白金で大人気の『蓮香』シェフが教える裏メニュー! 「貧乏人の焼きそば」って何だ?

2016年04月17日
カテゴリ
レシピ・キッチン
  • レシピ
  • 中華料理
  • 東京
  • 白金高輪
  • 野菜料理
白金で大人気の『蓮香』シェフが教える裏メニュー! 「貧乏人の焼きそば」って何だ?
Summary
1.人気レストランの裏メニュー
2.材料はたったの3種類
3.もちろん原価も激安

きっかけは東京でもっとも予約が困難なイタリアンのメニュー

「貧乏人」なんて言葉の使い方は穏やかではないが、これは実際にそういう意味合いの料理名を持つ現地メニューなのだという。中国・杭州の麺屋台などで主に朝食べられるそうで、使用するのは中華麺とキャベツ、卵だけ。

このメニューは『蓮香』では現在でも裏メニュー扱いなのだが、そもそも作り始めたきっかけは亀戸にある、東京でもっとも予約が取れないイタリアンの一軒といわれる『メゼババ』のメニューにインスパイアされたことだ。

『メゼババ』では「貧乏人のパスタ」というメニューがあるのだが、これはイタリアでは“Spaghetti del poverello”という歴としたメニュー。
イタリアならどこの家にもパスタと卵とチーズくらいはあるだろうということで、そう呼ばれるらしい。目玉焼きにパスタを絡め、チーズをたっぷりかけて仕上げる。日本ならさしずめ、ご飯に卵を乗せ、醤油で味付けする、つまりTKG(卵かけご飯)のようなものだろう。

そんな経緯から『蓮香』で裏メニューとなった「貧乏人の焼きそば」の作り方を教えていただいた。

     <店での価格> 2~4人前程度 1,500円

貧乏人の焼きそば

1.中華麺を茹でる(あまり高級じゃないもののほうが好ましい)。

2.茹で上がったら麺に含まれるカンスイを落とすためによく洗う。

3.鍋に油を入れ、溶き卵を炒める。

4.お酒・スープを入れ蓋をして7~8分程度、水分が40ccくらいになるまでフライパンを動かしながら炒め、塩・コショウ・砂糖で味を整える。

5.水を切った麺を鍋に入れて煽る。

6.キャベツを入れ、鍋の水分がなくなるまで煽る。

7.ネギ油(または太白ゴマ油)をかけて仕上げる。最後に黒コショウを少々かける。

 

中華麺
1玉
キャベツ
50g
2個
油(炒め用)
60cc
酒(料理酒で可)
20cc
水(あればスープ)
200cc
4~5g
コショウ(白・黒)
各少々
砂糖
ひとつまみ