【新宿】予約のとれない日本酒専門店『もと』が開いた、昼飲みもできる、お酒の楽園『ノウ バイ モト』

2018年03月28日
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【新宿】予約のとれない日本酒専門店『もと』が開いた、昼飲みもできる、お酒の楽園『ノウ バイ モト』
Summary
1.人気書店と予約の取れない日本酒専門店が異業種コラボレーション
2.ラインナップする酒のテーマは、こだわらないこと!
3.店長が厳選する「おすすめの日本酒」を、『dressing』読者限定プレゼント!

昼酒をオシャレに嗜む時代がやってきた!

「昼飲みできます」。ここは、新宿東口のランドマークとして愛されてきた「新宿TSUTAYAビル」があった場所。惜しまれつつ閉店した都内有数のレンタルショップは、昨年、24時間“本”が楽しめる空間へとリニューアルした。

シャワールームやパウダールーム、コワーキングスペースに個室が揃う目新しい書店が地上階に出現し、地下には“本をツマミ”に昼からお酒が呑める店が誕生。

それが、予約の取れない日本酒専門店『酛(もと)』と『蔦屋書店』がコラボレーションした、業界初となる日本酒BAR『know by moto(ノウ バイ モト)』である。

陽が遮られた店内の酒景は、壁一面を飾る書籍と暖炉の炎。8mもの立派なカウンターの前では、無数の名酒がお客を誘う。

その様相はまさに“大人の書斎”。立地もよく女子でも入りやすいから、日中であることなどすっかり忘れて気持ちよく盃に手が伸びる。

オヤジらしさを払拭する女子ウケ抜群の“ネオ酒肴”

酒もツマミも何を頼もうか……。まずは、スッキリとした辛みが特徴の広島県『宝剣酒造』の「宝剣」と、カラフルに盛り付けられた「鰤(ブリ)のなめろう」(写真上)がオススメだ。

あえて大きめに刻まれた鰤は、噛めばぎゅんと跳ねるほどの弾力に驚かされる。味噌の甘みとカイワレの辛みが調和した、うまみの表情が変化する皿に、ついつい箸が伸びる。うまみの余韻が残る間に酒の入ったお猪口を啜れば、華やかさが口中に広がって、颯爽と消えていく。

「土をツマミに呑んだことありますか?」。冗談めかしながら「土サラダ」(写真上)をテーブルに運ぶのは、『know by moto』で店長を務める島田健太郎さん。

土は、塩昆布にピーナッツ、豆豉(トウチ)、ブラックオリーブをもろみ味噌でまとめたもの。酒呑みには欠かせない食材で生まれた“ツマミのオールスターズ”には、香川県『川鶴酒造』の「川鶴」をひと口。芳醇な味噌のうまみにアイスプラントの塩っ気、ラディッシュの甘み、ピーナッツの芳ばしい香りが際立って押し寄せてくる。

酒ラバー必食のスペシャリテ「モッツァレラチーズの揚げ出し」は「而今」に合わせて

ローズマリーやローリエでマリネされた「ラム肉のロースト」(写真上)は、自家製のスパイスオイルで表面を焼くことで、ハーブの心地よい香りに包まれる。添えてあるパクチー塩をパラっと散らせば、オリエンタルな妖艶さが味蕾(みらい)を襲う。

「お燗でもよいかな…」とつぶやきながら島田さんが合わせてくれたのは、滋賀県『福井弥平商店』の「萩乃露」で人気の「直汲みシリーズ」。濃醇なとろみ感が、ラム肉の甘い脂身と馴染みがよい。燗酒だったら……。うまいものに貪欲な酒好きの想像がふくらみ、気づけば空になったグラスを掲げて「もう一杯!」と唸ってしまう。

「モッツァレラチーズの揚げ出し」(写真上)は『know by moto』で人気のスペシャリテ。立ちこめる湯気から香るトマトの酸味に鼻腔がピリッと刺激されて、食欲を掻き立てられる。コンソメベースのスープをふやけるほどに吸ったフリットは、穀物の芳ばしい香りを放つ。香りの正体は、隠し味に加えられた生ビール。モッツァレラチーズを包む生ハムの燻製香を引き出してくれるのだ。

合わせてくれたのは三重県『木屋正酒造』の「而今(じこん)」。洋風に仕立てられた華やかな一品にも負けない、米のうまみとフルーティーな香りで、呑んべえたちを魅了する。

酒選びに困ったときは、故郷の酒を頼んでみるのも術

こだわらないこと――。常時100種類もある酒のラインナップについて島田さんに訊ねてみると、意外な答えが返ってきた。

「日本酒ラバーには当たり前のような銘柄も、街中には知らない人がたくさんいます。レアな酒で攻めたり、聞きなれない製法や酵母のウンチクを伝えることよりも、まずは日本酒や日本の文化に触れられる間口を広げることが大切なんです」と話す島田さんが、唯一こだわるのは、敷居の低さ。

成人を迎えたばかりのカップルから外国人観光客まで、引っ切り無しにお客が集う理由は、島田さんがサッと並べてくれた6本を見れば分かる気がする。

いまや東北を代表するほどの人気を誇る「新政」。米どころ新潟県で創業300年を迎えた北陸の名酒「鶴齢」。関東地方の酒造りを支え続ける『熊澤酒造』の「天青」は、神奈川県湘南に残された最後の蔵元だ。

JALの国際線ファーストクラスで振舞われてきた古酒「達磨正宗」は、岐阜県から世界へ羽ばたき、京の酒「神蔵 KAGURA」は、無濾過生原酒というこだわりを守り続ける。そして、凄まじい世界進出を遂げる山口県『旭酒造』の「獺祭」。注文に困ったときは、生まれ育った地の酒を頼むのもありではないか。仕入れによって若干の変動はあれども、全国47都道府県の銘酒が揃うここでは、いつでも誰でも旅気分に酔いしれることができる。

『dressing』読者は特別に! 厳選された日本酒を一杯プレゼント

そんな『know by moto』から、今回、『dressing』読者限定で「店長オススメの日本酒」を一杯プレゼントしていただけることとなった。まずは来店して、“合言葉”を伝えてみよう。島田さんオススメの“美酒”が無料で楽しめるのは2018年4月27日(金)まで。気になる合言葉はこちら。

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江戸懐石近茶流嗣家(きんさりゅうしか)/「柳原料理教室」副主宰