ローマで大人気のピッツァサンド専門店が東京に初上陸!イタリア大使館お墨付きのおいしさ

2016年05月30日
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ローマで大人気のピッツァサンド専門店が東京に初上陸!イタリア大使館お墨付きのおいしさ
Summary
1.ピッツァとサンドウィッチが融合した新感覚のピッツェリアが吉祥寺にオープン
2.世界初進出は日本で、今後はアメリカやイギリス、シンガポールなどでも展開予定
3.ローマを思わせる本格的なピッツァが、イタリア大使館からも高評価

ピッツァ専門店である「ピッツェリア」が、近年日本でブームになっている。なかでも初上陸系のピッツェリアが人気だ。昨年秋には、ミラノ発の『PIZZERIA SPONTINI(ピッツェリア スポンティーニ)』の海外進出1号店が原宿に、今年4月にはLA発の『800°DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA (800ディグリーズ ナポリタン ピッツェリア)』が新宿にオープンした。人気の背景には、ファストフードのような手軽さで、本格ピッツァが食べられる点などが挙げられる。

ローマ発の新感覚ピザの世界初進出は、なんと日本!

そんななか、ローマ発の新感覚ピッツェリア『TRAPIZZInO(トラピッツィーノ)』が4月29日、東京・吉祥寺に2号店をオープンした。店名にもなっている“トラピッツィーノ”とは2008年ごろにローマで生まれ、三角形の生地の中にローマの郷土料理が入っている、ピッツァとサンドウィッチを融合させた料理。ワンハンドで食べられる手軽なピッツァである。この吉祥寺店にはイタリア大使館関係者も来店し、店内の雰囲気と、本場さながらのトラピッツィーノを食べ「ここはローマそのものだ」という名言まで出たらしい。つまり、本場イタリア人が認めた味ということ。

ちなみに、『TRAPIZZInO』が世界初出店に選んだのは、なんと日本の石川県。今年2月に、記念すべき1号店である金沢本店がオープンし、今回が国内2号店目となる。今後はNYやLA、ロンドン、パリ、シンガポールなどでもオープンする予定で、いま世界各国で注目を集めているピッツェリアだ。

意外にも素朴な味わいのトラピッツィーノ

オープン3日目に、吉祥寺店へ行ってみた。「Ciao!」という気さくな挨拶で出迎えてくれたのは、TRAPIZZInOの創造者で、ローマ本店のシェフ・StefanoCallegari(ステファノ カッレガーリ)さん(写真右)たち。オープンから3日間は、現地から来日してくれたそうだ。

生地は、イタリアから直輸入した小麦粉と天然酵母を使用し、注文が入ってからオーブンで2度焼きするので、外はカリッ、中はモチっとした食感になっている。かぶりついたときに「カリカリ」と音が響くのが心地よく、生地だけでも食べたいぐらいだ。ローマで数カ月にわたり、本店のシェフのもとで修行した料理人が、生地を作っているという。生地も具材もすべて無添加で、具材はレギュラー5種と、日替わりが2種の計7種類から選べる。

本場ローマ店で1番人気のメニューは「鶏のカッチャトーラ」。ローマ北部伝統の煮込み料理で、ローズマリーと白ワインビネガーで仕上げたさわやかな酸味と塩気の効いたソースが鶏肉を包み込んでいる。ひと口サイズにカットされた鶏肉がゴロゴロと入っているのがうれしい。

2番目に人気なのは「ナスのパルミジャーナ」。オーブンで焼いたナスをトマトソースで煮込んだローマの家庭料理で、バジルソースとチーズがトッピングされてある。ナスの自然な甘みが生きた、やさしい味わいだ。

この日の日替わりメニューは「牛肉のズィギ二」。アフリカがイタリアの植民地の時に伝わったとされる牛肉のスパイシーな煮込み料理で、牛肉を“ベルベレ”という唐辛子などの香辛料でもみ、トマト、玉ネギと一緒に煮込んである。じっくりと煮込まれて、柔らかくなった牛肉は、あとからピリっとしたほどよい辛みがやってくる。イタリアでは、これを「激辛」に分類するほどの辛さだそうだ。

“ローマの郷土料理”は、意外にも素朴な味わいで、どれも食べごたえはあるが、胃もたれするような重さはない。このトラピッツィーノは、あっさりしたビールと好相性で、イタリアでは瓶のままビールをラッパ飲みするのが主流らしい。瓶からそのままグビッと飲みながら、イタリアの味を感じよう。ワインなど、今後はアルコールのラインナップを増やしていくそうだ。

店内には、テーブル席とカウンター席あわせて17席のイートインスペースがあり、テラスにはカウンター席が6席。テイクアウトも可能で、簡易包装かボックス(+100円)から選べる。ホームパーティなどの差し入れにもオススメだ。

イタリア大使館お墨付きの『TRAPIZZInO』。今後は世界各国でオープン予定なだけに、グルメ通はぜひ食べておきたい。

(取材・文/名久井梨香)

<メニュー>
鶏のカッチャトーラ 700円
ナスのパルミジャーナ 650円
牛肉のズィギ二 850円
ビール 520円
※価格すべて税抜

TRAPIZZInO(トラピッツィーノ)

住所
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-14
電話番号
0422-27-2620
営業時間
11:00〜21:00(L.O.:20:50)
定休日
なし
公式サイト
http://trapizzino.co.jp/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。