知っていたら超”食ツウ”! 最高峰の「西洋料理」が味わえる、隠れ家『レストラン ナンペイダイ』

2019年06月03日
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知っていたら超”食ツウ”! 最高峰の「西洋料理」が味わえる、隠れ家『レストラン ナンペイダイ』
Summary
1.特別なディナーにも! 都心とは思えない贅沢な一軒家で上質な時間を楽しめる
2.日本各地から集まった、贅を尽くした旬の食材が満載の「西洋料理」!
3.予約は紹介と一部ネットのみ! 今回は特別に非公開の予約電話番号を公開

渋谷の奥座敷・南平台に突如現れる瀟洒な一軒家レストラン

渋谷のグルメスポット・神泉駅から少し歩いたところにある、南平台の地に現れた円形の門扉。道行く人々が住宅か? お店か? はたまた……と目線を送っている。

そんな意外性のあるロケーションにあるのは、一軒家レストラン『レストラン ナンペイダイ』。扉の先には緑のアプローチが続き、奥のエントランスに着くころには、すっかり日常から離れた気分になってしまう。

まるでリゾート地へ来たような雰囲気と、水が滔々と流れる様も心が豊かになる。まだ見ぬレストランへの期待も高まり、思わずときめく瞬間だ。

奥の扉を開けると、暖かい灯りに包まれたロビーが迎えてくれる。優しいオレンジ色の光に、贅沢な美術品。豊かな空間にこれからの料理を期待せずにはいられない。

日本で生まれた西洋料理だから、頂くカトラリーは“お箸”

さて、客席はというと、最近主流のカウンター形式やオープンキッチンスタイルではない。まるでホテルのメインダイニングのような雰囲気だ。

テーブルセットはナプキンにトレー、そしてお箸。「日本で生まれ、和食のエッセンスを浴びてブラッシュアップされた、『レストラン ナンペイダイ』流の“西洋料理”をお出しするので」と、シェフの高橋七洋さんが語るように、食事を頂くスタイルにも和食のエッセンスが散りばめられている。

このトレーは懐石盆と言われる懐石料理の形式に則ったもの。お箸とともに『レストラン ナンペイダイ』用にオーダーして作ったもので、料理は最後の締めの一皿まで、基本お箸で頂くそうだ。

目を見張る食材の数々! ファーストプレゼンテーション

メニューはおまかせのみ。ドリンクなどの説明を伺ったら、まずは本日使用する食材のプレゼンテーションからスタート!

どうだろう? 思わず歓声が上がるほどのトレイに乗った豊かな食材の数々! ちょっとやそっとのフレンチや和食店では太刀打ちできないほどではないか? その季節で最上のものを全国各地から取り寄せているそうだ。

この、和食のエッセンスを生かし、旬の美味を存分に生かした、“懐かしく新しい西洋料理”を創り出すのは、シェフの高橋さん(写真上)。

日本の洋食の礎を築いた名店『小川軒』で修業を積み、ワインラヴァーから圧倒的な支持を受ける銀座の老舗『シノワ』で料理長を20年務め、こちら『レストラン ナンペイダイ』をオープンさせたという。

「今まで、洋食やワインに合うフレンチ仕立ての料理に関わり、休日は日本各地の料理を食べ歩く中で心に残ったのが、和食。そこに自分が今まで学んできた料理を統合させ、ここ『ナンペイダイ』で目指したのが、“どこか懐かしく、どこか進歩的”である、新しい西洋料理。洋食やフレンチのベースであるソースやフォンと、四季折々の豊かな食材を生かした料理、それが『ナンペイダイ』の目指す味です」と、高橋さん。

では、その“『レストラン ナンペイダイ』の西洋料理”を見せていただこう!

銀食器の蓋を開けると、輝くキャビアがたっぷり!

まず現れたのは、クラシカルな雰囲気の脚付きの銀食器(写真上)。ドーム型の蓋を開けてみると……

まるで花束のような色とりどりの野菜と、たっぷりのキャビア!

こちらは「キャヴィア フラッペ」(写真上)。カブ、タケノコ、キュウリ、赤キャベツなどの野菜をキューブ状にカットしたものを手前に敷き詰め、後ろにはカブとマスカルポーネを合わせたムース。その上にたっぷりのキャビアをのせている。

頂くのは貝のスプーンで。キャビアは金物のスプーン類で食べると味が変わるので、貝のスプーンを出しているそうだ。

福岡産のアワビは肝とバターのソースで

お次は「鮑のコンフィ」(写真上)。米油とハーブで1時間ほどコンフィしたアワビは、適度に弾力を感じる歯ごたえと、深みを増したコクがすばらしい!

下に敷いてあるのはアワビの肝のソース、上にかかっているのはバターのクリームソース。和食で王道の「アワビと肝」の組み合わせだが、まったく違う印象に仕立てているのが印象的だ。

驚きの出逢い! 金目鯛とフカヒレ

そして、食材のファーストプレゼンテーション時に輝いていた金目鯛は「あんかけ仕立てのポワレ」(写真上)で。千葉県・銚子産の金目鯛の皮目をカリッと仕上げ、下に敷いてあるのはなんと、フカヒレのあんかけ!

食材の王様同士の巡り合わせは、しっとりホロっとした金目鯛の身に、あんかけのコクがベストマッチ。すばらしくおいしい! またこのコンビの料理を味わってみたいと思うほどだ。横に添えた葉タマネギの食感も料理に変化が加わり、厚みのある身もペロッと頂けてしまう。

すっぽん、トリュフ、オマール海老……、締めの食事も贅を尽くして

さて、いよいよ締めの食事だ。普段はどのようなものが人気か高橋さんに伺うと、「すっぽんのラーメンやカツオだしで炊いたご飯のトリュフ仕立てなども人気ですが、今日は新作のオマール海老を使った一品はいかがでしょう?」とのこと。

では、新作の「オマール海老とサフランライスのリゾット仕立て」(写真下)を頂こう!

黄金色が美しいサフランライスは、なんと蛤とオマール海老のだしで、土鍋で炊いたもの。その上にたっぷりと乗ったソテーしたオマール海老。ひと口食べ、咀嚼するほどに感じる海のうまみ! プリっとしたオマール海老との組み合わせも絶妙だ。こちらのメニューがある日は必食であろう、すばらしい締めの食事だ。

なお、こちらの店ではペアリングも楽しめる。シャンパンやワインを中心に、日本酒なども組み合わせて出しているという。

非公開の予約電話番号を特別に読者だけに公開!

まずは今までお付き合いのある方を中心に、贅を尽くし、心を込めて調理した一皿と、豊かな空間を味わってほしいと、クローズ営業を通していた『レストラン ナンペイダイ』。一部の席をネット上で開放しているが(詳細はナンペイダイ オフィシャルホームページより)、まだ当分はグランドオープンしない予定だという。

しかし、今回は高橋シェフのご厚意で、同記事をご覧いただいた読者のためだけに特別に非公開の予約電話番号を教えていただいた。

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