料理における"イノベーティブ”は、国籍にとらわれないオリジナリティあふれるスタイルを指す。つまりイノベーティブフレンチとは、フレンチをベースにした個性的な料理のこと。料理の味わいだけでなく、ビジュアルのオリジナリティやパフォーマンスにも驚かされる、東京でいま大注目の「イノベーティブフレンチ」を3店ご紹介していこう。
ユニークな料理に驚きの連続! グレイッシュな空間で楽しむ個性的なフレンチ『Ode(オード)』
『Ode(オード)』のオーナーシェフは、フランス料理の名店でシェフとしてのキャリアを積み、名だたる料理人からの評価も高い生井祐介さん。内観からスタッフのコスチュームまでグレーで統一された空間からすでにオリジナリティが発揮されている。
カウンター、皿、料理が同化したシグネチャーメニュー「サンマ ブータンノワール 尾崎牛」(写真上)はご覧のとおり見た目からは味の想像ができない驚きの一皿。どんな味わいなのかは、食べてからのお楽しみだ。
他にも、某人気アニメを彷彿させる"球体"をイメージしたフィンガースナックなど、アートな見た目で驚かせたあと、その上品かつ繊細な味わいで、さらにお客を楽しませてくれる 。
【店舗情報】
Ode(オード)
住所:〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-1-32 ST広尾2階
電話番号:03-6447-7480
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臨場感のあるパフォーマンスに釘付け! 大切な人と訪ねたい 秘密のフレンチ『SECRETO(セクレト)』
ダークグレーの店内に必要最小限の明かりだけが灯され、シックで洗練された様が美しい 『SECRETO(セクレト)』。フランスやスペインの名店で修業し、国内のラグジュアリーホテルでもシェフを務めた薮中章禎(やぶなかあきよし)さんがオーナーシェフを務める。
見た目はフレンチ、スパニッシュ、和を融合した革新性がありながらも、味わいは王道フレンチそのもの。どれも素直においしいと思えるフレンチだ。
厨房と客席の間にあるアイランドテーブルで繰り広げられる、ショーさながらのパフォーマンスにも驚かされる。パフォーマンスを通じて生まれる、シェフとお客同士の不思議な親密感は、同店でしか味わえない体験だ。
【店舗情報】
SECRETO(セクレト)
住所:〒162-0855 東京都新宿区二十騎町2-23 ランピオンイゴー102
電話番号:03-6265-3664
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和の素材と世界的な視野で創りだす新感覚ディッシュ! 期待の若手トリオが開いた話題の店
2017年の年末に東京のレストラン界をざわつかせる店が誕生した。デンマークの『Kadeau(カドー)』で修業を積んだシェフ、オーストラリア・メルボルンの『NORA(ノラ)』のヘッドソムリエに、東京・西麻布の『レフェルヴェソンス』のソムリエ。そんな期待の若手トリオが新しくオープンしたレストランだ。
料理は和の素材を生かし、大胆なクリエイティビティと豊かなセンスで、食の未来と世界を感じさせる。味に関しては奇を衒(てら)った味覚など一切感じさせない、彼らの繊細さに驚くものばかりだ。
さらに、料理だけでなく一緒に提供されるお酒のペアリングがすばらしい。2人のソムリエが選ぶワインは、提供されるメニューにうまくマッチする。
イノベーティブなフレンチがまだ未経験の人には、特にオススメしたい店だ。
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