NYブルックリン発! ドーナツの新しいムーヴメントがやってくる?

【連載】NYスタイル、進行形  世界最新の食トレンドを生み出し続ける、ニューヨーク。日々新しいスタイルが提案されるこの街で、生き残るのは至難の技。そんなニューヨークのトレンドに敏感な街の「賢人」の琴線に触れた店とは?

2016年05月15日
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NYブルックリン発! ドーナツの新しいムーヴメントがやってくる?
Summary
1.日本でも昨年、期間限定でオープン
2.サイズは一般的なドーナツの倍
3.一番人気はハイビスカスクリーム

ニューヨークに急速に広がっているジャンボサイズのドーナツがある。1つのドーナツがダンキンドーナツ2つ分くらいの大きさに匹敵するから、初めて見た人はまずその大きさにビックリするに違いない。インパクトのある大きさと美味しそうなルックスに魅せられて、つい試してみたくなる人は多いのではないだろうか。

このドーナツ、ブランド名は「ドゥ」。ドゥとして直営店を増やしているが、ブルックリンのセルフサービスのカフェ、ウエストチェスターのナチュラルフードのスーパーマーケットチェーンなど、さまざまな店にも入っている。

ドゥが1号店をオープンしたのは、ブルックリンのベッドスタイ。2010年12月のことだった。現在、ブルックリンに1店舗、マンハッタンに3店舗ある他、70店舗に卸す。フードトラックが並ぶ人気野外フードイベントのスモーガスバーグにも出店している。

ドゥで一番人気があって、他にない特徴のあるドーナツといえば、ハイビスカスのクリームのかかったドーナツだ。ハイビスカスといえば美容にいい食材。ニューヨークではハイビスカスのお茶を出すレストランも増えていて、特に女性受けするのは納得のいくところだ。
アーモンドスライスのかかった「ドルチェ・デ・レチェ・アーモンド」(左上)、「ソルティド・チョコレート・キャラメル」(上から2段目の真ん中)も売れ筋という。

シェフは、共同創業者でもあるメキシコ出身のファニー・ガーソン。スペインの3つ星レストランのアケラレ、ニューヨークの人気レストランのイレブンマジソンパークで働いた経験をもち、メキシカンスイーツの本も出している。
彼女に「どうしてこの大きさにしたの?」と尋ねたところ、「ドーナツ食べるなら、お祝いごとでなくちゃと思うから」との答えが返ってきた。「ドーナツは楽しんで食べるもの」という彼女の気合が、この大きさに反映されているということなのだろう。ファニーは人気の理由について、「まずドーナツのテクスチャーと味がいい。ドーナツの生地は常時少量ずつつくるので、いつも新鮮。とても品質の高い素材を使っていて、他ではあまり見ないけれどかといって変わりすぎていないフレーバーだから」と自己分析している。

Dough (Bed Stuy, Brooklyn)

住所
448 Lafayette Ave、Brooklyn, NY 11205
電話番号
347-533-754
営業時間
6:00~21:00
定休日
定休日 無休
公式サイト
http://www.doughdoughnuts.com/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。