透明感のある「だし」が美しすぎ!絶品おでんとナチュラルワインで和める居酒屋『日和』が渋谷・神泉に誕生

2019年02月21日
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透明感のある「だし」が美しすぎ!絶品おでんとナチュラルワインで和める居酒屋『日和』が渋谷・神泉に誕生
Summary
1.渋谷・神泉の大人気イタリアン『AURELIO』の姉妹店として、『日和』がオープン
2.透き通っただしのおでんとナチュラルワインを堪能できる
3.新鮮な刺身などの一品料理や日本酒も充実

“だし”とナチュラルワインが出逢って生まれた、なごみの酒場『日和』

京王電鉄井の頭線・神泉駅の北口から徒歩1分ほどの好立地に、2018年6月、注目の店が誕生した。
渋谷区神泉にある大人気イタリアン『AURELIO(アウレリオ)』 のオーナー兼ソムリエの大本陽介さんと、同じく神泉のおでん居酒屋『酒と魚 mocchi(モッチ)』の料理人であり店主のモッチさんこと、望月清登さん。人気店の2人が『酒と魚 mocchi』をリニューアルするかたちで『日和(hiyori)』をオープンさせたのだ。

もともと、お互いの店が近く親交も深かった2人だが、一緒に店を始めるきっかけになったのは、“だし”だったという。

「モッチさん(望月さん)はよく差し入れにだしを持ってきてくれたんです。それがものすごくおいしくて。しかも、だしの塩気とうまみがナチュラルワインにものすごく合ったんです。モッチさんの取るだしの味にどんどん惹かれていきました」(大本さん)

望月さんもまた、「大本くんと知り合うまでワインのことは詳しくなかったけど、和食にナチュラルワインを合わせる面白さに気づきました」。

そんな「だし×ワイン」のトリコになった2人は、その想いを具現化。望月さんの絶品だしのおでんや手の込んだ一品料理に、大本さんがセレクトしたナチュラルワインを加え、『AURELIO』の姉妹店として『日和』が誕生したのである。

▲店主・望月さん(写真上・左)、スタッフ・内田恵子さん(同・中央)、オーナー・大本さん(同・右)

「珍しい銘柄のワインよりも、料理に合わせたものを」と大本さん。同じく望月さんも「まずは料理ありきでお酒を楽しんでほしい」と、息はピッタリだ。さらに内田さんの笑顔と気遣いあふれる丁寧な接客がプラスされ、おいしくて楽しい癒やしの空間を創り出している。

透き通っただしと丁寧に煮込まれた具材の「おでん」は必食!

望月さんは、異業種を経験した後、和食の世界へ入って15年。学芸大学の名居酒屋・日本酒とおでんの店『件(くだん)』や広尾の和食の名店『幸せ三昧』などで修行を積んだ経歴を持つ。そんな望月さんが目の前で手際よく、そして丁寧におでんを盛り付けてくれる。その様子に食欲が刺激され、立ち上がってのぞき込む人も少なくないというのも納得だ。

おでんは単品でもオーダー可能だが、やはりまずは「店主おまかせ おでん五品盛り」(写真下)を。

カツオ節と昆布から取られた透明感のあるだしが美しい。この日は、大根・ちくわ・しらたき・玉子・手ごね鶏団子。具材には、それぞれ下味がつけられていて、玉子は2日間かけてじっくり煮込まれたもの。カラフルな手まり麩、三つ葉、ユズの皮をあしらい、彩りも鮮やか。上品なだしの風味と具材のうまみが体内に染み渡っていく。

おでんはそのままでももちろん、自家製からし酢味噌をつけるとまた違った味わいが楽しめる。「和がらしだと強すぎるので」という望月さんの言葉通り、ユズなどの柑橘系が入っていて何とも優しい味。丁寧に煮込まれた具材との相性もバッチリで幸福感に包まれる。

料理に合わせたナチュラルワインを楽しめる

ワインはすべて大本さんがセレクトしたもの。「飲み疲れしない」という理由から、ナチュラルワインにこだわっている。イタリア産やフランス産のものを中心に、ボトルは20種類ぐらいを常備。グラスワインもスパークリング・赤・白・ロゼで10種類ほど揃う。それぞれの料理に合ったワインが用意されているので、気軽にたずねてみよう。

この日のおでんにチョイスされたのは、フランス・アルザスの白ワイン「リースリング ル シャン デ アルエット」。完全無農薬栽培のブドウを使い、酸化防腐剤無添加で造られた、超ナチュラル派の一杯だ。リンゴを思わせるやわらかな果実味に、明瞭な酸味でスッキリとした後口。また、塩味のあるミネラルがおでんに寄り添い、だしの風味を存分に引き出している。自然とグラスを傾ける頻度も上がっていく。

食材に合わせてだしの味に変化をつける

『日和』では、大根や玉子など王道のおでん種以外に、季節の食材や変わり種など、特別なおでんを3~4品ほど用意している。中でも人気は、「トマト」のおでん(写真下)。

なかなかの存在感を放つトマトのおでん。こちらのだしは、トマトの酸味に負けないよう、カツオ節と昆布に薄口醤油を使うことで、ほんのり甘みがあり、濃い目のしっかりとした味わいに仕上げている。箸を入れるとトマトの酸味とだしの香りが見事に調和されていく。

こちらのトマトおでんには、プラス100円でパクチートッピングも可能。パクチーをのせることで、風味がガラリと変化。濃い目のだしにトマトの酸味と、パクチーの爽やかな香りが溶けあい、ちょっぴりエスニックな後味に。

トマトのおでんに合わせたのは、フランス・ロワール地方のロゼワイン「シノン・ササローズ 2011」。ササローズは、フランス語で「祝杯をあげよう!」という意味。ベリー系のジャムのような香りがパクチーやトマトと絶妙に絡み合う。ラベルのイラストも愛らしくて印象に残る1本だ。

酒の肴にピッタリの一品料理が揃う

おでん以外にも、旬の食材を活かし丁寧に作られた一品料理が並ぶ。

『酒と魚 mocchi』時代から定番人気である、季節の野菜やフルーツを使った白和えはぜひ押さえておきたい一品だ。この日は、「柿とシャインマスカットの白和え」(写真上)。柿の甘みとカリカリとした食感、シャインマスカットのみずみずしさにクリームチーズの乳酸が絶妙なバランスで後を引く。

合わせたワインは、イタリア・ピエモンテ州の「ビアンコ・デザヤ カッシーナ・フォルナーチェ」。地ブドウのアルネイスを使用したナチュラルワインで「オレンジワイン」と呼ばれる昔ながらの手法で作られたもの。オレンジ色に近い色味でドライな口当たりが白和えのジューシーさと濃厚なクリーミー感を引き立ててくれる。

鮮度抜群の刺身盛り合わせには日本酒をペアリング

鮮度抜群の魚類は、静岡・焼津の漁港をメインにその時々の状況で厳選し、仕入れている。釣り歴の長い望月さんが釣ってきた魚が並ぶこともあるというから楽しみだ。

この日の「お刺身3点盛り」は、写真左上より時計回りに、カンパチ、マグロ、〆サバ。ひと目見ただけで鮮度の良さが伝わってくる。

カンパチの歯ごたえと程よい脂の甘みに濃厚なマグロの赤身。〆サバは「40分間しっかりと締める」のが望月さんのこだわり。サバのうまみを最大限に活かした繊細な味わいに仕上げられている。そうなると、ここは日本酒を合わせたくなるというもの!

ワインと同じくらい豊富に揃う20種類以上の日本酒の中から、神奈川「丹沢山 秀峰 純米酒」を。コクがありながらもスッキリとしていて、口当たりがよく飲みやすい。刺身との一体感も申し分なく、さらなるうまみを引き出す頼もしさすら感じられる。

陽だまりのようなぬくもりと、おいしくて楽しい幸福感にあふれる空間

『日和』という店名の由来は、イタリア語で「太陽のように明るい」という意味を持つ『AURELIO』に対し、“和”のテイストが入ったやわらかい空気感を……ということから。「来てくれる方に温かみを感じてもらえるような空間にしたくて、白を基調にしたんです」と大本さん。

店内も白を基調に、カウンター9席と4人用テーブル席が2つ。キャンドルがやさしく灯り、1人でも入りやすい雰囲気だ。

今後は、「日本酒やワインを含めて『こういうのいいな』と感じてもらえるようなものを提供していきたいですね」と大本さん。おでん以外の一品料理もさらに増やしていく予定だという。二人の発想から生まれる新メニューの誕生に期待は高まる。

ほっとするやさしい料理に寄り添う、飲み疲れしないナチュラルワイン。肩に力が入っていない居心地のよさの中に感じる本格感……そんな『日和』は、今夜も訪れる人々を和ませてくれるだろう。


【メニュー】
柿とシャインマスカットの白和え 850円
お刺身3点盛り 1,800円~
店主おまかせ おでん五品盛り 1,200円
トマトのおでん 450円
パクチートッピング 100円
日本酒(グラス) 550円~
日本酒(一合) 1,000円~
グラスワイン 750円~
ボトルワイン 4,500円~
お通し 500円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税別です

日和

住所
東京都渋谷区神泉町2-9 シャルム神泉B1
電話番号
050-5488-1265
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
営業時間
17:00~24:00
食事のL.O.は22:30です。
定休日
日曜日
※月一度の月曜日
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/b342v1hv0000/
公式サイト
https://www.instagram.com/hiyori_shibuya/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
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