深夜でも焼きたてパンが味わえる! こだわりのクラフトビールも揃う新スポットが世田谷・松陰神社前に誕生

2016年07月11日
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深夜でも焼きたてパンが味わえる! こだわりのクラフトビールも揃う新スポットが世田谷・松陰神社前に誕生
Summary
1.松陰神社前に新寄り道スポットがオープン
2.「パン×クラフトビール」で勝負する狙いと店名に込めた思い
3.パクチーにキャラウェイ……素朴と個性が共存するパンのラインアップ

松陰神社前の新たなプラットフォーム『松蔭PLAT』にオープンした『good sleep baker』

会社からの帰り道、焼きたてのパンを頬張り、ホッと一息をつく――。小さく、素朴な幸せだが、あいにくパン屋は夜閉まっているものと相場が決まっている。今年6月、世田谷に誕生した『good sleep baker(グッドスリープベイカー)』を除いては。

午後5時。東急世田谷線松陰神社前駅から線路沿いの真新しいテナント施設『松陰PLAT』を目指す。カフェやギャラリー、雑貨店などが集う建物1F奥の『good sleep baker』では、今しがたオーブンから取り出されたばかりの香ばしいパンが店頭に並べられている最中だった。

クラフトビールは常時3種類! つまみにぴったりな多国籍な食事メニューも

パンとケーキ合わせて約10種類。テイクアウトだけでなく、ゆっくりと食事も楽しんでもらいたいと店内にカウンターチェア12脚を用意し、「レバーペースト」や「鶏とパクチーのサラダ」、「ラタトゥイユ」といった多国籍な食事とクラフトビール、そして焼きたてパンの平和な香りで地域の人たちに幸せな寄り道を提案する。

クラフトビールはパンとの相性を考慮した銘柄が樽替わりで3種類登場する。

「仕事帰りの遅い時間帯でも、ビールと一緒に焼きたてのパンが楽しめるお店があっていいと思うんです」と話す店主の小林由美さん。優しい響きの店名には、「ここを訪れた人が“ぐっすり”眠れますように」というコンセプトを、遊び心を以って込めた。

小林さんは製菓学校卒業後、都内のパン屋などで8年経験を積み、これまでにないパン屋の形を求めて独立。新天地には、古くからの商店街と若い店主による新しいタイプの店が新旧入り混じるこの地を選んだ。夜だけの営業という欠点は、自身の好物であるクラフトビールやそれと相性のいい食事をそろえることでカバー。こうして、杯を傾けつつパンの焼き上がりを待つ夢のパン屋が生まれた。

タイ料理から着想を得た「パクチーベーコン」など、ビールに合う個性派パン

「私が食べたいと思うものを作っているだけなんです」。小林さんのパンは決して派手ではない。しかし、気取りがないからこそ、さりげなく施したひねりが光る。

自身もお気に入りであるタイ料理から着想を得た「パクチーベーコン」(画像手前)。以前働いていた下北沢のタイ料理屋『とびら』での経験を活かした一品だ。弾力性のある生地を噛めば噛むほど小麦とパクチーの香りがぐんぐんと膨らみ、鼻腔を抜けていく。バインミー(ベトナム風サンドイッチ)を思わせるエスニックなアプローチがベーコンの塩味と相まってビールを呼ぶ。酒肴としてのパフォーマンス力の高さも十分だ。

これと並ぶ人気の「キャラウェイとゴーダ」(画像奥)は、甘く爽やかな芳香の香辛料、キャラウェイシードとフェンネルをふんだんに使い、香りで楽しませる仕立て。

「そろそろ帰ろうとされる常連さんに『あと数分で焼き上がりますよ』とお伝えすると、『じゃあもう1杯飲んで待っていようかな』と言ってくださるのがうれしいですね」。ここ数年、若い店主たちが中心となり、定期的に蚤の市が開催されるなど静かな盛り上がりを見せる松陰神社前エリアに仲間入りして2カ月。大人のための寄り道スポットは、今夜も「good」な「sleep」を与えてくれるだろう。

(文・取材/井上こん)

<メニュー>
パン・ケーキ各種 250円~
鶏とパクチーのサラダ 600円
ラタトゥイユ 500円
リブフランク 700円
ビール各種 650円~

※価格はすべて税込

good sleep baker

住所
〒154-0017 東京都世田谷区世田谷4-13-20 松蔭PLAT1F-D
電話番号
050-7128-3201
営業時間
月~土17:00~25:00(L.O.ドリンク24:30フード24:00)、日15:00~23:00(L.O.ドリンク22:30フード22:00)
定休日
定休日 水
公式サイト
http://goodsleepbaker.com/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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