フレンチトーストが絶品!LAの大人気店『ブルージャムカフェ』がメニューも雰囲気もそのままに日本初上陸

2016年11月22日
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フレンチトーストが絶品!LAの大人気店『ブルージャムカフェ』がメニューも雰囲気もそのままに日本初上陸
Summary
1.メニューも雰囲気もLAそのもの! 代官山駅前にブランチの大人気店が初上陸!
2.ヴィーガン、グルテンフリーなど、美と健康を意識しながら食べる楽しみのあるメニュー
3.LAの“今”を感じる店

LAのセレブや美意識の高い人々に大人気のブランチメニューが日本に初上陸!

“Bringing L.A. to You(ロサンゼルスをお届けする)!”と、LAで3店舗あるブランチ専門の大人気店『BLU JAM CAFÉ(ブルージャムカフェ)』が代官山駅前に日本初上陸した。店名もメニューも雰囲気も現地そのもの。Tex-Mex、ハンバーガー、サンドイッチ、エッグベネディクト、コブサラダ、ステーキなどなど、LA好きにはたまらないものばかり。

こちらはオーナーシェフ、カミル・マイヤー氏が創る、「ブランチ料理がおいしい店」と現地で評判の日本店。看板メニューの「クランチーフレンチトースト」に惚れ込み、毎週メルローズ本店に家族で通っていたLA在住の日本人、寺西魅宮さん(現ブルージャムカフェ マネージング・ディレクター)が日本に誘致したのである。カミル・マイヤー氏が創った、おいしいブランチ料理とはどんなものなのだろうか。

ヴィーガン、グルテンフリー、ヘルシーなのに“食べる楽しみ”があるオリジナル料理がすごい!

こちらのメニューにはグルテンフリー、ベジタリアン、ヴィーガンのマークの他に料理ごとの材料が記載されている。

グルテンフリーのリゾット「ブランチカルボナーラ」の材料はグルテンフリー米、グリーンピース、ベーコン、ポーチドエッグ、パルメザンチーズ、パセリ、自家製ピストソース。ピストソースとはバジル、オリーブオイル、ニンニク、松の実で作られたもの。2人前くらいありそうなボリュームだ。

このビジュアルだと卵を崩さずにはいられないので、まずはそこから。とろりと流れ出る黄身と一緒にリゾットをいただく。意外にあっさりとしていてどんどん食べられる。毎朝仕込むピストソースを混ぜるとコクとバジルの風味が加わり、これまたどんどん食べられる。

LAらしさといえばカリカリするまで焼いたベーコンだろう。欧米人はカリカリしていないと焼けていないと思うとか。ベジタブルストック(野菜のだし)を使っているのでくどさをまったく感じない。体のことを思いやるなら減らせるものは減らそうという考えから、ベーコンの脂はできるだけ落とす、チキンではなくベジタブルストックにする、ピストソースをプラスしてチーズを減らした。それなのにこんなにおいしく感じられるとは驚きだ。

グルテンフリーとヴィーガンに対応している「ヴィーガン ランチェロス」には揚げたトルティーヤ、豆腐、黒豆、パプリカ、パクチー、ポテト、チポトレ、ヴィーガンサワークリーム、自家製サルサソース、アボカドが入っている。ふわふわの豆腐、カリふにゃのポテト、パリパリのトルティーヤ、ホクホクした豆、シャキシャキしたパプリカと、異なる食感がたくさんあって非常に楽しい。

中でも豆腐の食感と味が格別。訊けば水分をなくすための仕込みに毎朝2-3時間かけていると言う。2時間ほどお湯で温めたら重しをのせて水分を出し、風通しの良い場所で乾燥させること1時間。ひとつの材料にこんな手間暇をかけているなんて! 味つけは豆腐をペースト状にしてオリーブオイルとレモン果汁で作ったヴィーガンバージョンのサワークリームに、ピリ辛のサルサソース。健康面からみても動脈硬化を予防すると言われる黒豆からイソフラボン、豆腐からはプロテインが摂れ、チポトレという燻製した唐辛子をペーストにしたものは消化のスピードをアップさせる。単なるカフェメニューと思ったら大間違いだ。

肉好きのためのステーキやハンバーガー、サンドイッチも見逃せない。この「エルパソチキンのサンドイッチ」は割いてトマト煮込みにした鶏肉の上にハラペーニョ、トマト、モッツァレラチーズをのせた。パンにアボカドペーストをたっぷりぬり、味の決め手であるチポトレ入りアイオリソースをかける。もちろんペーストもソースも自家製で、鶏肉は毎朝スタッフ全員で3-4時間かけて割くそうだ。この作業がかなり大変なのだが、ケミカルなものや冷凍ものを避けるためには必要なことだと言う。オーガニックでも銘柄鶏でもないのだがとてつもなくおいしい。

『ブルージャムカフェ』をここまでにしたのがシグネチャーである「クランチーフレンチトースト」だ。LAでは今でこそ真似する店が増えたが当時は画期的で、訪れた人はまず初めにこれで虜になったそうだ。表面がカリカリッとしているのはありがちだが他とは何かが違う。よく見たらコーンフレークがまぶしてあるのだ。しかもとっても軽い印象。

フレンチトーストはパンを卵と牛乳に浸してバターで焼くのでちょっと重く感じるはず。しかしこれはいくらでも入りそう。秘密は卵を極力少なくしているからなのだと言う。シロップもメープルではなく牛乳にバニラエッセンスを加えたもの。甘さを抑えたフレンチトースト、これは本当にクセになる。

LAの“今”を代官山から発信する

レシピはマイヤー氏のオリジナル。チェコ人である彼はロシア、日本、ドイツ、米国に住んだことがあり、いろいろな国の料理と触れ合った。ペインティングや音楽にも長けているアーティスティックな彼は食事は見た目も大切とビジュアルにもこだわる。おいしさに妥協せず、かつ健康も考える、常に新しい料理を創り続ける彼の店は10年経った今でも満席状態というのもうなづけるではないか。

日本ではベジタリアンやヴィーガンというとダイエット効果を期待する人が多いかもしれないが、LAでは動物に対しての想いといったライフスタイルそのものなのである。グルテンについても、基本的にグルテンが含まれる醤油を幼少の頃から摂取していてアレルギー反応が少ないとされている日本人と比べるとアメリカ人は体質的に違う。オーガニックもしかり。ベジタリアン、ヴィーガン、グルテンフリー、聞いたことがあるけれど何をどうすれば良いのかわからなかったが、消化が良く集中力がアップすると言われ、何よりこのおいしさにこれからは積極的に取り入れてみようかと思えた。

ところでブランチって? 食事回数が減ることで空腹に耐えられるのか

ブランチはダイエット効果があるのか訊いてみた。「ブレックファーストとランチを合わせてブランチと言い、1食を2食分と考えているのでとってもボリュームがあります。LAではブランチがライフスタイルとして確立しています。ここの店の料理はだいたいひと皿600〜700kcalなので2食分と考えれば結果的に摂取カロリーは低くなるのではないでしょうか」とのこと。数年前からLAのセレブや美と健康に対して意識が高い地元の人々の間では1日を2食にするスタイルが浸透している。つまりブランチでしっかり食べ、夜は軽めにして体に負担がかからない食生活にしようというわけだ。

ただ、間違ってはいけないのがここは健康志向の店ではなくLAの“今”を感じる店なのだ。今はヴィーガンやグルテンフリーがトレンドなのでメニューの多くに取り入れているが来年は変わるかもしれない。ここに来ればLAにいるかのような時を過ごすことができる。これからはLAの文化も伝えていきたいとイベントも開催していく予定だとか。これこそが“Bringing L.A. to You(ロサンゼルスをお届けする)!”ということなのである。


(メニュー)
ヴィーガンランチェロス/1,270円
ブランチカルボナーラ/1,350円
クランチーフレンチトースト(8p)/1,980円
エルパソチキンサンドイッチ/1,470円

BLU JAM CAFÉ(ブルージャムカフェ)

住所
〒150-0034 東京都渋谷区代官山町20-20 モンシェリー代官山 B2-2
電話番号
03-6455-1446
営業時間
11:00〜17:00、17:00-22:00 定休日 火曜
公式サイト
http://www.blujamcafejapan.com

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。