通りのランドマークからユニークな新店まで、ディープという絆で結ばれた街「西小山」

【幸食秘宝館】#013 グルメサイトでもなかなか表れない、本当は教えたくない至福の隠れ家。街をさすらい、街に愛された賢人だけが知っている、店選びの黄金律。人気のレビューでは辿り着けない、「幸食の秘宝」そっと教えます。

2018年04月13日
カテゴリ
レストラン・ショップ
  • レストラン
  • プレミアム記事
  • 連載
  • カフェ
  • カレー
  • 酒場
  • 居酒屋
通りのランドマークからユニークな新店まで、ディープという絆で結ばれた街「西小山」
Summary
1.一度住んだらパラダイス、「ニシコ(西小山)」ならではの至宝の店4軒
2.街に愛されるフルーツパーラーと、忘れられないネーミングのカフェで出会うスパイスカレー
3.手打そばを打つ名居酒屋と、ソウルミュージックラヴァーズ究極の隠れ家

#013人に優しき名残りの花、西小山

神楽坂、浅草観音裏、渋谷円山町界隈、花街の果ての街角にはいつまでも艶が満ちている。
「しだれ柳に桜の並木 赤いぼんぼり灯りがともりゃ 立会川のせせらぎに うつる島田のあだ姿♫」。
昭和の初めから約30年間、西小山は政財界人や文人たちが遠くからも押し寄せる著名な花街だった。
しかし、改良工事で立会川が暗渠(あんきょ)になり、車道になってしまった頃から少しずつ花街は廃れていき、今は桜並木だけが往時の面影を残している。

平成18年、高架の線路によって品川区と目黒区に分断されていた西小山は、線路と駅が地下に入ることにより1つの街に繋がった。小さな商店街が途切れては続く庶民的な街並は、各方向のアクセスが便利になり、お隣の武蔵小山と共に住宅地としても人気の街になっていく。
かつての料亭跡地はほとんどがマンションに姿を変え、街には庶民的な飲食店や個人商店が連なり、独特の温かいムードを奏でている。

普段使いできる街中華の名店『丸吉飯店』や『らーめん村』、武蔵小山から移転して来た『平和軒』。オムライスで名高い、西洋料理の『杉山亭』。週末にはダンサーたちが押し寄せる、ソウル・バーの『海老重』。日本酒の品揃いで高名な『かがた屋酒店』など、ありとあらゆる住民のニーズが自分の街で叶う。
ここは、一度住んだら、みんなが離れたがらない街だ。
今回は、ムサコの影に隠れがちなニシコの知られざる至宝をご紹介したい。

高嶺の花だったパフェを庶民の味覚にした果物屋さんのイートイン。
クラフトビールとスパイスカレーに舌鼓を打つ女性2人のブックカフェ。
グラタンで飲(や)って〆には手打蕎麦なんて夢が叶う地元民御用達居酒屋。
マンション地下に忽然と広がるソウルミュージック好きのパラダイス。

さて、そろそろ花の名残りを追いかけにニシコの街に繰り出そう。

この記事にはまだ続きがあります

今すぐ続きを読む

プレミアム記事をすべて読むには、ぐるなびプレミアム会員登録が必要です

関連記事

ホックホクのポテトに手が止まらない!  広尾の人気店が手がける「フレンチフライ専門店」が誕生
ホックホクのポテトに手が止まらない! 広尾の人気店が手がける「フレンチフライ専門店」が誕生

1.シーズニングフレンチフライと紅茶の専門店が自由が丘に誕生 2.ポテトは「シューストリング」と「皮付きポテト」の2種類、シーズニングは7種類からチョイスできる 3.東京ではまだ珍しい紅茶「ムレスナティー」を使用した「ティーラテ」にも注目

北舘和子
ライター