最強の「バターコーヒー」とは? 4カ月間飲み続けたら35kg減量した人も! しかも・・・

2017年09月05日
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最強の「バターコーヒー」とは? 4カ月間飲み続けたら35kg減量した人も! しかも・・・
Summary
1.「バターを加えたコーヒー」を朝食変わりに飲むことで活動的な1日をスタート!
2. 最強の素材で作る最強の「バターコーヒー」は口当たりが軽くまるでカプチーノのよう
3. ミルクティのような優しい味わいの「バター紅茶」も楽しめる

代々木駅の改札を出てすぐ目の前、間口一間の小さなスタンドショップに、道行く人々が足を止める。バターコーヒーの存在を知る人も知らない人も、『最強のバターコーヒー』という挑戦的な店名が気になるようだ。

世界的なベストセラー『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』(ダイヤモンド社)をきっかけに、雑誌やTVでも数多く取り上げられ、新たなダイエット法として注目を集めている「バターコーヒー」。

普段私たちは糖を活動のエネルギー源としているが、バターとMCTオイルを加えたコーヒーを朝食代わりに飲むことで、身体に蓄積された体脂肪をエネルギー源とし、ダイエット効果が期待できるというもの。さらにカフェインの効果でスッキリ頭も冴え、朝から活動的な1日をスタートできる。

体形が気になる女性だけでなく、仕事をバリバリこなしたいビジネスマンの間でも話題になっている。

そんなバターコーヒーの専門店が、代々木駅前に6月にオープンした「最強のバターコーヒー」。材料の質にとことんこだわり、かつ管理栄養士が対面販売するという、その名にたがわぬ“最強の”専門店だ。

カロリーは関係ない? 最強の秘密は「栄養とバランス」にあった!

バター入りのコーヒーに抵抗を感じる人は、少なくないだろう。だが実際に飲んでみると、想像していたよりもクセがなく、脂っぽさも感じない。きめの細かな泡で口当たりは驚くほど軽く、まろやかな感触はまるでクリームのようだ。バターの甘さがコーヒーのアロマと重なって、キャラメルのような香ばしさもある。言われなければ、バターが入っているとは感じないかもしれない。

高カロリーなバターとダイエットは相容れない印象があるが、管理栄養士の資格を持つ緑川泉さん(写真下・中央)は「大事なのはカロリーの量ではなく、栄養と質だ」と語る。

「リンゴダイエットやローカーボダイエットなど、これまで話題になったダイエットはカロリーの量を減らして痩せるものがほとんどでしたが、大切なのはカロリーの量ではなく、栄養とそのバランス。その点、バターコーヒーは栄養面で非常にバランスがとても良いんです。カロリーを減らせば痩せる、という“カロリー偏重主義”をあらためるきっかけになるといいなと思っています」

素材はたった3つ。だから「最強」のものを使用する!

バターコーヒーに必要な材料は3つ。コーヒー、バター、中鎖脂肪酸と呼ばれるMCTオイル。コーヒーに含まれるカフェインが脳の活動を活発にし、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が腸内環境を整える。

バターに含まれる脂質は腹持ちがよく、コクのあるクリーミな味わいを生む。そしてMCTオイルがケトン体の生成を促進し、体脂肪の燃焼を高め、活動的で疲れにくい体が作られる。

しかも糖質がほとんど含まれていないので、血糖値の乱高下が抑えられ、仕事や勉強の集中力もアップ。見事にバランスが取れた飲み物、いや“食事”といったほうがいいかもしれない。

バターコーヒーには満腹感を持続させる効果もあるので、結果的には食事の量が減ることにはなるが、本来の目的はカロリーオフではなく、エネルギー源を糖質から脂質に変え、効率的に燃焼させること。

実際のところ、店舗のオーナーもバターコーヒーの体験者のひとりで、4カ月間毎朝バターコーヒーを飲み続け、35㎏の減量に成功したという。しかも食事のカロリー制限はまったくせず、1日3,000kcalの食事をしながらというから、驚きだ。

「グラスフェッドバター」はビタミンA・Eが多く含まれ、口どけがなめらか

そのために重要なのが、素材のクオリティ。なにしろバターコーヒーには、3つの食材しか使われていないのだから。『最強のバターコーヒー』では、その名の通り「最強の」食材を使用している。

「当店ではメニューによって、2種類のバターを使い分けています。メインメニューで使用しているのは、ニュージーランド産のグラスフェッドバター。通常のバターは、穀物を飼料として育てた牛のミルクから作られているのが一般的ですが、グラスフェッドバターは牧草のみを食べて育った牛のミルクで作っています。通常のバターよりも脂質のバランスが優れており、融点が低いので口どけがよくさっぱりとした風味が特徴です」(緑川さん)

グラスフェッドバターは通常のバターよりもビタミンA・Eが多く含まれ、口どけもなめらか。一般に販売されているバターの多くは飼料にトウモロコシを含むため、かなり黄色みを帯びるが、グラスフェッドバターは乳白色。透き通るようなアイボリーに近い。人間同様、牛も、何を食べるかによって体調が大きく変わることが、色だけでもよくわかる。

「プレミアムメニューには、北海道『ノースプレインファーム』の有機JAS認証の発酵バター。北海道の広大な土地で放牧した牛のミルクから作られています。飼料に少量の穀物を使っていますが、使用している穀物は自社製で、品質も確か。ほんのり甘く、ミルク感の強い上品なバターです」(緑川さん)

『仙台勝山館』の100%ココナッツ由来の「MCTオイル」とは?

バターと共に重要な働きをするのが、MCTオイル。動物性油脂の多くは、脂肪酸を形成する分子が長く、分解されにくいため体内に蓄積されやすい。一方、MCTオイルは脂肪酸の分子の鎖が短いので体内で分解されやすく、摂取した後すぐにエネルギー源に変わる。

『最強のバターコーヒー』が選んだ“最強の”MCTオイルは、「仙台勝山館」の100%ココナッツ由来のオイル。さらっとした口当たりで、しかも無味無臭。ココナッツ特有の甘ったるさがなく、コーヒーの風味を阻害することもない。

浅煎りコーヒーを金属フィルターで淹れる理由

扱っているコーヒー豆は全てアラビカ種。一度水洗いをして、汚れや不純物がほとんど取り除かれた豆を使用している。これを浅煎りにし、カフェインやポリフェノールの一種クロロゲン酸を残さず抽出。また、金属のフィルターを使うことにより、抗酸化作用のあるコーヒーオイルも余すことなく抽出できる。

コーヒーが苦手な方には、紅茶を使った「バター紅茶」もある。もちろん茶葉も有機栽培、国内産にこだわる。屋久島で古来から栽培されてきた在来種で、アッサム系に似た奥行きのある薫りが特徴。「バター紅茶」にするとまろやかさが加わって、ミルクティのような優しい味わいが楽しめる。

これらの材料をミキサーに入れて攪拌するマシンは、アメリカ『Vitamix社』製の耐熱ミキサー。「ミキサーのフェラーリ」と呼ばれる最高機種だ。しっかり攪拌させることでクリーミな味わいが生まれ、体内への吸収も早くなるそうだ。

コーヒーに茶葉、オイル、バター、そしてミキサー。バターコーヒーの効果を最大限に取り入れようとすれば、これだけのこだわりが必要になる。これをすべて家庭で再現するのは容易ではないが、店舗に来ればできたての状態でいただける。まずはこちらのお店で本物、しかも“最強の”バターコーヒーから始めてみてはいかがだろうか?

(取材・文/加藤明子)

【メニュー】
最強のバターコーヒー/紅茶(HOT or ICE) 702円
プレミアム 最強のバターコーヒー/紅茶 (HOT or ICE)  896円
※価格は税込
※プレミアムは数量限定

最強のバターコーヒー

住所
〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-38-6
電話番号
03-3320-3194
営業時間
8:00~19:00(土日祝 10:00~18:00)
定休日
公式サイト
http://www.buttercoffee.shop/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。