イタリアンなのに「ポテトサラダ」が絶品すぎ!自然派ワイン片手に楽しむ気軽なイタリアンが神泉にオープン

2016年11月08日
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イタリアンなのに「ポテトサラダ」が絶品すぎ!自然派ワイン片手に楽しむ気軽なイタリアンが神泉にオープン
Summary
1.こんなポテサラ出逢ったことがない! 隠し味はあのワイン!?
2.イタリア帰りのシェフが作る自家製パスタが大評判
3.トラットリアとバールの間くらい、そこにあるのは“おいしさ”と“楽しさ”

イタリアンなのに、記憶に残る絶品ポテトサラダがある『アウレリオ』

イタリアでは太陽みたいな子という意味で名付ける“アウレリオ”。奇しくもオーナーの大本陽介氏の名前の所以でもあることから、自分の店を開くときはこの名前にしようと決めていた。今年7月5日、大本氏が8年間ずっと温めてきた夢がとうとう実現した。

店の名物はこのポテトサラダ。これはぜひオーダーしてみて欲しい。おそらく誰もが出逢ったことのない、そしてこれからも出逢えないであろうこの味の虜にきっとなるに違いない。見た目は最近そこそこ見かけるタイプである。「半熟卵がのっていて、割ると黄身がとろ〜んと出てくるんでしょ?」と予想はつく。

どこにもないのは味だ。まず香り。嗅いだそばからお腹が空いてくる。食感はムースのようになめらか、でも時折コロコロしたポテトがヒョイっと舌を喜ばす。そして味の要、自家製マヨネーズの隠し味はシチリアのマルサラ酒、マルコ・デ・バルトリ社 「ヴェッキオ サンペーリ」だと教えてもらう。これがちょっと特別で、あえて酸化を入れて完全発酵に近い状態で作るのでデザートワインなのにかなりドライ。酸味があるのでヴィネガーの代わりにマヨネーズに入れたのだそう。このポテトサラダ、絶対に忘れられない味のリストに仲間入り! どんどん食べ進めてしまいあっという間に完食というパターンに陥った。

本場仕込みのシェフが作るイタリア郷土料理の素朴さと、絶妙なアレンジのセンスが秀逸!

シェフ・鈴木崇夫さんは「食べても食べても疲れないイタリア料理」を作る。派手ではないが確かな技術に支えられた絶妙なアレンジがキラリと光る料理なのだ。

このトリッパはシェフがイタリアで修業した店のシェフ、ジュリアーナさんの直伝レシピ。トマト煮込みが多いトリッパだがこれは白ワインで煮込むので非常に優しい味。人参、トマト、セロリなどの野菜の滋味が溢れシナモンとクローブの甘く刺激的な香りが食欲をそそる。そもそも家庭の味であるイタリア料理の良さが存分にあり、寒くなるこれからの季節にぴったりだ。

お待ちかね、手打ちパスタはジャガ芋のニョッキ。ものすごく柔らかなニョッキなのだが、秘訣は“あまり練らない”ことだそう。粉っぽさを感じてニョッキが苦手という声も聞くが、そんな方はぜひこちらへ。おそらくニョッキ好きに転じるはずである。チーズソースもクリーミーで軽さがあり、ニョッキの口どけと相まって喉を通る3秒の感動たるや。思わず笑ってしまう。そこにプラスされるのがトリュフの香り、これはもう非の打ち所がないひと皿である。

ここで大本氏にワインを合わせてもらう。エミリアロマーニャの「カミッロ・ドナーティ マルヴァジーア ローザ 2014」は微発泡の薄濁り、しっかりと辛口でスッキリした酸味を持ち香りに変化があるとても楽しいワインだ。

自然派の生産者は、あまり除草作業をしないと聞いたことがある。それは土に栄養を取られてもたくましく育つブドウこそがおいしいワインを作ると考えるからだ。自然であるがゆえ、体に馴染むような心地よい口当たりで、ブドウそのものの味を感じられる。素材の持ち味を大切にするイタリア料理にはもってこいというわけだ。だが、生きているワインなので実は管理が非常に難しい。生産者がせっかくおいしいワインを作っても、輸送や保存によって台無しになることもある。イタリアで生産者と向き合い、自然派について学んだ大本氏はワインのセレクトも管理も徹底している。大本氏の選んだワイン、ぜひお試しあれ。

まるで太陽! 陽気で温かな店の魅力に引き寄せられる

学生時代から飲食業に携わり、24歳には独立を考えていたと言う大本氏。この店のオープンを目指し8年かけて着実に階段を昇ってきた。その経緯について触れてみよう。独自でワインの勉強しソムリエの資格を取得。自然派のワインと出逢いその味わいの面白さにのめり込んでいく。

イタリア料理が好きだったこともあり自分の店は「自然派ワインとイタリアの郷土料理」でいこうと決意。タイミングよく下北沢の人気店でありコンセプトが似ている『クォーレ・フォルテ』のソムリエに就くことができた。ここで2年ほどワインとサービスを学び、いよいよ独立準備のため現地でワインと料理の勉強をしにイタリアへ。北から南まで半年もの間ワイナリーを巡り知識と生産者との親交を深めた。生活しているうちに今度はパスタの重要性を肌で感じた。

だから帰国後は手打ちパスタが評判の下北沢『バール アリメンターリ ダニエラ』でパスタの修業をする。そこで系列店である神宮前『エミリア』の鈴木シェフと出会った。トスカーナ、エミリアロマーニャなど北イタリア5州で研鑽を積んだ鈴木氏のパスタに惚れ込み、自身の店に絶対に来て欲しいとシェフに迎える。手打ちパスタはこの店の看板メニューである。

こうやって必然の中での運命的な出逢いに導かれこの店ができた。ここは陽気で温かく、何か目に見えないとてつもないものに引き寄せられてしまうのである。それを象徴するのが入り口に貼られたタペストリーだろう。

イタリアで訪れたワイナリーの生産者からのメッセージが書き込まれているのだ。確かに大本氏と話していると人々がエールを贈ってしまう気持ちが理解できる。その証拠に大本氏の“アウレリオな魅力”に惹かれ、鈴木シェフのシンプルだがしっかりと手の込んだ料理に魅せられた人々で、オープンして間もないがすでに連日賑わいをみせている。“おいしい”の先にある“楽しい”をも感じられる『アウレリオ』、いちど訪れたら間違いなくリピーターになるであろう。

(メニュー)
名物!陽気なポテトサラダ/550円
トリッパの白ワイン煮込み ジュリアーナ風/900円
ジャガ芋のニョッキ フォンデュータソース 黒トリュフをかけて/1,700円
グラスワイン/500円〜
ボトルワイン/3,500円〜
※価格すべて税込

AURELIO(アウレリオ)

住所
〒150-0044 東京都渋谷区円山町16-1
電話番号
03-6755-6037
営業時間
17:00〜25:00(L.O.24:00)
定休日
日曜
公式サイト
http://aurelio-shibuya.com

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。