sio鳥羽シェフが追求した「理想の食堂」が遂にオープン!丸の内に新たな風が吹き込む予感『o/sio』

2019年11月26日
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sio鳥羽シェフが追求した「理想の食堂」が遂にオープン!丸の内に新たな風が吹き込む予感『o/sio』
Summary
1.代々木上原「sio」の鳥羽周作シェフが、東京・丸の内に『o/sio(おしお)』をオープン
2.コンセプトは”理想の食堂”。唐揚げやポテトサラダなど皆が大好きな料理ばかりをハイレベルな味わいで提供
3.“鳥羽イズム”の共有が、店をさらに魅力的に、スタッフの技術と意欲をさらに伸ばし続ける

海賊シェフ・鳥羽周作、待望の新店が丸の内に誕生!

「カルピスとネイビーの服が好きな人」
「あきらめがわるい人」
「根性がある人」
「自信がある人(ジャンル不問)」
「自身のビジョンや夢を語ることができる人」

いつしか「海賊シェフ」と呼ばれ、料理のみならず経営哲学も注目される鳥羽周作さん。2019年10月、待望の二店舗目『o/sio』(東京・丸の内)がオープンした。
スタッフ募集の投稿には、冒頭の言葉が並ぶ。共鳴、共感してくれたら未経験でも採用し、一線で働いてもらうと明言。人手不足に悩む現代の飲食業界をよそに、続々と応募がくるという。

もとは代々木上原のフレンチ『gris(グリ・現在のsio)』のシェフとして働いていた鳥羽さん。
約2万円という客単価で毎日満席にすれば、スタッフの増員ができ、一人ひとりがきちんと休みを取れる。その持論を証明するため、2018年7月に自ら『gris』を買い取り、店名を変えて『sio』をオープン。センスとテクニックに裏打ちされた唯一無二な料理を武器に携え、予約の取れない大繁盛店となった。

食も音楽も空間も。“好きなもの”だけを集めて目指したのは「理想の食堂」

彼が最も優先することは、「鳥羽イズム」をスタッフたちに浸透させることだ。

スタッフが自分と同じ高いレベルの料理を作れるようになれば、本人たちの技量と可能性も広がり、自分は次に向かって歩みを進めることができる。鳥羽さんとスタッフの双方に負荷がかかるが、それは乗り越えなければならない負荷だという。鳥羽さんの信念に触れて共感し、日々増えるスタッフたちにさらなる活躍の場を与えるために用意したのが、新たな舞台『o/sio』なのだ。

鳥羽さんは、『o/sio』を「理想の食堂」と位置付ける。店内で流れるBGMは、世界で活躍するDJ MURO氏のオリジナルミックス、ロゴデザインは、あの「くまモン」を手掛けたことでも有名な水野学氏。ドリンクは各国のナチュラルワインが中心。そして料理は、“鳥羽さんの大好きなもの”ばかりだ。

ガストロノミックな一皿も洋食も同じ料理、手を抜かず本気で作る

「今まで客単価2万円のお店で料理を作ってきましたが、実はファストフードやファミレス、牛丼も大好き。次は、皆の身近にある料理を作りたいと思ったんです。ナポリタンやポテトサラダ、唐揚げなんて、嫌いな人を探す方が難しいじゃないですか。みんなが好きな料理を、僕らの技術とセンスで、ハッとするおいしさに仕上げたいと。僕らは、客単価が2万円でも5千円でも、500円の料理を作るときも、同じスタンスで料理をします。店の名前の『sio』に丁寧語の『お』をつけたのは、食堂だけど本気っていう気持ちの現れなんです」(鳥羽さん)

『o/sio』のメインフロアには、仕切りのない大きな長テーブルが2脚。お客が相席で座るようなスタイルにしたのは、“身近な料理”をきっかけに、隣のお客同士の会話が自然に弾むようにという狙いもあるそう。
では、どんな料理があるのか見ていこう。

見たことない「焼きホッケ」にハイスペックな「ナポリタン」、皆が大好きな料理を驚きの一品に

最初に出てきたのは「ほっけ/パクチー」(写真上)。山のように盛られたパクチーの下には、大きな焼きホッケが鎮座する。パクチーとホッケの間には、ナンプラーやハチミツでマリネした赤タマネギとリンゴが見え隠れ。「ほっけ」という文字からは想像のつかない、大胆な風貌にテンションが上がる。

口に含むと、ホッケの脂をパクチーの爽やかさ、リンゴの甘酸っぱさが中和してくれ、どんどん食べ進められる。

「アジでもサンマでもなくホッケを使っているのは、身が大きくてほぐしやすいから。これなら大人数でも分けやすいし、かしこまって食べる必要もないですよね」(鳥羽さん)

昼と夜でレシピを変える看板料理「ナポリタンを越えたナポリタン」

同店の看板料理「ナポリタンを超えたナポリタン」(写真上)は昔懐かしい銀皿で提供。120gのパスタにたっぷりの野菜とソーセージで食べごたえ抜群。アルデンテの麺に、野菜のシャキシャキ感がたまらない。

「よくあるナポリタンで惜しいなって思うのが、炒めすぎてしまうこと。茹で上がりのパスタの滑らかさを大切に、生クリームとバターで保湿しながら作って、野菜はあえて水分と食感を残します。このナポリタン、ハイスペック! と思ってくれたらうれしいですね。ちなみに昼は2.2mmの麺で洋食感を、夜は1.7 mmの麺でパスタらしく仕上げます」。鳥羽さんのこだわりが伝わる料理だ。

11月から登場した超自信作! 軽やかな「明太子パスタ」はスタッフにも大好評

「明太子パスタを超えた明太子パスタ」(写真上)は11月に始まったばかりの新メニュー。茹で上がったパスタをボウルに移し、明太子、バター、ニンニクで香りづけしたオイル、茹で汁、シソで和えるだけ。

非常にシンプルなレシピだが、食べるととても滑らかで一体感を感じる。食べているうちにもったりとしがちな明太子パスタだが、多めの茹で汁であえて水っぽく仕上げることで、最後まで滑らかに食べ進められるという。

「自分にしか作れない料理というのも大切ですが、“誰でも作れる”“誰が作ってもおいしくなる料理”も同じくらい尊いものだと思うんです。お客さんに食べてもらって、真似したいと思ってもらえたら嬉しいですね」(鳥羽さん)

ひと口噛むと溢れ出る肉汁が最高! 理想を追求した「とりもも唐揚げ」

こちらも人気料理の「o/sioのとりもも唐揚げ(奈良漬けマヨ)」(写真上)。鶏肉は1個がおよそ50gから60gとかなり大ぶりだが、この大きさこそジューシーに仕上げるポイント。下味はショウガ、ニンニク、酒、醤油のみとシンプル。衣は小麦粉と片栗粉を半々で使用し、さっくり揚げている。

唐揚げそのものも大変おいしいが、添えられた奈良漬けマヨネーズをかけると味が激変! 異国風情ただよう甘酸っぱい唐揚げになるのは驚きだ。
唐揚げにマヨネーズというと、マヨネーズの酸味がとがってしまいそうだが、これが絶妙なまろやかさ。風味豊かな奈良漬けと少量の練乳を加えることで、マイルドに仕上がるのだそう。

ムチっとトロトロな食感にうっとり…。後味軽やかな「モダンプリン」

こちらも懐かしい器で提供される、「昔ながらのモダンプリン」(写真上)。老舗の喫茶店にあったような佇まいの硬めのプリン。

だが、スプーンですくい口に含んだ瞬間、内部のトロトロ感に驚く。聞けば、湯煎しながら蒸し上げることで、あえて内と外の食感を変えているという。だから「昔ながらのプリン」ではなく、「モダンプリン」なのだそうだ。

厨房は未経験者ばかり、想いを共有することで起こせる奇跡がここにある

鳥羽さんの話の中で、一番多く出てきたのは「僕ら」、という言葉だ。会社のスタッフ全員が同じ気持ちで仕事をしていることが伝わってくる。他とは競争せず、自分たちがよいと思ったことを信念を持って実践しているのだ。

驚くことに、『o/sio』や『sio』で厨房に立つのは料理業界の未経験者がほとんど。でも、皆が自信に溢れた表情で料理をしており、『sio』で提供される繊細な火入れの肉も数カ月で焼けるようになるという。

変わりつつある世の価値観を的確に捉え、若き料理人のポテンシャルを引き出し、次へと動き続けるシェフ、鳥羽周作。丸の内という東京の中心だからこそ、あえて食堂を出す。彼の熱い想いとセンスに痺れる若者が、また働きたいと志願してくる。もう革命は起きているのかもしれない。


【メニュー】
o/sioのポテトサラダ 650円
ほうれん草ベーコン 650円
o/sioのとりもも唐揚げ 700円
黄金のチヂミ 1,200円
ジビエソーセージ 1,800円
ほっけ/パクチー 2,200円
ナポリタンを超えたナポリタン 1,000円
明太子パスタを超えた明太子パスタ 1,600円
海鮮焼きそば 1,200円
昔ながらのモダンプリン 500円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税別です

o/sio

住所
東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエアB1
電話番号
050-3467-0992
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
営業時間
月~土
ランチ 11:00~14:30
(L.O.14:00)
ディナー 17:00~23:00
(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)

日・祝日
ランチ 11:00~14:30
(L.O.14:00)
ディナー 17:00~22:00
(L.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
定休日
年中無休
不定休あり
ぐるなび
http://r.gnavi.co.jp/ayaa312x0000/
公式サイト
https://www.facebook.com/osio.marunouchi/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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Yayoi Shinya
フリーライター
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