住宅街にひっそりと…極上のフルーツパーラーが誕生! 果物を味わう空間『果実店canvas』【幡ヶ谷】

2020年03月07日
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住宅街にひっそりと…極上のフルーツパーラーが誕生! 果物を味わう空間『果実店canvas』【幡ヶ谷】
Summary
1.フルーツのおいしさに感動! 幡ヶ谷『果実店canvas』
2.「フルーツの魅力をもっと伝えたい」という店主の想いから生まれた一軒
3.パフェやフルーツサンドなど、フルーツのおいしさをダイレクトに感じる逸品ぞろい

住宅街に佇む、甘い香りいっぱいのフルーツパーラー

フルーツパーラーという響きは、どこか懐かしく、胸をときめかせてくれる。

2019年秋、幡ヶ谷にオープンした『果実店canvas(カンヴァス)』は、カラフルなフルーツに彩られたパフェやフルーツサンドがSNSで話題となり、たちまち人気を集めた一軒。

場所は、「幡ヶ谷商店街」から横道を入って徒歩2~3分のところ。住宅街の中にひっそりと馴染む『果実店canvas』は、こぢんまりとしていながら、緑いっぱいのテラスがリラックスした雰囲気を醸している。テラス席(写真上・右)は、ペット連れも利用可能。

ドアを開けるとすぐに、フワッと甘いフルーツの香り! 店内には天井まで届く大きなガラス窓があり、飾り棚越しに差し込む自然光が心地よい。

席数は全部で14席。テーブルや壁の色は、モルタル塗りのようなマットなグレー。店の主役であるフルーツが一番目立つようにと考えられた内装だという。

「フルーツのおいしさを知ってもらうための店」を作りたかった

オーナーの佐藤圭太さん(写真上)は以前、実家が経営する和菓子会社で働いていた。和菓子の知識を学ぶことはもちろん、商品開発や企画、広報などさまざまな業務を担当。イチゴ大福の商品開発がきっかけで、すっかりフルーツが持つ奥深い魅力に魅せられてしまったという。

そして、まだ知られていない“フルーツの深い魅力”をたくさんの人に知ってもらいたいと、フルーツの専門店を開くことを決意。

フルーツの魅力を伝えるには、訪れた人と直接コミュニケーションができる、昔ながらの「果物屋さん」のスタイルがいいと考えた佐藤さん。

身近に果物店が無くなりつつある今、もっとフルーツを楽しんでもらえるように、果実店とともに「フルーツパーラー」を併設することに決めた。都市型スタイルで成功している青果店や、有名フルーツパーラーでの修業を重ねながら準備を開始。

そして2019年秋、満を持して『果実店canvas』をオープンした。

ふんわりしっとりのパンに挟まれた、ジューシーなフルーツに感動!

メインとなるメニューは、サンドイッチとパフェ、パンケーキの3種類。

フルーツのカラフルな色彩や、自然な甘みや酸味、食感の重なりを楽しむことを第一に考えたメニューばかりだ。

手頃な価格で、ブランドフルーツが楽しめる「canvasフルーツサンド」(写真上)。手のひらサイズのフルーツサンドが4カットも盛られた、ボリューミーな一皿だ。

パンに挟むのは、その時季に旬を迎えるフルーツばかり。取材日は、香川県産「ふるーつ物語みかん」と福岡県八女産「あまおう」、エクアドル産のバナナの3種類。

「1月ぐらいの時季だと、フルーツサンドには『ふるーつ物語みかん』がぴったりなんです」(佐藤さん)

日本人に馴染み深い温州みかんは、9~10月にかけて出回る「極早生(ごくわせ)」から始まり、「早生(わせ)」、「中生(なかて)」、「晩生(おくて)」と季節が進むにつれ甘くなる。出始めの初秋よりも、冬のミカンのほうが甘く感じるのはそのためだ。
しかし、冬になるにつれて薄皮が厚くなるため、やわらかな食感のサンドイッチには向かなくなるとか。

「ふるーつ物語みかん」は、11月に収穫される早生みかん一つひとつに袋がけをし、樹に成った状態でゆっくりと熟成させた高級みかん。皮がやわらかいだけでなく、糖度も一般的なみかんより高い。

▲持ち上げると、ずっしりとしたボリューム感

オレンジに赤、黄色とカラフルなビジュアルは、ウキウキした気分にさせてくれる。

ひと口かぶりつけば、みかんからあふれ出す濃厚な甘さのジュースがたまらない。大ぶりのイチゴもみかんに負けないジューシーさ。ねっとり濃厚な甘さのバナナが、2つの果実の瑞々しさを引き立てている。

パンは、ジューシーなフルーツにあわせ、生地がしっとりした水分量多めのものを使用。生クリームの中に忍ばせた、濃い目の味付けのレーズンも程良いアクセントになっている。

旬に合わせて作られるフルーツパフェが大人気! 冬の主役は八女産の「あまおう」

フルーツの旬に合わせ、時季によってメニューががらりと変わるパフェは、新作がSNSに登場するたびに注目を集める人気メニュー。

取材日は、いちごのシーズンならではの、「あまおうのミルフィーユパフェ」(写真上)。花びらのようにアレンジした華やかなイチゴに、各テーブルから歓声が上がる。

「パフェは盆栽に近いイメージで作っています。盆栽では、アシンメトリー(左右非対称)の方がより自然な形と言われているんです」という佐藤さんの言葉通り、赤やピンクの愛らしい色合いながら、アシンメトリーなデザインがスタイリッシュ。王道パフェとはひと味違う、大人っぽいデザインも同店のパフェの魅力のひとつだ。

ミルフィーユパフェには、福岡県八女産「あまおう」をふんだんに使用。

下層から、クランベリーのジュレ、クレーム・シャンティイ(ホイップクリーム)、ベリーソース、ディプロマットクリーム(カスタードクリームに生クリームを加えたもの)、ストロベリーマスカルポーネジェラート、ストロベリーソルベなど、多彩なイチゴ使いは圧巻!

「ミルフィーユパフェ」の名の通り、サクサクとしたフィユタージュ(折り込みパイ生地)や、岩塩のクランブルが散りばめられていて、食べ進んでいくと、食感や塩味の軽やかなアクセントが加わる。

密度が高くなめらかな舌触りのソルベ、粒感を残したイチゴソース、甘すぎないジェラートなど、同じ“イチゴ”であっても甘みと酸味、食感がまるで違うので、食べていて飽きることがない。

さまざまな味わいの中でも、やはり主役は「あまおう」だ。

艶やかな赤色の大きな粒を頬張って、ジュワっと甘酸っぱい果汁が溢れ出せば、まさに至福の瞬間…。イチゴは、上にトッピングされているだけでなく、底にも隠れるようにゴロッと埋もれている。最後のひと口までイチゴが楽しめるなんて、うれしいサプライズだ。

お酒やスパイスを使った大人っぽい味わいのパフェをよく作るという佐藤さんだが、子どもからの人気も高いイチゴのパフェに限っては、あえてシンプルに作ったという。色も味わいも、老若男女誰にでも愛されるパフェに仕上がっている。

果物のプロが集まる「大田市場」で目利き! 店頭にも厳選フルーツがずらり

『果実店canvas』のスイーツのおいしさを支えるのは、太田市場から仕入れる選りすぐりのフルーツたちだ。

店に入ってすぐのショーケース(写真下)には、産地やおいしさが丁寧に書かれたポップが付けられたフルーツがズラリと並んでいる。全国からトップクラスのフルーツが集まるという大田市場に、ほぼ毎日通っている佐藤さん自らが選んだブランドフルーツばかりだ。

「果物は、そもそも出荷量が少ないんです。そして、産地や色、形、味わい、さらには生産者などによって細かくランクが分かれているのですが、そういった正確な区分けは、一般的なスーパーではされていませんし、上質な果物を手に入れるのも難しい。実際に市場に足を運んで、見極めるしかないんです」(佐藤さん)

同じみかんやイチゴでも、ランクや種類でおいしさに違いが出る。その年の気候によって、旬の時季も、一番おいしいフルーツの産地すらも変わってしまうほど。「〇〇産だからおいしい!」というほど、シンプルではないのだ。

そんなフルーツの奥深さを、多くの人に伝えたいという想いで『canvas』は始まった。

テイクアウトのスイーツも登場予定! ますます目が離せない

「これからは、イチゴ大福などのテイクアウトも始めたいですね。イートインを楽しむだけでなく、手土産に使えるようなスイーツも提案していきたいです」(佐藤さん)

『果実店canvas』で店頭販売しているフルーツは、まるでお菓子のようにかわいらしいラッピングが施されている。そんなフルーツや、現在開発中のフルーツを使った自家製スイーツをプレゼントされれば、誰もがきっと笑顔になってしまうだろう。

奥深いフルーツの世界。まだ知らないおいしいフルーツとの出逢いが、『果実店canvas』にはありそうだ。フルーツに魅せられた店主が営む、フルーツ専門店ならではのスイーツを味わいに、ぜひ訪れてみてほしい。

【メニュー】
Canvasフルーツサンド 900円
あまおうのミルフィーユパフェ 1,800円
あまおうフルーツサンド ¥1,600円
フルーツパンケーキ ¥1,800円
カンヴァス フルーツギフト 1,500〜6,000円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税抜です

果実店canvas

住所
〒151-0066 東京都渋谷区西原2-33-14 DWELL西原0001
電話番号
050-3778-5471
営業時間
平日、土曜・日曜日、祝日11:00~19:00(L.O. 18:30)※商品が無くなり次第終了
定休日
水曜日
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/jap6ja410000/
公式サイト
https://www.fruit-canvas.jp/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。