

② 鍋にAを入れて強火で熱し、ひと煮立ちしたら火を止める。

③ 器にご飯を盛って②をかけ、①の山芋と温泉卵をのせたら青ネギを散らす。

2.お酒続きで疲れた肝臓には「レモンですっきり牡蠣茶漬け」

「酒は百薬の長」とは言うものの、過ぎたるは猶及ばざるが如し。必要以上に飲んだお酒は肝臓、ひいてはカラダにとって負担になってしまう。飲みすぎで負担のかかった肝臓をいたわってあげるためには、肝臓にダイレクトに作用するこんなお茶漬けはいかが?
パクチーやレモンのビタミンC、牡蠣の良質なたんぱく質やタウリンは健康な肝臓の維持に役立つといわれている。

<レシピ>

■材料(1人分)
・ご飯 … 1膳分(120g程度)
・牡蠣 … 3個
・焼き海苔 … 1枚
・パクチー … 10g
・レモン … 1/8個
・[A]水 … 150ml
・[A]塩昆布 … 5g
・[A]ナンプラー … 小さじ1

■作り方(調理時間:10分)
① 焼き海苔は小さくちぎる。パクチーは1cm幅に切る。

② 鍋にAを入れて強火で熱し、牡蠣、焼き海苔を加えてフツフツする位の火加減で1分ほど煮たら火を止める。

③ 器にご飯を盛って②をかけ、パクチーをのせてレモンを添える。

3.飲み会翌日の女子に捧ぐ! むくみの対策に「トマト納豆アボ茶漬け」

飲み会が連日にわたると、気になってくるのがむくみ。飲み会翌日、「昨日は履けていたブーツが入らない…!」なんて経験をしたことがある人も多いのでは?
むくみの原因のひとつに、アルコールやおつまみでの塩分のとり過ぎがある。そんなときは、余分な塩を排泄する働きがあるカリウムを積極的にとってほしい。この栄養素は納豆やアボカド、ミニトマトに豊富に含まれている。

<レシピ>

■材料(1人分)
・ご飯 … 1膳分(120g程度)
・納豆 … 1/2パック
・アボカド … 1/4個
・ミニトマト … 3個
・[A]水 … 150ml
・[A]塩昆布 … 5g
・[A]かつお節 … 1g
・[A]醤油 … 小さじ1/2
・[A]おろし生姜 … 1/2かけ分

■作り方(調理時間:10分)
① アボカド、ミニトマトはひと口サイズに切り、納豆と混ぜ合わせる。

② 鍋にAを入れて強火で熱し、ひと煮立ちしたら火を止める。

③ 器にご飯を盛って②をかけ、①をのせる。

職場の付き合いなどもあり、避けて通るのが難しいお酒の席。これから歓送迎会の季節がやってくるので、飲酒量がさらに増えることが予想される。そんなタイミングだからこそ、カラダに優しいお茶漬けを生活に取り入れて、疲れたカラダをいたわってあげてほしい。




<レシピ作者プロフィール>
五十嵐ゆかり(管理栄養士・料理研究家)
1987年生まれ、千葉県出身。ご家庭でも簡単に作れるヘルシースイーツや減塩でもおいしく作れる料理のコツなど、日々の暮らしに取り入れやすい健康レシピを提案している。美容や健康にうれしい要素を取り入れたレシピを得意とする。企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、講演、イベント出演、料理教室など、多方面で活動中。魅力発信☆むつざわ未来ラボの一員としての出身地の千葉県長生郡睦沢町のPR、PAKUTASOフリー素材モデルとして福岡県大刀洗町のPRに携わるなど、地域活性化活動にも取り組んでいる。
著書に「食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖」や「発酵いらずのちぎりパン」、「塩レモンでつくる基本のおかず」など。

Blog:http://lineblog.me/igarashiyukari/
Twitter:https://twitter.com/igarashi_yukari
HP:http://foodcreativefactory.com/