カリッと焼いた鉄板「餃子」が横綱級のウマさ! 元横綱・武蔵丸が手がけた餃子専門店『67餃子』

餃子で巡る世界の旅in東京 #27

2017年12月01日
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カリッと焼いた鉄板「餃子」が横綱級のウマさ! 元横綱・武蔵丸が手がけた餃子専門店『67餃子』
Summary
1.元力士、武蔵川親方がプロデュースする餃子店が恵比寿にあった!
2.餃子は3種類用意。すべて皮と餡が異なるほどのこだわりっぷり
3.屋台風メニューも充実していて、誰でも気軽に楽しめる“屋台風餃子”

どうも、料理芸人のクック井上。です!

“料理芸人”を名乗っていますが、中でも一番こだわりがあるのが餃子。今まで食べてきた餃子は、少なく見積もっても3万個超。もう、そういう病気なんじゃないかってくらい餃子LOVE芸人なんです!

そんな僕に負けず劣らず餃子大好きな元力士がいらっしゃるのをご存知でしょうか? せーの! 「いや、もう写真でネタバレとるがなー! なんやったら、題名に書いてるやん!」ということで、今回は、第67代横綱武蔵丸、現・武蔵川親方が手がけた“屋台風餃子屋”を紹介しますよ。どすこい、どすこい!

元横綱・武蔵丸がプロデュース!『67餃子 恵比寿店』

やってきたのは、JR・東京メトロ恵比寿駅から徒歩約3分の『67餃子(ろくななぎょうざ)恵比寿店』。誰がプロデュースしたのか、店名にヒントが隠されています。(いや、もう誰かバレちゃってるけど、知らないふりをして読んで欲しい!)

さっそく暖簾をくぐって、土俵入りしましょー!

店内は、テーブル席とカウンター席あわせて20席ほど。内装のコンセプトは「屋台」で、誰でも気軽に入れるように屋台風にしているんですって。有名な恵比寿の某横丁以外にも、こうして気軽に和気あいあいと飲めるお店を知っておくと、「おっ、デキるやつ!」となりますよ。

さて、このお店をプロデュースしたのはどなたでしょう? (まだ、知らないふりしててー!) 正解は……ドコドコドコドコ…ドン。

第67代横綱の武蔵丸(現・武蔵川親方)!!

なんと、ご本人の登場パターンやー! このお店のオーナーさんは、第67代横綱の武蔵丸さんであり、現・武蔵川親方で御座いました! そう、こちらの店名は“第67代横綱”から取って『67餃子』ね!

で、なぜ“ちゃんこ”などではなく“餃子”だったのか。親方は、現役時代に巡業で全国各地をまわるなか、九州場所・福岡で出逢った鉄鍋餃子の味や、中州の屋台の居心地の良い雰囲気に魅了され、引退後、屋台風の餃子屋をプロデュースするようになったんですって。

「じゃあ親方にとって一番好きな食べ物は、餃子ですか?」と聞くと……

「いや、一番はレンコン!」と親方。

「どないやねーん! いや、餃子じゃないんですか? ハワイ出身でレンコンが一番好きな食べ物って、もう味覚まですっかり日本人ですね(笑)」

なんて楽しい絡みがありつつ、まずは乾杯することに。普通は、餃子と言えばビールをいきたいとこですが、こちらでぜひ飲んでいただきたいお酒があります。それが「67ハイボール」です。このハイボールは、リンゴ酢を入れてさっぱりとさせたオリジナルハイボール! これがまぁ、口当たりのいいこと!

「女性のお客さんに向けて作ったんだけど、結局、俺が一番飲んじゃってるよ(笑)」と親方。

もー、いちいちお茶目なんです、武蔵川親方♪

愛情たっぷり♪ こだわりの餃子3連発

さて『67餃子』という店名ですから、さっそく餃子をいただきましょう。餃子屋を開くきっかけになった「鉄鍋餃子(ニンニク有り)」からいただきます! 鉄鍋には2人前分の餃子があるのですが、武蔵川親方が持つと“ミニチュアかよ!”っていうサイズに見えちゃうよー、いかんいかん! ということで、餃子だけのアップ写真をご覧ください。

うひょー、うまそう! 餃子が綺麗に整列、そして見るからにパリッと感が伝わってくるではあ~りませんか。パクっといっちゃいましょう、ごっつぁんでぇす。

うわー、これはキテます! 月並みな言い方になっちゃいますが、まさに“外はカリっと、中はジューシー”の極み。薄皮でひと口サイズだから、軽くていい! パクパクと餃子を口に運んで、「67ハイボール」を呑んで、また餃子を口に運んで、また「67ハイボール」呑んで…、わんこそばのようにパクパクいけちゃう! たぶん女性でも軽く2人前は食べられますよ。しかも鉄鍋で提供されるから、いつまでも熱々ってのが◎です! 

餡には鉄鍋餃子の本場、九州産の黒豚を使用。玉ネギが多めなので甘み=うまみたっぷり、ニンニクもきいていて、お酒がすすみます。“今日はデート!”とか、“今夜勝負!”とかでニンニクの臭いが気になる方は、ニンニク無しも選べるのでご安心ください。場所が恵比寿ですから、恋人たちへのナイスな情報も入れておきます、はい!

で、餡のほどよいジューシーさも魅力なのですが、なんと牛脂も入れているとのこと。そうそう、本場の鉄鍋餃子は、合い挽きを使うお店も少なくないんですよね。ところで、このコリコリした食感はなんだろう……、軟骨? と思ったら、豚耳なんだって! こりゃ、女子からも支持率が高いわけです。女子は食感大好きですからね。というわけで、こちらの餃子は、餡は、黒豚+牛脂+豚耳という、3つのお肉が力を合わせておいしくしてるっていう、耳寄り情報でした!

ちなみに、餡に味がちゃんとついているので、まずはそのまま食べるのがオススメ。で、たまに味変で、青柚子を使った爽やかな香りと辛みがある「柚子胡椒のタレ」や、フルーツを使った自家製ブレンドの「唐辛子ダレ」をつける程度がいいかな。

ところで、餃子はスタッフさんによる手包み。この辺りも抜かりがありません。写真左の男性が、店長の篠崎拓さん。実は、「富ノ海(とみのうみ)」という四股名で元力士! 武蔵川親方の付き人だったそうです。決まり手は、餃子手包み、餃子手包みで、富ノ海の勝ち!

さてさて、餃子メニューはまだまだありますよ! こちらは、「鶏スープ餃子」(写真下)。

ニラがたっぷりトッピングされたスープタイプで、中には水餃子が入っています。

分厚くもっちりした皮の中には、黒豚のお肉とニンニクの芽! この、ニンニクの芽がアクセントになっていて美味。餡の味付けは塩のみと超シンプル。スープの方にもうまみがありますから、餡は素材の魅力を生かしてこちらもシンプルに。絶妙なバランスを考えてのことですね。

スープは、鶏ガラともみじをブレンドしてあり、コクがあって、ほっとするうまさ! 優しい味わいだからスープだけでもエンドレスで飲んでいられます。しかし、ここで注意! 餃子を食べ終わったら、シメに麺を追加できるんだけど、たまにスープを飲み干してから麺を追加しようとする人がいるんですって。

「麺を食べたい人はスープを残しておいてよぉ~!」と、武蔵川親方からお嘆きが。ってことで、エンドレスで飲んでいられるからと言って、飲みすぎには注意です。ここ試験に出るぞー。

そして最後は「プレミアム餃子(焼き)」(写真上)。再び鉄鍋でお出ましです。とはいえ、「博多鉄鍋餃子」とは違って大ぶりで、ひと口サイズではありません。

そう、ひと口ではなくガブッと噛みついて食すの巻。これまた、今までの2つの餃子とは違って肉々しい。ただ、それだけでなく、肉の甘みがダイレクトにくるんです。さすがのプレミアム! 黒豚の味を生かすために、隠し味として紹興酒と砂糖を少々加えているんですって。うまみを引き出す香りと甘みですね。

さらに餡には、たけのこも入っていて、食感◎。どちらかというと肉まんの餡に近いのかも。皮も大判でもっちりしていて、食べごたえ十分! 餃子は手間ひまがかかる料理なのに、提供している餃子3種類とも皮と餡が異なるって……、こだわりと技が凄い! 

「だって愛情たっぷりだからね!」と武蔵川親方。

うまみたっぷり、愛情たっぷり! 親方、僕幸せです!

『67餃子』をオープンしたワケは?

▲余談ですが、お酒のジョッキをタオルの上にのせるのが武蔵川親方スタイル


武蔵川親方と餃子をつまみながらお酒を飲んで、だんだんいい気分になってきた頃、何と偶然も偶然、系列店で奄美大島にある『67酒場』の代表・徳永盛久さんが来店!

実は、徳永さんも元力士。現役時代は「東乃垓(ひがしのがい)」という四股名で相撲をとっていたんです。武蔵川親方の兄弟子にあたり、親方の付き人もされていたそうです。

よし、これは3人で飲み直しだ! 3人で、67ハイボールで乾杯! 偶然いらっしゃったなら、徳永さんにも取材しちゃおー、という僕の軽いノリにも快く応じて下さり、徳永さんが新弟子時代に思いを馳せながら、色々とお話しくださいました。

「1989年に出会ってからずっと一緒にいるので、もう親よりも一緒にいますね」と徳永さん。

そして、『67餃子』を立ち上げる時には、戸惑いもあったのだとか。

「いや~“餃子屋をやろう”と誘われたときは、正直迷いましたね。ちゃんこ屋なら断っていましたね、きっと」

ただ、武蔵川親方から…

「怪我などにより角界を去らざるをえなくなった若い力士が、第2の人生の選択肢として働ける場を作りたい。ちゃんこ屋ではなくて、誰でも気軽に入れる、敷居の低い餃子屋にしたい!」

と言われ、タッグを組むことを決意したそうです。そして2008年に第1号店となる『67餃子 広尾店』(その後、広尾から恵比寿に移転)をオープンすることに。メニューも2人で試行錯誤して開発したんですって!

「よそがやっていないことをやりたくて。だから今までたくさんメニューを開発してきて、ボツになったものも多々ありますよ(笑) 将来は、親方の出身地であるハワイに出店するのが夢。その前に、僕の出身地である奄美大島に系列店を出しちゃいました」と、徳永さん。

兄弟子、弟弟子という関係でありながら、昇進の速さにより、兄弟子が弟弟子の付き人になったりと、厳しい勝負の世界。しかし、そんな間柄でも、変わらず兄弟愛は育まれ、引退してからもそれぞれの人生に強く関わるお二人。冗談を言い合うお二人を横で見ていて、お店の雰囲気があたたかい理由が分かりました。

餃子だけではない! 屋台風メニューも充実している

まさか『67餃子』の誕生秘話が聞けるとは……! エンジンかかってきたー。もう1杯67ハイボール飲んじゃおう! っていうことは、せっかくなので、餃子以外のメニューもいただいちゃいましょう。武蔵川親方オススメの2品を追加でオーダー!

まずは「牛ハラミ鉄板」(写真上)。豚のハラミで作った料理が福岡にあるそうで、それを真似して牛のハラミで再現したもの。牛肉とキャベツの上に、塩ダレがかけられた鉄板料理かと思いきや、振りかけているのは塩とニンニクのみ。それを蒸し焼きにすることで、キャベツの水分と牛肉の脂が混じって塩ダレのようになっているんです。

お察しの通り、めちゃめちゃおいしい、そして餃子に勝るとも劣らぬ、酒がすすむ味。キャベツのシャキシャキ感もたまらないっす。嗚呼、写真だけでジョッキ3杯飲めるゼ!

そして、シメに絶対食べて欲しい一品があります。

それが「拌麺(ばんめん)」(写真上)。一見、つるっとしたお蕎麦のようですが、麺の下にタレが隠れています。麺とタレが絡み合うように、下からしっかりと混ぜて、さらにトッピングのパクチーを振りかけてと……。

うひょー、画ヂカラ強っ! そして香り最高!

拌麺は、中国・上海の屋台料理とのこと。現地では、惣菜など好みのトッピングをのせて食べる料理。お客さんに拌麺の存在を教えてもらい、実際に上海まで食べに行って、メニュー開発したんですって。

タレは中国の醤油をベースに、丁子(チョウジ)や薄荷(ハッカ)、ザラメ、ハチミツを加えて煮詰めてあります。そこに自家製のネギ油を加えることで、香り豊かな甘辛いタレに。麺は、ちぢれがない棒細麺を使用。鶏ガラスープに1回くぐらせて、ほのかに味付けしているそうです。

いやぁ、これは絶品。パクチーがきいていてシメにぴったり、罪悪感を感じながら夜中に食べたい一品だ。このうまさ、武蔵川親方も「拌麺の専門店やろうかな」とつぶやくほど。本当に専門店を開いてほしい。

▲最後は、武蔵川親方とパシャリ!

いやぁ、67ハイボールも、それぞれの餃子も屋台風メニューも、どれも横綱級のうまさでした~。しかしここ、飲食店の激戦区である恵比寿で、毎夜、お客さんでいっぱいになる理由はそれだけではありませんでした。まずは、親方のお人柄同様、各店長との兄弟愛が、お店の居心地の良さ&温かいお店の雰囲気の秘訣。そしてどのメニューも庶民的でありながら、繊細だってのが凄い! 味・食感・見た目・バランス……、常にお客さんのことを考えて、丁寧にメニュー開発されたことが伝わります。

『67餃子 恵比寿店』は、“気軽に入れて庶民的”でありながら、“女性も男性も納得の味”という、それはそれは素晴らしいお店。まさに、親しみやすくも実力は凄いという、武蔵川親方そのもの! お店はオーナーさんや店主さんの人柄が出ると言いますが、本当にそうですね。

あっ、ちなみに、武蔵川親方は取材だったからこの日だけお店にいたというわけではなく、本当にちょいちょいお店にいるそうですよ! そして、パクパクと鉄鍋餃子を食べながら、67ハイボールを飲んでいるそうです。偶然出逢えたら超ラッキー!

とってもチャーミングで素敵な方だから、会えたら絶対に大ファンになりますよ。武蔵川親方、味もお店の雰囲気も最高でした! そして、マジで飲みながらの楽しい取材ロケをありがとうございました。ごっつぁんでしたー!

【メニュー】
鉄鍋餃子 490円
鶏スープ餃子 790円
プレミアム餃子 680円
牛ハラミ鉄板 980円
拌麺 490円
67ハイボール 520円
※価格は税込

67餃子 恵比寿店

住所
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-1-7 117ビル1F
電話番号
03-6408-6422
営業時間
月~土 17:00~3:30(L.O.3:00)、日・祝 17:00~24:00(L.O.23:30)
定休日
年末年始
公式サイト
http://www.67gyouza.com/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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