新たな出逢いを彩る「ビール」。二子玉川の新グルメスポットに誕生した『ふたこビール醸造所』

2019年02月28日
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新たな出逢いを彩る「ビール」。二子玉川の新グルメスポットに誕生した『ふたこビール醸造所』
Summary
1.二子玉川発のクラフトビール「ふたこビール」が飲めるブリューパブがオープン
2.コーヒー豆をビールに漬け込んで仕込む「コーヒービール」など、ユニークな限定醸造ビールも
3.建物のデザインを最大限に活かしたシンプルな空間も魅力

新グルメエリアとして注目の二子玉川・柳小路に「ブリューパブ」が誕生

“セレブマダムが行きかう高級住宅街”というイメージの強い二子玉川だが、近年の再開発で「玉川高島屋S・C」裏手の路地・柳小路(やなぎこうじ)が、クオリティの高い飲食エリアとして再注目されている。

2018年11月30日には、個性派揃いの飲食店6店舗が入った新商業施設「柳小路南角(みなみかど)」がオープン。

なかでも地元民の人気を集めているのが、4年前から発売されている二子玉川発のクラフトビールが飲めるブリューパブ(ブルーパブ)『ふたこビール醸造所』だ。

『ふたこビール醸造所』があるのは、「柳小路南角」の2階。

2階に上がると、木目を基調とした温かみのある空間がお出迎え。カウンターはもちろん、さまざまなタイプの席がゆったりと配置されており、思い思いにビールやフードを楽しめる。

カウンター奥には、200Lの醸造タンクが3基と仕込み釜が2つ鎮座している。2019年春からこの設備を使用して店内で醸造を行う予定だという。

おいしいビールを通して、新しい“何か”が生まれる場所を作りたい

「ふたこビール」は、2014年に二子玉川の商店街の一角で行われたイベント「地域での街にあったらいいものをプレゼンする場」から生まれたビール。二子玉川の新たな魅力を発信し、地域が活性化でき、何か新しいことや物が生まれるきっかけになるような場所を作りたいという願いからスタートしたという。

「ブリューパブの『ブリュー』には、醸造という意味のほかに、混ざりあう、悪だくみするというような意味もありますよね。単にビールを作るだけでなく、そのビールを飲みながら地域の絆を深めることができるような場所を作ることも、スタート時からの大きな目標でした」と『株式会社ふたこ麦麦公社』代表の市原尚子さん(写真上)は語る。

そうした目標がかなえられる場所がなかなか見つからなかったが、「4年がかりでやっと念願の場所ができました」と顔をほころばせる。

こうした目的を持つため、『株式会社ふたこ麦麦公社』では地域で採れた果物でフルーツビールを作ったり、地域住民とホップを育てたり、お酒を飲めない人や子供達にも楽しんでもらえるようこだわりの世田谷麦茶を作ったりと、地域に根ざした活動を続けている。

▲二子玉川や首都圏のデパートなどでも販売されている瓶詰め「ふたこビール」(写真上)。
右3本のラベルは、ラベルの原型として作ったもので、ビールの説明を英語にしただけというシンプルさだが、その素朴さがかえって好評だという。

「ふたこビール」は、二子玉川を行きかう女性をイメージした華やかな味わい

『ふたこビール醸造所』では、5種の「ふたこビール」を常時楽しめる。期間限定ビールも季節ごとに用意され、通い詰める楽しみも十分。また、オリジナルビールだけでなく、「旅するビール」と称して日本各地のクラフトビールをゲストビールとしてタップが毎月替わる。

コーヒー豆をビールに漬け込んで仕込む「コーヒービール」(写真上・左)は、この店でしか味わうことができない限定醸造ビール。ベースはスタウト(焙煎した麦芽を用いる黒ビール)で、世田谷区・用賀の『ウッドベリーコーヒーロースターズ』のコーヒー豆を加えて仕上げている。

コーヒーと黒ビールの香りが違和感なく融合し、不思議なほど爽やかな味わいのビールになっている。

ふたこビールのフラッグシップビールである「フタコエール」(同・右)は、麦のコクとホップの苦みと香りがバランスよく調和した味わいだ。

「ハナミズキ」(写真上)は、二子玉川のシンボルツリーであるハナミズキの咲くころをイメージして、柑橘系やフローラルの香りのホップを使い女性らしい味わいに仕上げている。フルーティで華やかな香りがあり、ビールが苦手という女性にもおすすめだ。

「すっきりしないと何杯も飲めないでしょう。ハイアルコールのまったり感も捨てがたいけれど、すいすい飲めて、思わずおかわりをしたくなる味わいを追求しました」(市原さん)

クオリティの高いフードで、もっとビールが進む

また、同店の魅力はフードにも溢れている。ビールと相性抜群なのはもちろん、こだわりの詰まったおつまみや本格カレーなどが楽しめるのだ。

フードは世田谷の野菜農家『香取農園』の旬の野菜や、二子玉川商店街の老舗『須田豆腐店』の豆腐など、地域の食材をふんだんに使ったメニューを多く揃える。調理を担当しているのは、店長の佐藤俊太さん(写真上)。

その代表が、「ビール衣のフィッシュ&チップス」(写真上)。フィッシュ&チップスといえば、白身魚に衣がぽってりとぶ厚く付いているもの。

だがこの衣は小麦粉にビールの泡の部分だけを混ぜているため、今まで味わったことがないほどふんわり軽く、繊細な食感。この軽さが、華やかな軽さのある「ふたこビール」に絶妙にマッチする。

日替わりの「Today’s curry」(写真上)は、レモンクリームカレー、グリーンカレーなどもあるが、この日はキーマカレー。クミンの香りが効いたスパイシーな本格カレーは、ご飯も進むがビールも進む味。

ちなみに2つにカットした玉子は「にこたま」の地名にかけているのだとか。

日本有数のホップ生産地である岩手県遠野(とおの)のホップを使用した「ホップソーセージ盛り合わせ」(写真上)も、ぜひ味わって欲しい一品。

岩手県産豚肉のソーセージに遠野産ホップの若芽を練り込んだ「ホップの若芽入りソーセージ」「ホップの実入りソーセージ」「粗挽き肉ソーセージ」の3種で構成されており、芳ばしさとかすかに感じる爽やかな苦みがビールと相性抜群だ。

ソーセージの下には、ねっとりした食感のマッシュポテトがたっぷり敷かれている。食べやすいだけでなく、ソーセージなどに塗ったりディップのようにしたりと、さまざまな食べ方を楽しむことができる。

写真上・奥のビールは、「旅するビール」より、東京都狛江市は『和泉ブルワリー』の「3A farm house ale」(現在は販売終了)。

シンプルな空間だからこそ、集まる人が彩りになる

「予算や準備の関係でかなりシンプルな空間になりましたが、これから色々付け加えながら、変化を楽しめるという意味で、かえって良かったと思います。これから集まった人たちが景色を作り、空間の彩りとなってくれると思います」(市原さん)。

「二子玉川のイメージって、訪れる人と住んでいる人とではかなり違うんです。駅から10分ほど歩くともう畑のエリア。駅から徒歩20分の私の家の近くには、野菜の無人販売機もあります(笑)。都心には少ない豊かな自然も、二子玉川の大きな魅力なんですよ」(市原さん)。

華やかな喧噪に満ちた駅前とは違う、のんびりした時間が流れるもうひとつの二子玉川に出会える…、ここはそんな場所だ。


【内観写真提供】
(c)pont design office

【メニュー】
ビール
フタコエール(レギュラーサイズ、以下同)694円
コーヒービール 694円
ハナミズキ 694円
限定ビール 787円
ボトルビール 600円
フード
ビール衣のフィッシュ&チップス 780円
Today’s curry  980円
ホップソーセージ盛り合わせ 980円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税別です。

ふたこビール醸造所

住所
東京都世田谷区玉川3-13-7 柳小路南角2F
電話番号
050-3468-9326
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
営業時間
ランチ 11:30~15:00
ディナー 17:00~23:00
定休日
ぐるなび
http://r.gnavi.co.jp/2e0n3w3x0000/
公式サイト
https://www.futakobeer.com

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。