英国パンはこんなにおいしい! イギリス田舎町で大人気のベーカリー『マルベリー マナー』が日本初上陸

2019年01月07日
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英国パンはこんなにおいしい! イギリス田舎町で大人気のベーカリー『マルベリー マナー』が日本初上陸
Summary
1. イギリスの田舎町・ドーセットで愛されるベーカリーが日本初上陸
2. 日本では珍しい、イギリス伝統のパイやスイーツがたくさん
3. パンもスイーツもソースも無添加の手作り

イギリス・ドーセットからやってきた人気ベーカリー

世の中に数あるおいしいものの中でもとりわけ心に沁みるのは、故郷や家族を思い出させてくれる味だろう。

2018年10月に東京・三軒茶屋にオープンした『Mulberry Manor(マルベリー マナー)』のショーケースに並ぶ数々のパンもその一つ。こちらはイギリスの田舎町、ドーセットに暮らす人々に愛されているベーカリーの日本初上陸店だ。

来日中のイギリス人たちは「懐かしい」と顔をほころばせるほか、家族一丸となって愛情をこめて作るパンのおいしさは、近隣に暮らす人々をもトリコにし始めている。

店長を務めるクラーク朋子さんが、ご主人とともにこの地に『マルベリー マナー』をオープンすることになったきっかけは、海外を渡り歩く生活がひと段落して、一度日本に戻ることになったから。

ドーセットで1号店、2号店を営む叔父のゲーリーさん(写真上・右)およびご主人の妹・マリーナさん(同・左)にも一緒に来日してもらい、遠く離れた日本の地で、イギリスと全く同じ味のパイやスイーツを販売することに決めたのだ。

イギリス伝統の味が楽しめる! 絶対食べたい「食事パン」

店には、30種類ほどの無添加パンやスイーツのうち、常時20種類以上が並ぶ。

その中でまずトライしてほしいのは、イギリス・コーンウォール地方発祥の伝統的なペイストリーである「コーニッシュ・パスティ(Cornish Pasty)」(写真下)だ。

ショーケースの説明書きには、「耳の部分を手で持って食べ、食べ残した耳は妖精に食べてもらいましょう!」という、かわいらしい文句。

「地元ではその昔、鉱山作業者がランチに食べていたそうです。一生懸命働いた手で耳の部分を持つと汚れてしまうから、その部分を捨てるエクスキューズとして、“妖精に食べてもらおう”と言われるようになったようです」。朋子さんはそう説明してくれるが、「持ち手」になるだけあって、かなりボリューミーな耳ゆえ、妖精のおなかがパンパンに膨れ上がらないかいささか心配である。

カットすると、ポテトやかぼちゃ、お肉などの具材がぎっしり。店内でいただく場合は、リンゴと野菜を煮込んで作った自家製無添加の「ブラウンソース」(写真上)を添えてくれるので、味の変化も楽しめるのがうれしい。ソース作りの担当は朋子さんのご主人。店に顔を出すことは少ないが、自宅で黙々とソース作りや経営に専念しているのだとか。

コーニッシュ・パスティと同じく「ブラウンソース」と相性のいいおすすめメニューが、「ステーキ&キドニーパイ(Steak & Kidney Pie)」(写真上)。こちらは、ステーキの塊肉とキドニー(腎臓)をグレービーソースで煮込んでパイ生地で包んだもの。

キドニーパイはイギリス全土で古くから愛されるメニュー。日本ではなじみが薄いため、腎臓と聞くと驚くかもしれないが、あっさりめのレバーのような食感でパイやステーキ肉ともよく合う。

どちらのメニューも、イートインの場合はアツアツの状態で出してくれるので、バラエティ豊かなフレーバーがそろうオーガニックティーやコーヒーと合わせて召し上がれ。

おやつタイムも楽しめる、イギリスらしいスイーツも!

イギリスらしさ全開のメニューをもう一品紹介しよう。

サクサク軽い食感のパイ生地で、肉屋さんに特注した無添加ソーセージを包んだ「ソーセージロール(Sausage Roll)」(写真上)だ。こちらのパンは、腸詰せずにソーセージの“中身”だけで作った“ソーセージ・ミート”を使用しているため、日本のソーセージパンとはひと味違った食感を楽しめる。

食事パンだけでなく甘いものにも目がないなら、イギリスでは日本のショートケーキのようにメジャーな存在である「ビクトリアスポンジ(Victoria Sponge)」(写真上)をどうぞ。バタークリームとジャムをたっぷりサンドした生地はふんわりとやさしい食感。3時のおやつにもぴったりな、ほっと一息つける味だ。

厨房担当のゲーリーさんは、「日本に住んでいらっしゃるイギリス人や近隣の方に愛されるベーカリーを目指したい」と笑顔でコメントをくれるが、一緒に働く朋子さんやマリーナさんも終始穏やかなムード。

「みなさん笑顔で楽しそうですね」と声を掛けると、「家族ですから」のひと言が返ってきたが、遠い異国の地でも、このにこやかな家族が作るおいしいパンを食べて幸せな気持ちになる人がたくさんいるのだろう。三軒茶屋にもこれから先、きっとたくさんの笑顔が花開くはず。

【メニュー一例】
▼Pasties
・Cornish/コーニッシュ 520円
・Dorset/ドーセット 450円
・Vegetable/ベジタブル 400円
・Lamb/ラム 520円
▼Puff Pastry
・Sausage Roll/ソーセージロール 480円
・Bacon and Cheese Puff/ベーコン・チーズ 470円
・Cheese and Onion Pasty/チーズ・オニオン 420円
▼Pies
・Chicken and Ham Pie/チキン&ハム 520円
・Steak & Kidney Pie/ステーキ&キドニー 650円
・Steak Pie/ステーキパイ 520円
・Steak and Mushroom/ステーキ&マッシュルーム 520円
▼Sweets
・Custard Tart/カスタードタルト 410円
・Lemon Tart/レモンタルト 410円
・Flapjack/フラップジャック 400円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税抜です

MULBERRY MANOR

住所
〒154-0023 東京都世田谷区若林1-7-1
電話番号
03-6453-2335
営業時間
月・火・木・金 09:00~19:00 土・日 08:00~18:00
定休日
毎週水曜日
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/mj58e9pp0000/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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