フレンチに日本酒!? 斬新なマリアージュで話題になりそうな麻布十番の新店

2016年02月19日
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フレンチに日本酒!? 斬新なマリアージュで話題になりそうな麻布十番の新店
Summary
1.今東京では、有名店から若いシェフが独立のラッシュ!
2.同じ星付きレストラン出身のシェフとソムリエがオープンさせた待望の新店
3.日本の食材が生きるフランス料理に、日本酒や日本ワインをペアリング

星を守り続けたシェフとソムリエのコラボレーション

今年2月4日、かつて同じ星付きフレンチレストランで修業を積んだシェフとソムリエがタッグを組み、麻布十番というグルメ激戦区の地に、満を持して新店をオープンさせた。東京の美食家たちは、彼らの料理とワインとのマリアージュ(結婚)を存分に楽しむことのできる絶対的なレストランが誕生することを、今か今かと待ち望んでいた。長年共に星を守り続けてきた二人だからこそ、料理とワインとの相性抜群のマリアージュを演出してくれるということを、ファンは皆信じて疑わないからだ。

昨今の東京では、若くして修業した店から巣立ち、自身の城を築く料理人が急増している。彼らが作りたい料理を作り、好きなワインを自由に振る舞うことができる独立店は、料理人のファンでありソムリエのファンである食べ手からすれば、自分の好みの料理とワインが確実にそろう最高のレストランとなる。そしてここ「ALLIÉ(アリエ)」は、他の数多くの独立開業店の中でも明らかな一線を画す。シェフの料理だけではなく、料理に寄り添うワインは、食のマリアージュ(結婚)に必要不可欠な組み合わせ。それを実現し得る店として、東京のフランス料理界に新たな風を吹き込む最上のコラボレーション店だ。

流行りに踊らされない、純正フランス料理

新店のコンセプトは「ALLIÉ=仲間・同盟」。シェフである原島忠士(はらしま ただし)さんと、支配人兼ソムリエの笹倉建一郎(ささくら けんいちろう)さんが、共に南青山の星付きレストラン「ランベリー」で働いていたころからお世話になった同僚、業者さん、お客様ら全ての人たちへの感謝の気持ちが込められている。料理は国産の食材を中心に、「流行りに踊らされない、美味しさの本質を追及したフランス料理」が主軸。たとえば、前菜「真フグのフリット」は、フグの身が細かく砕いた海老せんべいをまとい、アラレの様にサクッと軽やかな食感が演出されていて、むっちりとしたフグの身からふわっと海老の香ばしさが鼻をぬける。

合わせるのは、風味高い青のりソースと酸味がまろやかな柑橘。フグ免許をもつ原島シェフだからこそ、鮮度の良いフグを丸ごと仕入れて供することができる。日本の食材がフランス料理に昇華された見事な逸品だ。また、フランス料理のクラシカルな組み合わせである「海老とリ・ド・ヴォー」をもちいた一皿や、金目鯛の炭火焼を金柑と合わせた魚料理など、コースの中でも一貫してフランスと日本の料理をそれぞれ重んじたコラボレーションがなされている。

日本とフランスのマリアージュ(結婚)

ディナータイム限定シェフのおまかせコース10,000円(税・サービス料別)は、旬の食材をもちいた6~7皿の料理で構成される。ちょっと特別な日のデートやお祝いにぜひ利用したい。料理一皿一皿に合わせた「ワインペアリング」では、笹倉ソムリエの色気あるセレクトで、日本ワインや日本酒が供されることもあるという。日本の食材がフランス料理へと可憐に変貌を遂げる、原島シェフの料理にピッタリと寄り添う見事なマリアージュだ。長年お互いの料理とワインへの熱意を共有してきた二人だからこそ、相手の料理の特徴や、料理に込めた思いが通じ合い、食べ手が求める絶妙の組み合わせを生み出すことができる。

また、22時以降の遅い時間からでも、カウンターにてワインバー利用が可能。シェフが設計したカウンター席は、ちょうどキッチンの正面に造られた特等席で、アラカルトでタパスや煮込み料理などの食事をすることもできる。気軽なデートで訪れるのもいい。派手な夜景や豪華な装飾はないが、穏やかな気持ちで食事を楽しめるレストランだ。

ALLIÉ(アリエ)

住所
〒106-0045 東京都港区麻布十番3-7-4 COMS Azabujuban 4F
電話番号
03-6435-0273
営業時間
DINNER TIME 18:00~22:00 L.O.  BAR TIME 22:00~25:00 L.O
定休日
定休日 日曜日
公式サイト
http://www.allie.red/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。