ガツンとスパイシーなマトンカレーが人気爆発! エスニックの注目店『桃の実』の2号店が早くも話題に

2017年02月17日
カテゴリ
レストラン・ショップ
  • レストラン
  • 東京
  • カレー
  • アジア・エスニック
  • 専門店
ガツンとスパイシーなマトンカレーが人気爆発! エスニックの注目店『桃の実』の2号店が早くも話題に
Summary
1.『桃の実』がパワーアップして水道橋に2号店をオープン
2.ファン待望の「マトンカレー」が早くも人気爆発
3.「八丁味噌×マサラ」といった“桃の実”独自のスパイス料理も

白煉瓦にくすみがかったアイアンブルーの扉は一見、花屋のごとき清廉な佇まいだが、鼻腔に飛び込んでくる香りは間違いなくここがカレー屋であることを教えてくれる。この1月、独創的なスパイス料理で知られる『オリエンタルビストロ 桃の実』から新しく『カレー&オリエンタルバル 桃の実』が誕生した。

エスニックとビストロを融合させた1号店とは趣向を変え、こちらの店ではカレーを解禁。南インドの味をベースにチキン・キーマ・マトンの3種類があるが「口コミなのかな? どういうわけか今はマトンに注文が集中しちゃって」と店主・加来翔太郎さんが仕込みの手を動かしながら笑う。

ひとさじほおばって、その人気を確信する。初めはクローブやブラックペッパー、2種のカルダモンなどの鋭い風味が体を貫き、その後、マトンの濃く骨太なうまみがいつまでも続く。これだ。形がなくなるまで煮込んだ肉とストック。どっしりとした安定感があらゆるスパイスを下支えし、自家製のガラムマサラやオニオントマトグレイビーなども入って味わいはより複雑さを増す。

脇を飾る特製ピクルスも抜かりない。タイ料理でおなじみのレモングラスやバイマックル(こぶみかんの葉)など、いろいろな” 爽やか“に野菜を漬けたもので、そこらのピクルスと同じように「甘酸っぱい」とは形容できないくらいクセになる。

1号店のスピリットを継ぐスパイス料理も

加来さん(写真)の師匠である瀬島徳人さんは、洗練されたインド料理で人気を博した大森の『ケララの風』(現在は『ケララの風Ⅱ』)料理長を経て、2014年に『オリエンタルビストロ 桃の実』をオープンさせたスパイスの名手だ。その瀬島さんと同じインドの南端、緑と水に溢れるケーララ州の五つ星ホテルでカレー作りの基礎を学んだ加来さん。帰国後は青山のインド料理『シターラ』に2年勤めた後、師匠の店で右腕として経験を積んだ。

そんな加来さんが作る、カレー以外のスパイス料理が登場するディナータイムも楽しみでしかたがない。たとえば新作の「牛ハチノスの八丁味噌マサラ煮込み」(写真上)。これこそ“桃の実イズム”が宿る一品で、八丁味噌×マサラというユニークなプレゼンテーションに訝しむことなかれ。この二つ、まさに出合うべくして出合ったといえるほど好相性なのだ。ハチノスを一片噛むと、クニュッといじらしい食感とともに自家製マサラの鮮烈な香り、八丁味噌ならではのコクと酸味が口中にじゅんわり広がる。ここで「赤ワインとどうぞ」と加来さん。すると、どっしりとした味わいにワインの渋みがすっとハマり、もう止まらない。なんと見事な味覚設計。国籍不明のうまさに完敗、いや乾杯!

ついにカレーを解禁した『桃の実』。若き一番弟子は師匠の自在な料理精神を引き継ぎ、未知なるスパイスの世界を見せてくれるに違いない。

【メニュー】
チキンカレー 850円
キーマカレー 850円
マトンカレー 1,050円
鶏白レバーペースト~自家製ジャム添え~ 750円
エビ、ブロッコリー、クスクスのサラダ 750円
牛ハチノス八丁味噌マサラ煮込み 680円
よなよなエール 700円
グラスワイン 600円~

カレー&オリエンタルバル 桃の実

住所
〒101-0061 東京都千代田区三崎町1-1-4 1F
電話番号
050-3373-9669
営業時間
月~金 11:30~14:30(L.O.14:00)、18:00~21:30(L.O.21:00) 土 11:30~16:00(L.O.15:30)
定休日
毎週日曜日
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/1e1v7vez0000/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。