とろ~りチーズとスパイシーなカレーで味変!今神戸で話題の「手巻き焼肉」を体験してみた【野菜食べ放題】

2017年03月02日
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とろ~りチーズとスパイシーなカレーで味変!今神戸で話題の「手巻き焼肉」を体験してみた【野菜食べ放題】
Summary
1.『肉山 神戸』の店主が開いた、肉のうまみを野菜で包んで食べる「手巻き焼肉」の店
2.全席掘りごたつ式でくつろぎながら食べられる
3.組み合わせは自由自在。自分なりの食べ方を見つけよう

JR三ノ宮駅中央口から北へすぐのところにある「グリーンシャポービル」の地下1階は、立ち飲み店や居酒屋などが軒を連ね、近隣のサラリーマンたちが足しげく通う飲食店街となっている。

ここに、2017年1月29日(いい肉の日)に『手巻き焼肉 金の牛』が新たに加わった。この店は、吉祥寺の『肉山 本店』を運営する光山英明さんについて勉強したり、予約が困難な人気店である『肉山神戸』や『炭焼き塩ホルモン あ 神戸酒場』の店主でもある、青山航太さんが新たに展開する「手巻き焼肉」を謳う店だ。

店名そのままに、入口横には金ピカに輝く看板が。ドアを開けると、店内は木目と黒を基調としたシックで落ち着ける空間となっている。そのうち4席あるテーブル席はすべて掘りごたつ式。靴を脱いでくつろぎながら食事ができるのは嬉しい限りだ。ユニークなのは、できあがった料理やドリンクはカウンターに並べられ、お客がそれを自分のテーブルに移動させるという「セミセルフスタイル」を採用しているところ。その結果、コンパクトな店の作りも相まって、スタッフとお客との距離感も近くなり、店内はアットホームな雰囲気に包まれている。

「手巻き焼肉」はバラエティ豊かなセットメニュー

店名にもある通り、こちらの店の看板は、焼き上げたプルコギを野菜で包んで食べるセットメニューの「手巻き焼肉」。セットの中には、プルコギ、サニーレタス、チシャ葉、大葉、白菜キムチ、フライドガーリック、特製の甘辛味噌(ピーナッツ入り)、フワッと玉子、トロッとチーズ、カリッとパン(四つ切サイズのトースト)、カレーソースと、実にバラエティ豊かなセットとなっている。ちなみに白菜キムチと葉野菜は70分間食べ放題。では、さっそく焼いてみよう。

特注で作った鉄板のサイドに、まずはチーズと玉子、カレーソースをそれぞれ流し込む。そしてしっかりと下味が付いたプルコギを鉄板の中央部にオン。鉄板は厚みを変えて角度がつけられ、火力の強い方に具材がたくさん流れ込んでいく設計で、均一に火が通るようになっている。ガスで火をつけるが、ここで鉄板が熱くなる前に全ての具材を乗せるのがおいしく食べるポイント。熱くなりすぎた鉄板に一気に乗せてしまうと急激な温度差からチーズや卵が焦げてしまったり、繊細な肉の繊維を壊してしまったりするからだ。

プルコギに使われている肉はブラックアンガス牛の肩ロース。赤身のうまみが強く、肉本来の歯ごたえも堪能できる肉質が特徴だ。1人前は約220gとたっぷりのボリューム(写真は4人前)。色が変わるまで鉄板の上で位置を入れ替えながら焼き上げる。

肉と野菜の組み合わせは無限大!自分の好みの味を見つけよう

肉が焼けたら野菜で包んで食べるが、まずは葉野菜を手に取り、プルコギ、キムチ、フライドガーリック、辛味噌を乗せてガブリ。ジューシーな肉のうまみが口いっぱいに広がって実にうまい! 葉野菜で包むためあと口がさっぱりとなり、どんどん食べ進めることができる。またキムチとチーズを組み合わせれば、コクがアップ。ビールがすすまないわけがない。

セットのトーストには玉子やチーズをのせたり、スパイシーなカレーソースをすくったり、鉄板の肉汁を浸して食べたり……と、楽しみ方は無限大。「いろいろな食べ方があるので、自分なりの楽しみ方を見つけてほしい」と青山さん。

ご飯が欲しくなったら白米もラインナップされているが、手巻き用のごはん(350円)を追加オーダーするのがおすすめ。ゴマ油、ゴマ、醤油で味付けされた韓国風のご飯で、韓国海苔も付いている。

そうそう、アラカルトで人気の「手羽先辛揚げ」もオーダーすることを忘れずに。カリッと香ばしく揚がった手羽先の上にはピリ辛の自家製旨辛ダレが添えられている。絶妙な旨辛加減で、もう1本と手がのびてしまう。

〆は辛味噌などで熱くなった口の中を沈めてくれる「大人の甘さとろとろプリン」がおすすめ。コンパクトなワイングラス風の器で登場してとってもキュート。北海道のテンサイ糖で仕上げた優しい甘さと、コーヒーで作ったカラメルがとろ~っととろけるまさに大人のスイーツだ。

こちらで店長を務める北川雅之(写真左)さんは、かつて大阪・北新地のイタリアンでシェフを務めていた経歴の持ち主。現在は、青山さん(写真右)と共に、その経験と技術を生かして新たなメニュー作りにも取り組んでいる。

場所柄、男性客が多いのかと思いきや、女性が7~8割を占めているとか。肉と一緒に野菜もたっぷり食べられるヘルシーさがうけているようだ。「これからどんどん全国に『金の牛』をオープンしていきますよ」と青山さん。今後に乞うご期待!

(取材・文/茶野真智子・撮影/合田慎二)

【メニュー】
プルコギセット 1人前2,000円(※2名~利用可能)
手巻きご飯 韓国のり付き 350円
手羽先辛揚げ 1本190円
チョリソー 1本500円
玉子スープ 500円
大人の甘さとろとろプリン 280円
スーパードライエクストラコールド 390円
※価格は税抜き

手巻き焼肉 金の牛

住所
〒651-0094 兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町5-3-5 グリーンシャポービルB1F
電話番号
078-222-0777
営業時間
17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日
公式サイト
http://goldencow.jp

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。