メニューは基本ミートボールだけ。なのに超人気の店の理由は?

【連載】NYスタイル、進行形  世界最新の食トレンドを生み出し続ける、ニューヨーク。日々新しいスタイルが提案されるこの街で、生き残るのは至難の技。そんなニューヨークのトレンドに敏感な街の「賢人」の琴線に触れた店とは?

2016年04月03日
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メニューは基本ミートボールだけ。なのに超人気の店の理由は?
Summary
1.既に6店舗も展開するミートボール専門店
2.30通り以上のミートボールが楽しめる
3.旧き良きニューヨークを感じるインテリア

ミートボールと聞いて何を思うか?まあ、ご馳走というイメージではないだろう。子供向けのおかず、オーソドックスで平凡な料理と思う人が多いのではないだろうか。そんなミートボールを格上げして提供し、店舗数を増やしているレストランがある。その名も「ザ・ミートボールショップ」。アイテムをミートボールに絞り、そのバリエーションを発展させたアイデアが面白い。

素材もソースもバリエーション豊富

最初にこのレストランを見かけた時は、「ミートボールだけで商売になるのかしら」と思った。しかしメニューを見たら、工夫が凝らされていることは一目瞭然だ。ビーフ、スパイシーポーク、チキン、ベジー、スペシャルの中からボールを1種類を選び、トマト、マッシュルームグレイビー、パルメザンチーズ、ペストなどの中からソースを1種類選ぶ。つまり、自分でミートボールをカスタマイズするわけだ。一番の定番と言えるのは、トマトソースをかけたビーフのミートボールだろう。

ミートボールは4つだけだが、1つが結構大きいので、そこそこおなかにたまる。足りなそうと思ったら、リゾットやパスタ、サラダなどを添えてもらうこともできる。ミートボールをはさんだ小さなハンバーガーやサンドイッチを頼むこともできる。

スパイシーミートソースをかけたスパイシーポークミートボール、ペストソースをかけたベジーボール、そしてミニサイズのバッファローチキンボールも人気が高い。

バッファローチキンボールには、バッファローソースとランチドレッシングがかかっている。

デザートも結構あって、自家製チョコチップクッキーにバニラアイスクリームをはさんだアイスクリームサンドイッチが人気商品だ。

実はかなりのキャリアを持つシェフ

シェフのダニエル・ホルツマンは15歳の時から4年間、ニューヨークの著名なフレンチレストランのLe Barnardinで働き、その後、料理の大学として名高いCulinary Institute of Americaに全額奨学金で進学した。卒業後、さまざまなレストランで経験を積み、2010年に幼馴染のマイケル・チャーナウと組んで、家族や友達に美味しい食事を提供するカジュアルで手頃な価格のレストランとしてザ・ミートボールショップをオープンした。マイケルも96年以来、あちこちのバーで働き、2007年にThe French Culinary Institute(現International Culinary Center)に入学。料理の盛り付けとレストランマネージメントで准学士号を取得している。

ザ・ミートボールショップの壁には、旧き良き時代のニューヨークを感じさせるヴィンテージの写真とアートワークがたくさん飾られている。ニューヨーク州北部のアンティーク屋さんを回って、古い写真や額、アンティークの挽肉機を集めているそうだ。

現在、マンハッタンで5軒、ブルックリンのウイリアムズバーグで1軒展開する。今年さらに増やす予定で、常に新しい出店地を探しているという。

<メニュー>
ミートボール(4つ入、パルメザンチーズ、フォカッチャ付き)9ドル
アイスクリームサンドイッチ6ドル
土日限定ブランチセット(16時まで)13ドル

The Meatball Shop(West Village)

住所
64 Greenwich Ave, New York, NY 10011
電話番号
212-982-7815
営業時間
日~木 11:30~24:00、金・土 11:30~2:00、土・日(BRUNCH)11:30~16:00
公式サイト
http://themeatballshop.com/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。