濃厚クリーミーなウニしゃぶが震えるうまさ! ウニの魅力を200%堪能できる『下北沢うに酒場』

2016年12月09日
カテゴリ
トレンド
  • 東京
  • 下北沢
  • 居酒屋
濃厚クリーミーなウニしゃぶが震えるうまさ! ウニの魅力を200%堪能できる『下北沢うに酒場』
Summary
1.下北沢のウニ専門店『海栗屋』の姉妹店『うに酒場』がオープン
2.名物「うにしゃぶ」はウニの魅力を余すことなく味わえる逸品
3.ウニ好きにはたまらないウニづくしのメニュー

海の幸を代表する高級食材、ウニ。黄金色に輝くその姿を前に、「おぉ…!」と思わずテンションが上がってしまう人も多いはず。そんなウニをカジュアルに楽しめるウニ専門居酒屋『うに酒場』が下北沢にオープンした。同店は同じく下北沢にある人気の店『海栗屋』の姉妹店。特別なルートで水産会社から直接仕入れる新鮮な生ウニは、甘く、とろけるような舌触りだ。「ウニ料理を思う存分食べたい!」という食いしん坊にはたまらない店なのだ。

ミョウバン不使用!無添加の生ウニはシンプルにうまみを味わう

ここに来たらまず注文したいのが、「うにの食べ比べ」。お客の半数以上がオーダーする定番人気の一品だ。2種盛りと3種盛りがあり、内容は旬によって入れ替わる。

取材日の2種食べ比べ(写真・上)は、ミョウバン不使用の北海道産ムラサキウニ(左)と、箱に入った昔ながらの青森県産バフンウニ(右)。まずはそれぞれ、そのまま口に入れてみよう。寿司屋さんなどで昔から見かけるスタンダードなタイプのバフンウニは、クセのないやさしいうまみが特徴。一方、無添加のムラサキウニは甘みが濃く、パンチのある味わいが楽しめる。

現在、日本国内で消費されるウニは、バフンウニやムラサキウニ、アカウニが中心。一般的な飲食店では、形状や品質を一定に保つため、ミョウバンやアルコールを添加しているものを取り扱うことが多い。一方、同店では北海道の水産会社と直接取引して仕入れるキタムラサキウニを中心に、南は九州地方の良質なアカウニまで、独自の流通ルートを活かして採れたての無添加ウニを常時仕入れることに成功。そのため、比較的リーズナブルな価格で、いつでもフレッシュなウニを食べることができるのだ。

さて、何もつけずに双方の香りや食感の違いをまるごと堪能したら、次はワサビ、レモン、藻塩をつけてちびちび味わおう。同店では15~20種類の日本酒を常備しているので、口に残る濃厚なウニの味わいを、すっきりした純米酒で流し込むのもいい。

ウニを使った「前菜」「お造り」「ご飯もの」など、多種多様な一品料理が揃う同店だが、なかでも「焼きもの」は人気メニューの一つ。その中でもユニークな名前の「うにと海老の大喧嘩」(写真・上)は、開いたエビにウニをたっぷりと乗せてさっと炙った焼きもの。塩味の効いた淡泊なエビに対し、火を通したことで磯の香りがギュッと濃縮されたウニが口の中で相まって、大ケンカ……ならぬ、ベストマッチなマリアージュを醸し出している。

続いて「揚げもの」のセクションから「うにのコロッケ」(写真・上)をピックアップしたい。誰もが大好きな揚げものの中でも、こちらはオリジナリティが強く、ぜひ食べてもらいたい一品。丸いコロッケの中身は、練りウニのペーストをたっぷりと混ぜ込んだ濃厚なベシャメルソース。蒸したジャガイモのピューレをソースに加えてあるため、ほどよい食感があり、抜群のウニ風味が味わえる。

サクサクの衣を割ると、中から黄金色のクリーミーなソースがトロ~リ(写真・上)。ウニ、ベシャメルソース、ジャガイモのそれぞれの甘みが混然一体となった和洋折衷の絶品コロッケだ。

これを食べずには帰れない! 絶品濃厚ウニしゃぶ

そして、こちらの名物は何と言っても「うにしゃぶ」。ウニをたっぷり溶け込ませた秘伝のスープに、野菜や海鮮をくぐらせて食べるというなんとも贅沢な鍋だ。実は、同店のオーナーはもと寿司職人。「おいしいウニを、皆さんに好きなだけ楽しんでもらいたい」という想いから、今から10年以上前に考案し、少しずつバージョンアップを重ねてきたのがこのうにしゃぶなのだ。

鍋には、海鮮ネタ5種、野菜2種に蒸しウニが付く「雲丹大好きセット」と、海鮮ネタ6種、野菜3種と内容がボリュームアップする「雲丹大大好きセット」の2タイプがある(ネタは随時追加オーダー可能)。秘伝のスープは、複数種類のウニをすり鉢ですりつぶしたものをだしでのばし、酒などで味付けをした和風ベース。ゴロゴロとウニが入ったこれ以上ないほど贅沢な黄金スープだ。

まずは、温まった鍋にエビの頭を投入し、だしをとる。そして、蒸しウニを加えてスープに溶かし込み、ネギや水菜などの野菜を加えて火を通したら、海鮮を入れて軽くしゃぶしゃぶしていただこう。この日の「雲丹大好きセット」のネタは、カンパチ、平目、ホタテ、サーモン、エビの5種。ネタは季節によって鯛、ブリ、サワラなど、白身魚を中心とした魚介に入れ替わる。

島根・三陸・北海道など、全国各地から仕入れた旬の魚介は、刺身でもおいしく食べられる鮮度のよいものばかり。さっと熱を通せば十分だ。スープを器にすくい取り、ウニの味をまとった魚介とスープを一緒にいただこう。ひと口食べれば、そこはウニのお花畑。口いっぱいに広がるウニの香りと、甘くてクリーミーなスープの味わいに、どんどん箸が進んでしまうこと請け合いだ。

ところでこのスープ、あまりにもおいしくて、つい一滴も残さず飲み干してしまいそうになるのだが、ちょっと待って。最後にお楽しみが待っている。「うにしゃぶ」をオーダーしたら、ぜひ一緒に注文したいのが「黄金の雑炊」(写真・上)。しゃぶしゃぶで残ったスープは、卵とじ雑炊にして提供してくれる。魚介や野菜のだしが溶け込んだウニスープとふわふわの溶き卵の相性は抜群。体はすっかり温まり、身も心もウニ一色に染まることができるだろう。そのほかにも、同店では「国産和牛とうにのすき焼き」や、「モダン寿司」などのオリジナルメニューが充実している。

アルコールに関しては、日本酒だけでなく、焼酎やワインも揃っているので、気分に合わせたお酒を楽しみたい。ウニにはもっぱら白ワインが合うかと思いきや、「うにコロッケ」や「うにとエビのアヒージョ」などの洋風メニューには赤ワインが合うので、ぜひお試しあれ。

目と鼻の先にある『海栗屋』がやや落ち着いたアッパー寄りの雰囲気であるのに対し、『うに酒場』はカジュアルな店構えが特徴。ほぼ質の変わらないメニュー内容がリーズナブルな価格設定になっているのもうれしい。おいしいウニを気軽に食べられるお店として、恋人や仲間を誘ってぜひ一度訪れてみてほしい。

(文・取材/中村 結)

【メニュー】
うにの食べ比べ2種 1,680円
うにのコロッケ 480円
うにと海老の大喧嘩 650円
うにしゃぶ「雲丹大好きセット」 1人前1,680円
黄金の雑炊 1人前300円
うにとエビのアヒージョ 900円
シンプルうに焼き 840円
※価格は税抜

下北沢 うに酒場

住所
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-1-8
電話番号
050-5783-6164
営業時間
17:00~23:00(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
定休日
なし
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/sd5zh09d0000/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

関連記事

フレンチ界の偉才 渡辺雄一郎シェフが通う「看板のない酒場」

【腕利き料理人が通ううまい店】世の食いしん坊たちを魅了する腕利き料理人こそ、選ばれし生粋の食いしん坊。好奇心を刺激しに、疲れた身体を癒しに通う店には、間違いない味と心意気がある。料理人から料理人へ、バトンを受け継いでとっておきの一軒を追う。

須永久美
ライター