【神楽坂】文句なしの名イタリアン『オステリア ラストリカート』は料理もサービスも大満足のレストラン!

神楽坂の名イタリアン『オステリア ラストリカート』をご紹介。2人の実力派シェフが作るイタリア料理はシチリアやローマなど地方色あふれる郷土料理。日本の季節の食材を使ったメニューも豊富にそろえており、いろいろなシーンに合わせて楽しい食事が楽しめます。スペシャリテ「リングイネ ムール貝のラグー カラスミがけ」は必食のメニュー。パートナーや友達と一緒に行けば皆が笑顔になれること間違いなしの一軒!

2020年10月30日
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【神楽坂】文句なしの名イタリアン『オステリア ラストリカート』は料理もサービスも大満足のレストラン!
Summary
1.豊富なアラカルトメニューが魅力! 神楽坂のイタリアン『オステリア ラストリカート』
2.シチリア料理やローマ料理などイタリア郷土料理を堪能しよう!
3.白ワインと一緒に楽しみたい!スペシャリテ「リングイネ ムール貝のラグー カラスミがけ」

本場イタリアの味を気軽に楽しめる『オステリア ラストリカート』

1階は気軽にアラカルトを楽しめる「オステリア」、2階はゆったりとした空間でコース料理を堪能できる「リストランテ」で構成されるイタリア料理店『ラストリカート』。石畳の通りに佇む神楽坂の一軒家は、シーンに合わせて使い分けできるのも魅力だ。

今回はそのうちの、ライブ感溢れるイタリアンレストラン『オステリア ラストリカート』にスポットを当てて紹介しよう。

天井が高く広々とした「オステリア」の店内は、席間も十二分で居心地抜群! 現在の地に移転する前、牛込中央通りで営業していた当時に開栓したワインのコルクがびっしりと敷き詰められた壁面には、イタリアのスナップが飾られるなどアットホームな雰囲気だ。

同店でシェフを務めるのは、『アルキメーデ』(神泉・現在は閉店)や『Torre d’Oriente』(Modica-Sicilia)で研鑽を積んできた小松崎瑛太さん(写真下)と、『トラットリア ダル・ビルバンテ・ジョコンド』(白金台)などでローマ料理を学んできた小野崎大地さん。

得意分野が異なるふたりがWシェフを務めることで、幅広い郷土料理が展開されている。また、日本の季節の食材を使ったメニューも人気だ。

スパークリングワインや爽やかな白ワインと合わせたい冷燻製

まずは前菜からご紹介しよう。

こちらは、スパークリングワインや爽やかな白ワインと相性よしの「メカジキの冷燻製 ウイキョウとオレンジのサラダ添え」(写真上)。

スモークウッドで燻製した気仙沼産メカジキの上にあしらわれているのは、ウイキョウとフレッシュオレンジのサラダ、そしてルッコラ。オレンジの果汁、塩コショウ、オリーブオイルのみで味付けしたさっぱりとしたサラダなので、メカジキのうまみがより引き立っている。

大きめにカットされたメカジキで、野菜と果肉をくるりと巻き取って丸ごと口に運ぶと、魚のうまみとサラダのフレッシュさが口いっぱいに広がっていくのが楽しい。

スペシャリテは魚介のうまみたっぷりのパスタ

スペシャリテはパスタ! 小松崎シェフ特製の「リングイネ ムール貝のラグー カラスミがけ」(写真上)。同店を訪れたら必ず試してほしい一品だ。

一度凍らせて半解凍にしたムール貝をミンチ状にした後、シチリア ラグーサ産のエストラットと煮込んだソースは豊潤な味わい。魚介のうまみとトマトのまろやかさが見事に融合している。カラスミは、ボラではなくマグロの卵巣を使ったもの。聞けば、シチリアではカラスミというと一般的にマグロの卵巣を指すのだとか。

芳しい磯の香りいっぱいのこちらのパスタにはどんなワインが合うの?

同店ソムリエの山根康二さんに尋ねたところ、おすすめしてくれたのは、シチリア・エトナの醸造所『テヌータ・デッレ・テッレ・ネーレ』の「エトナ・ビアンコ」。欧州最大の活火山であるエトナ山の麓で育ったぶどうから造られる、ドライでミネラル感豊かな味わいが魚介の旨味に寄り添う一杯だ。

スパイスとともにマリネしてから煮込んだやわらかな牛テール

メインのイチオシは、小野崎シェフが得意なローマ料理「牛テールのカカオ煮」(写真下)。

ローマではその昔、ヒレやロースなどの正肉は身分が高い貴族が食すもので、庶民が食べられるのは内臓や牛タンなど、かつては売り物にならなかった部位のみだった。そこで、捨てられる部位をおいしく食べるための工夫が凝らされてきたが、その中で誕生した料理のひとつが牛テールの煮込みだ。

カカオの他、クローブやシナモンなどのスパイスとともにマリネして香ばしく焼いた牛テールを、トマトとワインとともにじっくりコトコト。仕上げにココアパウダーをふりかけた一皿は、テール肉に振り向きもしなかった貴族たちもトリコになること間違いなしのおいしさ!

ナイフを使わずともフォークだけですっとカットできるほどやわらかな肉は、甘みを出すために一緒に煮込まれた松ノ実やレーズン、セロリと一緒に頬張っても楽しい。ミディアムの赤ワインと合わせるとさらに豊かな味わいになりそうだ。

ひんやり冷たい氷菓子は、カカオや木の実の食感が楽しい

デザートは、トスカーナ地方の氷菓子「ズッコット」(写真下)をご紹介。

聖職者の帽子「ズッケット」に形が似ていることから名付けられたこちらのお菓子は、ドーム型のスポンジケーキの中に、アーモンドやオレンジピール、ピスタチオ、カカオマスなどが入ったリコッタチーズを詰めセミフレッド状にしたもの。

ふわふわのスポンジ、なめらかなチーズとともに、ザックリとしたカカオマスやナッツの食感を楽しめる。ちなみに、なぜ凍らせているのにスポンジがふわふわのままかというと、生地にマラスキーノ(サクランボを原料としたリキュール)を染み込ませているから。アルコールの凍りにくいという性質を利用することで“ひんやりなのにふんわり”の不思議な食感に仕上がる。

プレートを彩るアングレーズソースやラズベリー、ホイップとのマリアージュを楽しみながら、いつまでも食後の余韻に浸っていたくなること間違いなしだ。

地場品種まで豊富にそろっているから、自分好みのワインとも出逢えそう!

ワインは、グラスワインからボトルワインまで豊富にラインナップ。イタリアでは、メジャーな国際品種のほか、20州それぞれの地場品種から個性豊かなワインが多く造られているが、同店にはそうした個性豊かなワインも多彩にそろっているのだ。多種多様なワインの中から、自分好みのワインに出逢う楽しさを味わえるとはなんともうれしいものである。

「ワイン好きな方には楽しみながらご覧いただきたいし、最近ワインを覚え始めた方にもより興味を持って頂けるよう意識しながらリストを作っています。お好みを教えていただけたら、お食事と合わせて2、3本セレクトして提案もさせていただきますよ」と山根さん。ワインとの一期一会まで楽しめる店なので、通うたびに、イタリア料理がもっと好きになるはず。

【メニュー】
・メカジキの冷燻製 ウイキョウとオレンジのサラダ添え 1,780円
・リングイネ ムール貝のラグー カラスミがけ 1,780円
・牛テールのカカオ煮 3,000円
・ズッコット 800円
※本記事に掲載された情報は取材日時点のものです。また、価格はすべて税別です

撮影:佐々木雅久

オステリア ラストリカート

住所
東京都新宿区神楽坂4-6 神楽坂館2 1F
電話番号
050-5486-7185
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
営業時間
火~金
ディナー 17:00~23:00
(L.O.21:30)


ディナー 17:00~22:00
(L.O.21:00)
ランチ 11:30~15:00
(L.O.13:00)
※土日祝のランチはお子様連れ限定です。
※ディナーのご利用は小学生以上のお子様に限ります。
定休日
月曜日・日曜日
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/h23vp4gk0000/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。