六本木の肉の店を褒めた。【連載】友里征耶が「褒めた」店その3

時に「過激なまでに辛口すぎる」レストラン評論で論争を巻き起こす、友里征耶氏。罵詈雑言すら厭わない彼が褒める店とは?「珍しく」褒めた店を氏の目を通して解説していただく。

2015年12月30日
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六本木の肉の店を褒めた。【連載】友里征耶が「褒めた」店その3
Summary
・ブランド豚を比べて味わえる
・100名以上の大箱ゆえに使い勝手よし
・友里さんも時々訪れる

またまたはじめにお詫びを申し上げなければなりません。
本業含めた一身上のバタバタに加えて海外出張もあり、お約束していた日から大幅に遅れる更新となりました。
今後はこのようなことにならないよう気をつけますのでご勘弁ください。
(※編集部注。友里さんに原稿をいただいてから、こちらで素材を準備するのにさらに時間がかかってしまいましたこともお詫びいたします)

大箱なブランド豚しゃぶ店

今回紹介するのは、豚肉に拘りを持つ「豚組」グループの豚しゃぶしゃぶ店。
もともとは西麻布の居酒屋からスタートしたと記憶しておりますが、立ち飲み屋や高額とんかつ屋を経営している株式会社グレイスが六本木の地に100名以上のキャパで開いた「豚しゃぶしゃぶ」の店であります。

オープン当初はこんな大キャパでやっていけるのか、豚肉のしゃぶしゃぶで個室をいくつも設けて利用客がいるのかなど懸念していた友里ですが、どうやらそれは危惧に終わったようで集客は現在でも順調のようです。

豚肉に拘りを持つと宣言しているので、しゃぶしゃぶ用に用意してある豚肉はすべて銘柄豚だとか。
スタンダード、プレミアム、特撰銘柄と3ランクの豚を用意したコースがいくつか設定されていますが、友里のオススメは、飲み放題&食べ放題コース(ホール限定4名以上5,900円)か、シンプルな食べ放題コース(豚のランクによって3,700円、4,600円、5,400円)の2種。

飲み放題を付けると豚の種類がスタンダードに限定されますから、ちょっとプレミアムな豚肉を食べたい人には飲み放題をはずして豚肉の選択肢を増やす食べ方もよいのではないか。
この店、ビールはそれほどでもありませんが、ワインはスパークリング、白、赤ともは2,900円均一(ニクに引っかけて2,900円なのか?他にもっと高いワインもありますが)。
焼酎や日本酒の値付けもそれほど高くないので、飲み放題で酒類を限定する必用もないと考えます。

他に、豚肉をベースにしたツマミ料理がついているコースもあるのですが、豚しゃぶ以外にもツマミなどを食べるなら、シンプルな食べ放題コースに好きなツマミ(コロッケや叉焼、馬肉料理もある)をアラカルトで頼んだ方が効率的であると判断しております。

豚肉のランクは、予算に合わせて選択してください。
食べ比べると確かに味の違いがわかるのですが1種だけ食べたなら、塩だれ、ゴマだれ、ポン酢、そばつゆと用意された「たれ群」のバックアップもあって、皆美味しく感じてしまうからであります。

大箱な店ですので、ホールでは会社の歓送迎会や懇親会、グループ用の個室では合コンなどに利用するのが効果的なお店。
2名用の個室もあるようですが、この雰囲気と料理内容ではカップルが個室でしっぽり過ごすのは難しいと考えます。

豚組 しゃぶ庵 (ブタグミ シャブアン)

住所
〒106-0032 東京都港区六本木7-5-11 2F
電話番号
03-5770-4821
営業時間
11:30~L.O.14:00、18:00~L.O.23:00、土・日・祝17:00~L.O.22:00
定休日
定休日 無休
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/a585202/
公式サイト
http://www.butagumi.com/shabuan/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。