「焼かないクッキー」が話題! 禁断の味が食べられるとスイーツ好きが大行列する店『ドゥ』

【連載】NYスタイル、進行形  世界最新の食トレンドを生み出し続ける、ニューヨーク。日々新しいスタイルが提案されるこの街で、生き残るのは至難の技。そんなニューヨークのトレンドに敏感な街の「賢人」の琴線に触れた店とは?

2017年06月19日
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「焼かないクッキー」が話題! 禁断の味が食べられるとスイーツ好きが大行列する店『ドゥ』
Summary
1.子供の頃から「クッキーの一番美味しいところは焼く前の生地」と思っていた女性がはじめたビジネス
2.熱処理加工した小麦粉と低温殺菌された卵を使っているから心配ご無用
3.アイスクリームのようにスクープを使ってサーヴするので、見た目はアイス?

「クッキー・ドゥ」。
つまり、オーブンで焼く前のクッキーの生地のことだが、焼く前のこの生地、なんだか無性に食べてみたくて、ついボウルの中に指をつっこんで、母親に「焼く前の生地なんか食べちゃダメ!おなかこわすよ!」と怒られた経験のある人、少なからずいるのではないだろうか。

セントルイス生まれのクリステン・トムランさんもその1人。
「クッキーの一番美味しいところは焼く前の生地」と子供の頃から思っていた彼女は、焼く前の生地を売ることをビジネスにした。
その名も『ドゥ』。今や、連日大行列ができる一大現象がおきている。

クリステンさんは、2014年に『ドゥ』をネット販売でスタートした。
その後、話題となり、ニューヨーク大学のそばに出店したのは今年1月。すぐに連日行列ができるようになったという。
私が訪れた平日の昼下がりは50分ほど待ったが、出てきたら行列はさらに長くなっていた! 1~2時間並ぶのは普通で、過去には4時間待った人もいたという。この大行列をさばくため、オンラインのオーダー受け付けは一時中止されていた。最近やっと再開だそうだが。

実際食べてみると、かなり甘ったるい。特に甘党でなければ、そんなにたくさん食べられるものではない。それでも行列は絶えない。家族連れ、ひとり、友人と一緒などさまざまで、女性のみならず男性も多い。おそらく『ドゥ』は、単に「焼く前のクッキーの生地」を売っているのではない。ノスタルジックな「禁断の味」を好きなだけ試すことができる、そうした「経験」を売っているから人気が出ているのではないだろうか。

ちなみに母親に「焼く前の生地なんか食べちゃダメ!おなかこわすよ!」と怒られた件について『ドゥ』は、熱処理加工した小麦粉と低温殺菌された卵を使っているから焼かずに食べても100%安全と説明している。購入後は室温で5時間、冷蔵庫で2週間、冷凍庫で4カ月もつという。なので、一度に食べ切れなくてもゆっくり楽しめる。長時間並んでやっと買えたのだから、1種類と言わず、2種類か3種類買って帰りたいもの。それだけもつなら安心して量を買える。買う前に気前よく味見させてくれることも嬉しい。

一番人気があるのは、「チョコレートチップクッキードゥ」。やっぱりアメリカ人は、チョコチップクッキーが大好きなのだ。その次はチョコチップとホワイトチョコレートのチップ、そしてカラフルなスプリンクルズが入った「コンフェッティ」、さらにブラウニーの生地にチョコチップクッキーなどを混ぜた「チョコレートドリーム」のという順で人気が高いそうだ

焼く前の生地以外に、それとアイスクリームをミックスしたり、ギフトセットにしたり、焼いたクッキーもあったり、バリエーションも豊富。ビーガンやグルテンフリーバージョンもある。この直営店以外には、プロ野球チームのメッツの本拠地、メッツスタジアムにも出店している。今後さらにニューヨーク、そして全米に出店していく計画をたてているという。

<メニュー>
クッキードゥまたはアイスクリーム1スクープ4ドル(2スクープ7ドル、3スクープ9ドル)、アイスクリームサンデー10ドル、アイスクリームサン“ドゥ”イッチ5ドル、クッキードゥミルクシェイク9ドル

DŌ Cookie Dough Confections

住所
550 LaGuardia Place in Greenwich Village New York, NY 10012
電話番号
646-892-3600
営業時間
10:00~21:00、木・金・土10:00~22:00 ※早仕舞いの場合はSNSでお知らせ
定休日
月曜
公式サイト
https://www.cookiedonyc.com/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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