【学芸大学】本格フレンチ『ボンシュマン』はランチなら3000円!実力シェフがもてなす超穴場フレンチ

東急東横線・祐天寺駅、学芸大学駅にひっそりと佇む、人気フレンチ『ボンシュマン』をご紹介。ランチもディナーも野菜をふんだんに使用した料理は地元民から圧倒的な支持! というのも、シェフは表参道『ラ・ブランシュ』や『代官山ラブレー』で修業を積んだ実力派だから。そんなフレンチがランチなら3000円で食べられるというから驚き。気軽に購入できるテイクアウトも試してみたい。

2021年02月18日
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【学芸大学】本格フレンチ『ボンシュマン』はランチなら3000円!実力シェフがもてなす超穴場フレンチ
Summary
1. ゆったりランチを! 開店20年になる地元密着のフランス料理店『ボンシュマン』(祐天寺)
2. メインディッシュに合わせて、選りすぐりのワインも楽しめる
3. 自宅ディナーにうれしい! 充実のテイクアウトも試してみて

散歩がてら訪ねたい、地元御用達の『ボンシュマン』

東急東横線「祐天寺」駅、「学芸大学」駅の両駅から徒歩10分ほどのところに店を構える、本格フランス料理店の『ボンシュマン』。

決してアクセスがいいとは言えないが、地元の人はもちろん、遠方からもわざわざ訪れる人が絶えない人気のフレンチレストランだ。

ある平日のランチタイムも、常連客、初来店の友達同士、さらにレストランで修業中の料理人など、皆、オーナーシェフ花澤龍さんの料理をおいしそうに味わっている。

ランチメニューは、「プリフィックスコース」と「シェフのおまかせコース」の2つ。プリフィクスは前菜とメインから1品ずつチョイスするのが基本だ。

この日の前菜は、「若鶏とレンズ豆のサラダ」「バスク風ブーダンノワール」「イワシ入りガルビュール風ポタージュ」「特選お魚マリネ」「穴子と南仏野菜のテリーヌ」「パテアンクルート」の6品。ディナーのメニューとも思える充実ぶりだ。

メインディッシュは、「本日のお魚料理」「鴨のモモ肉のコンフィ」「若鶏のロースト」「白ワインビネガー風味のクリームソース」など6品。しかし、売り切れ次第、次なるメニューがリストに加わる。

種類が多くて決められない! という人は、プリフィクスでもシェフにお任せしてもOKだ。

鮮魚の料理は、春香るマリネ

前菜でチョイスしたのは「特選お魚マリネ」(写真上)。富山県氷見から届いたメジマグロ、奥に岩手県のサバが、肉厚な姿でマリネされ、その上にさまざまな野菜があしらわれている。多種多彩の野菜で、主役の魚が見えないほどだ。

野菜の中でもっとも存在感があるのは、セリ。

「『三関セリ』を使っています」と、花澤シェフ。秋田県の伝統野菜で、白くて長い根が特徴。寒冷地だから生育がスローなので、地上の葉や茎よりも根のほうが成長するという。収穫後、伏流水できれいに洗浄し、みずみずしいまま花澤シェフの手元へやってくる。

「ニンニクオイルとゴマ油を使って、セリの風味を引き立てています」。運ばれた時に、ゴマ油が香ったのはそのためだ。

ほかに、フルーツトマト、ラディッシュのスプラウト、トレビス、山エノキなど、それぞれが深みある味を主張していて、まさに春爛漫。ブラウンのキノコソースをアクセントにしながら、味の変化を感じたい。

メインに合わせて、グラスワインを

店内を見渡すと、どのテーブルにもワイングラスに白や赤が揺れている。そそられて、1杯だけ自分にご褒美だ。白ワインをお願いすると、マダムの花澤めぐみさんが、「メインに合わせて、アルザスをどうぞ」。

注がれた「ヴァンサン フライト リースニング」は、昼下がりにふさわしい、ふわりと軽く、少しドライで、ちょうどいい果実味が広がる。

バゲット生地の丸パンに、豚肉のリエットを付けて頬張りながら、このアルザスの白ワインに合うメインディッシュって何だろう? と想像をめぐらす。

キャベツたっぷり、シュークルート

今季から提供している「シュークルート」(写真下)が、お山のようにこんもりと盛られて運ばれる。

素朴な煮込み料理シュークルートはアルザス地方の郷土料理で、ワインのセレクトとぴったりつながる。お皿を前にのどかな田舎町の風景が浮かびそうだ。

乳酸菌による発酵の酸味がアクセントのシュークルートと自家製フランクフルト、ほろほろで肉肉しい塩豚が煮込まれている。

パンをお代わりしてスープまでたっぷり味わえば、胃袋から体全体がポカポカしてくるではないか。アルザス地方の先人の知恵が詰まった郷土自慢、酸味ある冬の煮込みは、心までほくほく温かくなる。

濃厚な甘味で締めくくり

「シュークルート」でお腹は大満足だが、お楽しみのデザート(写真下)が続く。

ブランデーがしみた大人のバナナケーキと、塩が隠し味の牛乳シャーベットの2種盛りで、濃厚さと塩のさっぱり風味、交互に口に運びたい。飲み物は、コーヒーのほか、紅茶やハーブティーも用意する。

ごちそうさまを言う頃には、気分晴れやか、あれ? 食べている時ずっと笑っていたような……。笑うと免疫力がアップするというが、1時間半ほどのおいしいランチタイムは、想像以上に有意義な時間の使い方!

忙しいランチタイムが終わって、ほっとひと息のオーナーシェフ花澤龍さんと、マダムのめぐみさん。仲良く二人三脚で営み、もうすぐ20年に手が届く。

花澤シェフは、あべの調理師専門学校卒業後、『千葉グランドホテル』の厨房、小田原『ステラマリス』で勤務したのちにフランスへ。4年半の滞在中に、7軒ものミシュラン星付きレストランで経験を積んだ。1999年に帰国し、青山『ラ・ブランシュ』でスーシェフ、『代官山ラブレー』のシェフを経て、2002年に『ボンシュマン』をオープンした。

夜の食卓を彩る、テイクアウトも見逃すな!

さて、ランチタイムの後は、テイクアウトの準備が始まる。

春に好評だったテイクアウトを続けていて、メニューも充実の内容。すべて事前予約が必要だが、自宅で気軽に本格フランス料理を楽しむチャンス!

店内でゆったりランチ、便利なテイクアウト。季節を感じるひと皿を、お店でも自宅でも。ボンシュマンが紡ぐ「おいしい時間」で、笑顔になろう。

【メニュー】
▼ランチ
プリフィックスコース 3,000円
シェフのおまかせコース 6,500円

▼ワイン
グラスワイン白 1,200円
グラスワイン赤 1,500円
ボトルワイン 4,500円〜

▼テイクアウト(要予約)
クロックムッシュ 1,000円
仔羊のスパイシーカレー 1,500円
和牛ほほ肉のビーフシチュー 2,200円
豚肉のリエット(真空パック) 1,000円
盛り合わせ(お2人様より承ります・容器代別途) 5,000円(1名様)
お弁当(2日前までに要予約)
鳥モモ肉のロースト弁当 2,500円
お魚料理の弁当 3,000円

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。また、価格はすべて税抜です。イートインは別途サービス料10%。
※店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
*平日ディナーは休業中

ボンシュマン

住所
東京都目黒区五本木2-40-5 Beat101
電話番号
050-5487-0953
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
営業時間
土・日・祝
ディナー 18:30~23:00
(L.O.20:30)

月・火・木~日・祝日
ランチ 11:30~15:00
(L.O.12:30)

月・火・木・金
ディナー 18:00~23:00
(L.O.20:30)
定休日
水曜日
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/gd3r900/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
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