これぞ肉と日本酒の楽園!『肉山』プロデュースで話題の予約困難な焼肉店が、新店舗をオープン

2016年08月08日
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これぞ肉と日本酒の楽園!『肉山』プロデュースで話題の予約困難な焼肉店が、新店舗をオープン
Summary
1.年内は予約でいっぱいな『肉と日本酒』の2号店が亀戸にオープン
2.絶品和牛を堪能&日本酒は飲み放題! まさに肉と日本酒の楽園
3.予約は少人数でも貸切でもOK! 気になる人は今すぐ予約を

谷中の予約の取れない超人気店が、2号店をオープンした!

「20名以上の貸切しか受け付けない、年内は予約でいっぱいのすごい焼肉店があるらしい」という話を初めて聞いたとき、そんな店があるのかと驚いた。その店とは東京・谷中にある『肉と日本酒』だ。

システムは、非常にシンプル。予約して着席すれば、あとはひたすらに肉と肉に合うつまみや野菜が出てくる。肉に合わせてチョイスされたこだわりの日本酒は、セルフサービス方式で好きなものを冷蔵庫から取り出し、飲み放題。それでいて6,500円とリーズナブルな金額で、吉祥寺の名店『肉山』のプロデュースということもあり、今や予約のとれない超人気店となった。

ただし予約には条件があり、20名以上でしか予約が取れない。オーナーの尹 伸文さんは少人数でも予約したいという声に答えたいと、予約可能な人数をグッと下げた2号店を亀戸にて7月11日にオープンさせた。その名もズバリ、『リトル 肉と日本酒』。

一号店とおなじく完全予約制となる。お馴染みの「肉」の文字を入り口に見つけ、わくわくしながら店内へ。

『リトル 肉と日本酒』では、予約は2名以上なら可能。または20名以上から34名までなら貸切もできる。20名以上でしか予約できなかった名店が、たった2名から予約可能となれば嬉しいのは私だけではないはずだ。

ホワイトボードには、この日出合える肉の品揃えが記されている。『肉と日本酒』および『リトル 肉と日本酒』では、メニューは固定制。席に座った後は、決まったメニューと、その日にしか出逢えない運命の肉が運ばれてくるのだ。メニューはキムチ、ナムル、サンチュ、最強焼き野菜、焼肉全16種、最強激辛スープ。白ご飯はセルフサービスでお代わり自由となる。
(日によって肉の種類の数などは若干の変動あり。運がよければもっとたくさん食べられるかもしれない!)

席に着くと、まず登場したのはキムチとナムル、サンチュ。

じっくりと漬けられたキムチに、箸の止まらないシンプルな味付けのナムルはどちらも自家製というところからも、すでにこの店のこだわりが見え始める。

次に「最強焼き野菜です」、と言われながら登場したのはこちら。

ギョウザにしか見えないこちらは、吉祥寺の『肉山』でも「焼き野菜」として提供されることもある一品。その秘密は、中を見れば一目瞭然。肉は一切なく、シンプルに野菜のみで構成されている。カリカリと焼かれた表面に、もちもちの皮、ニラがきいたシャキシャキ素材の食感が楽しい。

「最強激辛スープ」は、名前の通り辛ウマなスープで白ご飯がすすむ。野菜と肉がじっくりと煮詰められたうまさに、思わず汗が出てくるほどのしびれる辛さがあいまって、白ご飯がいくらでも食べられる気分になる。白ご飯は、好きなタイミングでカウンターに取りに行こう。

いよいよメイン! 運命の肉とのご対面に興奮が止まらない

右から時計回りに内側へ、内モモ、ランプ、ツラミ、サーロイン、外モモ、上バラ、トモサンカク、イベリコ豚の豚トロ、リブシン、リブシンの根元、30日熟成の生タン塩…と、豊富な種類。それとは別に、これまた美しいホルモンたちも登場。

こちらはハツ、シマチョウ、タン先、ハチノス。この写真には入っていないが、ハラミなども入るという。こちらでは「一頭買い」をしているので、新鮮なものだけでなく、ちょっと珍しい部位なども食べられるのが売りだという。ゆえに、その日その日に出てくるものは違うため、出合った肉が運命のお相手、というわけだ。

「いざ!」と胸の高鳴りを感じながら、まずは30日熟成をしたという牛タン塩を網の上へ。ジュッと焼ける音が、香ばしさに華を添える。

焼き目ひとつひとつが、綺麗に色づいていく様子は見ているだけでウキウキとさせる。肉厚な身を箸で支えて、焼きすぎないうちに口へと運ぶ。

こちらは、自家製レモンだれで。ちなみに他にも醤油や、焼肉のタレと3種のタレを使うことができる。口に運んだ瞬間、噛まずとも表面の脂が舌の上を転がり、ふわっと肉の甘みが口中に広がる。噛めばタンの強いうまみがレモンだれの酸味とともに広がる。まさしく、絶品。

ここまで新鮮で、ひたすらにうまい、となれば残りの期待も高まるいっぽうだ。お次は、リブシン。トングに取った瞬間、そのやわらかさがわかる。

霜降りの美しい表面を焼き、はやる気持ちを抑えられぬままに口へと運ぶ。こちらは醤油でいただいた。

きめの細かな脂が、嚙みしめるたびににじみ出る。肉そのものの旨味を味わうならまさにこの部位を、と言わんばかりだ。

肉にあう日本酒のラインナップは、飲み放題で心行くまで堪能できる

この店のもうひとりの主役、日本酒についても触れておかねばなるまい。オススメをお願いします、と頼むと店長の高山佳也さんが5つピックアップしてくれた。

左から、力強い甘みとワイルドさを兼ね持った富山・玉旭酒造「玉旭 DESPERADO」、どの料理にも合うさっぱりとした栃木・株式会社せんきん「クラシック仙禽 無垢」、終盤に味を流すように味わいたい岐阜・杉原酒造「射美 吟撰72 BY27」、肉を引き立たせるための赤みによく合う日本酒としてはせがわ酒店オリジナルで造られた「黄金澤 29shock」、宮城県の7つの蔵元がコラボしたスパークリング日本酒「DATE SEVEN」。

これらはほんの一例であるが、常に44〜45種類ほどの日本酒が用意されている。1号店の『肉と日本酒』でも提携している4軒の酒屋である四谷・鈴傳(すずでん)、府中・中久(なかきゅう)、御徒町・福原、吉祥寺・大阪屋にプラスして、地元・亀戸の酒屋であるはせがわ酒店からも日本酒を仕入れている。各酒屋と高山さんのおすすめの日本酒は、肉との相性を意識したラインナップになっている。

この肉にはどの日本酒が、と迷ったときにはスタッフに相談すればぴったりのものをオススメしてもらえるのでご安心を。ちなみにビール、ハイボールも飲み放題で、それ以外のドリンク(ソフトドリンクや焼酎、ワインなど)は無料で持ち込み自由となっている。

最後にチラリとスタッフの後姿を見ると、肩に「肉」の文字が。

「肉へのこだわりは、どこにも負けないので」と笑顔で語る高山さん。

また別の肉との出逢い、今回はチョイスできなかった日本酒を楽しみに次の予約をいつにしようか、と思い悩みながら店を出た。一号店同様、すぐに予約でいっぱいの話題店になること間違い無し。今ならまだ予約に余裕があるとのことなので、予約するなら今すぐがチャンスだ。

(文・写真/雨宮美奈子)

<メニュー>
お一人様 6,500円(税込)
※ 飲み放題3時間(日本酒、ビール、ハイボール)、現金のみ

リトル 肉と日本酒

住所
〒136-0071  東京都江東区亀戸6-28-5 錦ビル2階
電話番号
03-3681-1119
営業時間
[月~金] 17:00~23:00 [土日祝] 15:00~23:00
定休日
定休日:月曜

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。